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飲食店で働くのは不人気なのに、お店を持ちたい人はやたら多い件について

パンデミック下では飲食店の相次ぐ閉店が報道されるなどしましたが、一方で新たに開業した件数はそれほど激減しているわけでもないようです。

下のサイトで業種別の新規開業数ランキングを見てみると、コロナ禍で多少なりとも減ってはいるものの、「居酒屋」「飲食店」は概ねトップ5をキープしています。

近所を歩いていても、辞めてしまったお店の跡地はほとんどすぐに決まっている状態。やはり飲食で独立したい人って多いんですね。


一方で「雇われて働く場」としての不人気ぶりも、飲食業はトップクラスです。

ネットを検索すると、ブラック業界ランキングで飲食がトップに上がっていたり、就職したくない企業ランキングでも大手飲食チェーンの運営会社の名前がズラリと並んでいます。

つまり、従業員として働くのは嫌だけど、開業したい人はやたらと多いのが飲食業。

なんだか奇妙な感じですが、修行をほとんどせずに、飲食未経験(=独学等)で開業を目指す人が増えていることからもこの現実が実感できます。

でもちょっと考えたいのは、雇われで働くことを避けたからといって、雇われのデメリットを独立でうまく回避できるのか?ってとこなんです。

なぜこんなにも飲食業界で働くことが不人気なのか、なぜブラックになってしまうのか。この点を知っておかないと、けっきょく独立しても、雇われの人が感じる働きづらさと同じつらみを味わうことになってしまうんですよね。


なぜ飲食での独立が人気なのか

そもそもなぜ飲食で独立するのが人気なのでしょう。しかも未経験で。私の予想ではこんなところです。

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