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「ねぇ聞いて聞いて、昨夜すっごく面白い夢を見たのよ」って聞きたくないよね~だから書きおこしてみた:夢の世界

他人の見た夢の話し聞かされるのはつまんない。だからそれを読めるようにしてみたらどうだろうかと、目が覚めたときにスマホに書き留めて、情報を整理して構成と校正をしながら書きおこしてみた。

(2024年3月22日更新)



夢~壱「みんなが何かを探してる」

夢~壱

みんなとイタリアを歩いている。故郷の百貨店の前みたいな場所。屋台みたいなとこで多くの人が何か食べてる。NHKでやっている町歩き番組みたいだ。僕は歩いている・前を向いて。

通りの奥から警察が来た。間抜けなヤツだ。訳もなくボクをおいかけてくる。追いかけるから逃げる。
どこを逃げてるのだろう、そのうちにお菓子屋へ入ってカヌレを買った。プレーンとチョコを買っていると、突然に『みんながいない』と思いつく。「みんなー」って叫びながら町の中をさがす。
みんなってだれ?と思っている間に、探してるのが「腕」になっている。

街はずれの浜辺ではテレビ局のマラソン大会があるようだ。「とむやそゎやざつ」さん、「たっちゃんさん」さんやらが走っている(誰だそれ?)。途中からコースがかわっていると騒いでいる。

あれ?「いくちゃん」がいない。探すけどいないのだもの。そう言っていると「なぎちゃん」が一緒にさがしはじめている。そこは線路横の店の二階。窓からぶら下がって通りに降りる。「かっちゃんさん」に「電話しよう」と思うが電話番号がわからない。先の方に「いくちゃん」がいた。みんなとなんか作ってる。「応援しなくちゃ」って言いながら何かを作っている。
そこは僕が生まれ育った地元の街。あれ?僕の車がないぞ。車がない!

(2021年7月5日)


夢~弐「年末の雪の夜に見えたもの」

年末の寒い日、住宅地にある踏切の横を歩いている。風が冷たく、心地よい静けさが漂っている。

お寺の下にある小さなスーパーマーケットで閉店作業をしている人たちがいる。その中に「ヨコヤマ」さんがいて「今日まででした」と挨拶して店を出て行った。営業時間が終わりらしい。みんながさっさといなくなる。店の中の電気は消えていないし、鍵もない。看板灯りを消すためのタイマーもセットされていない。あ、自分はこの店のマネージャーなんだ。

店では、隣の花屋の長身の女性が寄ってきて、花屋のくせに「花をくれ」と言う。私は「ない」と返事する。「正月の生け花は一週間持てば良いよ。どうせ花市場が開かないから」とことわる。

スポーツカーの男性がやってきて「買い忘れた」と言う。何が欲しいのかの質問もせず私は「店は閉まっている」と答えて歩き出す。

歩く先には大きな陸橋。遠くには夜の街が見える。陸橋を渡りきると大きな交差点があり、交差点の信号を無視して渡る。横をネコが全速力で走って渡る。見上げると雪雲が広がっている。夜だから車の光が流れて見える。大晦日に雪が積もっている。

閑静な住宅街を歩いて「交通局」に行く。雪の中で仕事している人たちがいた。電線の仕事をしている人がいる。彼らは『パワースーツ』を着て雪を落とす仕事をしていたが電線から落ちそうになる。警察のパトカーがやって来る。パトカーの中には『雪女』が乗っている。裸の女性の背中だ。イロジロダケドなまなましい。いつの間にか彼女はベッドにいる。どこのベッドだかわからないが、私はその光景を真上から眺めながら、ベッドに横たわっている人物が誰なのかを考えた。

(2022年12月3日)


夢~参「たまちゃんは人なのか猫なのか」

夢~参

冷たい雨が降る夜の街。
街路灯が雨を線に見せている。
「上馬場町通り」と書かれた狭いアーケード。居酒屋はその通りの中のさびれた家屋の二階にある。「タマちゃん」と来たのは何回目なのだろう。

窓からのぞく下の通りには人がほとんどいない。ちょっと可愛いけれど物憂さげな店員は「ずっとコロナでお客が少ない」と言う。あんがい流行っていた「隠れ家の雰囲気」を売りにしていた店だったはずだ。
この店に久しぶりに来たけれど、他にいる客はカップル2組だけ。みな小声で話し、食べている。
「無国籍料理」とかいうけれど、タレまみれの唐揚げを刻んで野菜と生春巻きの皮で包んだり、ミートパイのようなものにタルタルソースをかけてハーブをのせたり、刺身をカルパッチョ風にしてチーズを散らして炙ってみたり。見た目をちょっとひねった料理と少量の酒で時間を潰す。

店の外に出るといつの間にか店の前に救急車がいる。一階の店はなんだかイメージが違う。出てきた人がよその国の言葉。アジア?アラビア?英語圏?ちょっと違うっポイ感じ。
救急隊員がそこにいる女性を連れて行こうとすると店主らしき男性が激しい口調で何か言っているが、隊員たちも困惑してる風。たぶん「家族だ」と言ってるんじゃないかな…などと思いながら、その場を離れる。

角を曲がると大通り。路面電車の分岐がある交差点。

僕の好きな風景だ。大きな交差点の中央に電柱が立って、三方向に電線が拡がり、その下に軌道が同じように三方向につながる。電線が蜘蛛の巣のようで、その下の軌道を走る電車はさながら蜘蛛である。

軌道は雨に濡れて、交差点の明かりを照らしてはっきりと町の雰囲気を伝える。
いつの間にか後ろを歩いてきた「タマちゃん」に振り向いて「家まで送るよ」と声をかけながら歩く。「タマちゃん」は華奢な身体の同僚らしい。彼女の家は歩いてほど近いが、家がまばらな場所にあるから送るのだと。

「タマちゃん」の家に向かう途中には白い塀が続いている。自動車会社の建物だと「タマちゃん」が教えてくれた。たしかに塀の中にそれらしい人たちがいる。明かりのついている何カ所目かの入り口に入って反対側から出る。たまちゃんは中にいる店員らしき人影に会釈した。普段から通り道として使わせてもらっているのだろうか。雨がちょっとだけ強めに降ってきた。

石蔵のある前で立ち止まった「タマちゃん」から「ありがとう」って言われる。「寄っていきたい」と伝えると「上がって行く?」の返事があったようだ。

門を入り石畳をすすむ。石の階段。両親は石蔵じゃない方にいるようだ。石蔵の中に入ると奥に階段がある。二階に上がりロフトのような部屋。

部屋の中央に炬燵がありその上に「タマちゃん」がニコニコして正座している。いつ間に先にいる?

石蔵の下の引き戸が開いて、お母さんらしき人がこちらに向かって声をかける。妹(?)らしき女の子が笑いながらなにか言っている。横になって阪神だけを引き戸から出したままのお父さんが上を見ながら何かいっている。

三人が何を言っているかは聞き取れない。外の雨の音は石倉の中まで響いてくる、上を見ると屋根がない。雨音だけで雨は降っていない。
「タマちゃん」はニコニコ笑顔で僕を見ている。いつの間にか「タマちゃん」が猫になっている。

(2023年3月10日)


◆夜中に見た夢をスマホに書きとめて、清書してみた。訳が分からないね。人の夢の話を聞くほどつまらないことはない・って誰かが言っていたけれど、自分の夢の話しをまとめて文章にするのもつまらないね。同意いただけたら「すき」を押してください。夜中に目覚めたときにスマホで書き留める励みになります。


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