鼓童

ダンサー。ダンス作家。振付師。演出家のひよこ。映像監督のひよこ。趣味アコギ。姿勢正して…

鼓童

ダンサー。ダンス作家。振付師。演出家のひよこ。映像監督のひよこ。趣味アコギ。姿勢正して力抜く。

最近の記事

「ぼくのお父さん」を超絶オススメしつつ、UberEats配達中にお父さんの背中を感じた、4度目の緊急事態宣言の夜。

カラテカの矢部太郎さんが、最近漫画家としてブレイクしているのを知っていますか? 率直に言います。 現在、ぼくが全宇宙にオススメしたいマンガ第1位です。 いや、やっぱりウソです。 この自分の熱量が共感されないのが怖くて、あまりオススメできません。。 でも、共感できなくても共有したいのでオススメします。 実際めちゃくちゃ売れている本です。大絶賛されてます。この本が売れる世の中で良かったと思います。よく目にする感想は「ほっこりした〜」「可愛いー」「笑ったー」など。 ぼくは

    • 近況報告と、UberEats配達員初日に謎のプレゼント交換をした話。

      またまたお久しぶりです。 久しぶりにこのアカウントで書きたいなぁと思ったことがあったんですが、その前に近況報告をしますね。 だいぶ前に、弱さくんとの冒険を始めるという記事を書きました。 それはね、えーと、まだ続いてます。エヴァは終わったというのに、ぼくの中のシンジくんはまだ体育座りでうずくまってます。 そんで、もーこりゃダメだ、と思って、ぼくはいっかい「松田鼓童」を諦めました。 そんで、noteに新しいアカウントを作って、そこで書くことをはじめました。 これがまぁ

      • 生きているぼくは、もう少し笑顔を増やそう。(舞台感想:AVANCE)

        「死を悼む」ということをやるときに、お気持ちをSNSで表明するのが好きじゃありません。 なぜなら、どんなに辛くとも、それをポンっとネットの海に放ったが最後、悼みを「消費」させてしまう気がするから。 心にいついかなる時も穴は空きますが、せめて人の居なくなった穴くらいは手の届く範囲のなかで、埋めていきたい。 ネットとはあらゆる可能性だからこそ、「放つ」と「留める」は用心深く精査していきたいのです。 今日は、友人の死を悼み、いまを生き、舞台に立ち踊っていた人達のことについて書

        • 達者でな。

          どうもお久しぶりです。 えーとどれくらいぶりでしょうかね。おおよそ1年ぶりです。 あれから心は良くならず、1年くらい前に書いた、意志ゼロからの冒険、というのは自分の中でまだ続いています、が、自分のなかの弱さくんがもーあまりに弱すぎて、あの記事でも「たぶん負けると思う」と書いてますが、想像をはるかに上回って、というか日に日に増して、想定の105倍くらいの感じで負け越してます。 note更新し続けられませんでした。 この8ヶ月くらいどうしても、「発信しよう、表現しよう」と

        「ぼくのお父さん」を超絶オススメしつつ、UberEats配達中にお父さんの背中を感じた、4度目の緊急事態宣言の夜。

        • 近況報告と、UberEats配達員初日に謎のプレゼント交換をした話。

        • 生きているぼくは、もう少し笑顔を増やそう。(舞台感想:AVANCE)

        • 達者でな。

          雑感:ケニアの編みバッグを買うという「貢献感」に癒しを求めて。

          近所にあるこじんまりとした雑貨屋さんで、ショッピングバッグを買った。 きょうはもうこれで何度めかの「糖質制限の続かなかった日」で、おなかの底のほうからズシズシと響いてくる罪悪感にも、昨日からつづく体調の悪さにも、だいぶ気分をブルーに塗りこめられている。 もういっそということで甘めのレモンサワーを買い、公園に座って飲みながらこれを書いている。ショッピングバッグが可愛いので、これについて書きたくなったのだ。 可愛い。 レジ袋が有料化してからずっと、レジにいくたびに「またやっ

          雑感:ケニアの編みバッグを買うという「貢献感」に癒しを求めて。

          もう一度、ダンスと出会った。舞台の感想:InteraXion vol.1

          舞台を見てきたので、風化しないうちに書いておく。 久しぶりにダンスのことについて書くなぁ。 ぼくはずっとダンスをしたり振付するひととして働いていたのだけど、去年の8月に怪我の手術をして、それからだましだまし踊ったものの、コロナがきたり、なんやかんやあって、ダンスから距離を置くようになった。 コロナというものがどういうものでどうしたらやっていけるのか、世界中が必死になっていたこの数ヶ月。たたかう医療従事者やたくさんの人のことを考えながら何もできなかった自分をうじうじと恨み

          もう一度、ダンスと出会った。舞台の感想:InteraXion vol.1

          自殺を選ぶことはよくないこと?

