人生の役作り

人生には、その時にしかできない

役がある。

例えば、シェイクスピアの

ロミオとジュリエット

ジュリエットの設定年齢は、

原作では、13歳。

なかなか、30歳を越えてジュリエットをやるのには、無理がある。

逆もしかり。

こちらも、シェイクスピアのマクベスより

マクベス婦人。

自分の夫に、上司や友人を殺すように企てる役。

この役を、20代で演じきるのは、かなり難しい。

学生の役、母親役、おじさんの役、老人の役

それぞれ演じることができる時期は、

限られている。

大スターでも、歳はとる。

いつまでも、若さにしがみつかないで

歳相応の役を演じることができる人が

重宝されるのではないだろうか。

ただ、舞台の放浪記のように

学生時代から一人の俳優が演じなければならないものもあるので

俳優は、大変な職業である。

私は現在、太った中年のサラリーマン役の役作りに励んでおりますので

オファーお待ちしております。

甘いものを食べ続けなければ、

役作りのために。