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地上と宇宙のライドシェアに向けて

UberやDiDiなど、いわゆるライドシェアを目指した企業が徐々に業績を回復しています。

ただ、実質は乗合い(ライドシェア)ではなくアプリでタクシー(か契約者)を呼べるサービスで、日本でも同様です。

この数年実証の跡はあるようですが、まだまだ法的に日本では×なようです。ただ、Taxi会社も「Go」というUber的なサービスを立ち上げていますね。ドライバーは正式なTaxi免許を持った方です。

さて、目を空に向けると、宇宙でもライドシェアサービスはすでに始まっています。

要は、ロケットで一緒に乗りましょう、ということで人工衛星や宇宙船を製造する企業をお客様としたエージェントのようなお仕事です。

有名な企業をあげると、Spaceflight、ExolaunchD-orbitなどがあります。

そのライドシェアの車に相当する「ロケット」の中で有名なのはSpaceXで、Rideshareチームも存在します。

2022年に、そのチームからSpaceflightに対して利用停止通達が出され、ニュースになっています。

細かい事情まではSpaceXは明かしていませんが、どうも過去にその乗合いサービスで燃料漏れ騒動が起こったことが原因ではないかとされています。

Agentに頼っている人工衛星企業も結構ありますので、Agentを選ぶリスクも結構高そうですね。

ちなみにこのSpaceflightは日本企業が最大株主でした。そしてつい最近、この企業が宇宙船を営む企業に買収されたことが発表されました。

もともと宇宙輸送を手掛けていたので、より広い範囲でサービスを展開するのでしょう。いずれは宇宙でもプラットフォーム合戦が進むのかもしれません。

そして、「乗合い」といえば日本の基幹ロケットH3でもこんな話題が提供されています。

1回目のテストで「だいち4号」も犠牲になったことで2回目の搭載は見送り、その代わりに人工衛星積みたい方は募集ください、という話です。

要件の1つが50kg級とのことで、ここまで人工衛星は小型化が進んだのか、と改めて驚いた次第です。

すでに開発終了が条件なので今から、これからの方は難しいかもしれませんが、あのH3に搭載される可能性があるだけでもわくわくしますね。

以前に紹介したとおり、人工衛星は民間の素人集団でも打ち上げた実績はあります。

誰もが気軽に宇宙への想いもシェアできる世の中になったらいいなと感じた今日この頃でした。

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