          前の記事で書けなかったことを書く。 僕はよく死にたいなという気持ちになる。しかしメンヘラという言葉で揶揄されるから、死にたいと思うことは病気で、よくないことだと思ってきた。少なくとも普通じゃないのだと。そんな気持ちは早く何かしら治療しなければいけないものだと。 僕が出会ってきた人と比較しても、僕はかなりの軟弱者で、死にたい理由もうつの時は病気ですで済むが、考えてみれば、元気に生きている時でも死にたいと思う時はあった。ふと思い出すみたいに、首を吊ったり線路に飛び込む自分を思

          自殺を選ぶことはよくないこと?

          イメージとは着色料である。

          めんどくささを覚えつつも、ほぼ毎日瞑想をしています。禅、マインドフルネスの本を読んだりyoutubeを聞いたりして、自分の中でちょっとでも腹落ちさせてやるとまた、体験が少しずつ変わってきてます。 なんにもならない。おもしろい。 調身、調息、調心。只管打坐。 「人間って、心の中になんてたくさんのものをしまっているんだろう。なんでたくさんのものを忘れてしまえるんだろう。」 FF7のティファのセリフです。思い出すだけでなぞに涙腺がゆるむ。 「世界はイメージなんだって。他の人

          イメージとは着色料である。

          そのアイドルは蒼ざめた10分後に、笑いかけてきた。忘れられない顔②

           書き殴りたい文章は日々窒息しそうなほどあるのに、書き届けるべき文章はその中にひとすくいもない。でも、送りたい何かが、もやもやと存在している。だから本を読み、文章を書く。続けていたら何か思うだろう。その何かが重要だ。 -------------------------------------------------------------------------------------------- 定期的にフラッシュバックしてしまうあのひとのあの表情、みたいなの、あなた

          そのアイドルは蒼ざめた10分後に、笑いかけてきた。忘れられない顔②

          「弱さくん」の召喚。君の中の「弱さ」と良き友人になろう。彼も、君の心強い友になってくれる。少年ジャンプの信念。

           「わたしは弱い人間だ」 と、思っているそこのキミ。ちょっとの時間付き合ってみないか?今から何を話すかっていうと、僕自身の「弱さ」に対しての向き合い方を、具体的に宣言していこうと思ってる。この「求められていない自分語り」という禁断のジャンルを恥ずかしながら展開しようかと思っている。相当つまんなそうな予感はびんびんするけど、でもまぁキミが自分のことを、特別に弱い、とおもっているなら、ここにもいるそんなやつが、なんとかしようと足掻いている一つの例くらいにはなると思う。それ以上の

          「弱さくん」の召喚。君の中の「弱さ」と良き友人になろう。彼も、君の心強い友になってくれる。少年ジャンプの信念。

          目の前で美容師さんが泣いた。理由はずっとわからない。

          ゆっくりした時間をいま生きている。 もし世界の喜びを増やすか哀しみを減らすかを選択するとしたら、僕は哀しみを減らすほうに自分の全命を使いたい。 世の中に、特にインターネット上に「善い言葉」が増えればいいと思っているので、頑張ってそれを訓練しようと、noteをはじめています。 でも、書きたい欲はあっても書くべき言葉が一向に、全く見つかりません。ぼくの表現力では歯を立ててもボロッボロになる世界の現実が、いよいよ押し寄せている。ぼくは無益な言葉をつらねる。いつかこの無益さから脱する

          目の前で美容師さんが泣いた。理由はずっとわからない。

          政府が出した補助金制度でフリーランスのぼくが使えるのはどれだ。そして、なんで政府は現金一律支給しないんだろう?

          来月生きるお金がないんだ!国が何もしてくれないんだ!外国では一律に数十万配ってるのに!お肉券て!マスク2枚て! その気持ちは大事だよ。みんなそれぞれ自分の1票を大事にして、投票には行こう。 さて、政府が一律に給付しないことはめちゃくちゃに批判がある。 でも何もしてないは確実に違うだろと僕は思った。でも、政府はこんなことしてるよ!はいえなかった。 じゃあなにをしてるんだろう?   ぼくはフリーランスでダンスを教えたり、振付けしたり、舞台を作ったりして生計を立てている。知り

          政府が出した補助金制度でフリーランスのぼくが使えるのはどれだ。そして、なんで政府は現金一律支給しないんだろう?

          梅棒『OFF THE WALL』個人的感想。

          梅棒『OFF THE WALL』感想をレポートちっくに書いてみる。 ひとりの振付を生業とする者のあくまで個人的意見だ。 以前みた梅棒の舞台で(確か超ピカイチだったと思う)ハッと気付いたことがある。 ”梅棒の振付は、ハッピーを基準に作られている” 「観客」と一括りに語られることも多いが(「社会」とか「世間」とかもそうね)当たり前だがその席に座るのは様々に心を持ったひとりひとりの人間である。素直な人も、やっかいな人もいる。僕は梅棒がラスティネイルや箒星を踊っていた頃から

          梅棒『OFF THE WALL』個人的感想。