こぼば野史(K. Kobayashi)

今はどこかの大学の4年生。 歴史学(東洋史)を専攻し、魏晋南北朝時代を専門とする。 高…

こぼば野史(K. Kobayashi)

今はどこかの大学の4年生。 歴史学(東洋史)を専攻し、魏晋南北朝時代を専門とする。 高等学校教諭第一種免許状(地理・歴史、公民)取得予定。 https://www.instagram.com/kobakai412/

マガジン

  • 趣味の話 御朱印集め篇

    趣味の1つである御朱印集めの記録。同時にその寺社仏閣の紹介もしている。ヘッダー画像は、神仏習合の代表例でもある、日光山輪王寺は本堂の日光三所権現本地仏。

  • 趣味の話 読書篇

    日々の読書記録。本棚紹介が随所に附されている。 ヘッダー画像は「ジョフラン夫人のサロン」

  • 西晋王朝 先行研究覚え書

    大学の卒業論文の先行研究として、また日本人に三国時代後の歴史を知ってもらうために纏めたもの。

最近の記事

大学4年間に寄せて 第二回

はじめに 前回の投稿から1週間ほど経ってしまった。あとひと月で社会人になるので、準備が忙しい。こんなことは言い訳だろうか。  この記事を書こうと思い立った所以は第一回に記したので、早速本編である。  今回は4月~5月のことを書こうと思う。 第一回はこちらから。 肆月 入学して早々にあったイベントとして想起されるのは、宿泊研修である。正式名称は何だっただろうか。確か巷では最初に仲良くなった友人3人とは「研修旅行」とか言っていた気がする。  場所を記してしまうと、私の所属し

    • 大学4年間に寄せて 第一回

      はじめに はい、こぼば野史です。  お久しぶりになってしまった。前回の投稿から5ヶ月ほど経ってしまったようである。  というのも、大学生、しかも4年生である身なので、卒業論文に勤しんでいた。12月上旬の提出、無事に提出できた。1月末には口頭試問もあり、それも合格した。2月中旬には、4年生で取得した科目の成績発表があり、学科の卒業認定単位数を取得し、卒業できる。さらに、教職課程の単位数も取得したことによって、教員免許を獲得できる。  さて、ここからが本題である。タイトルに

      • 趣味の話30 御朱印集め(4)

        はじめにはい、こぼば野史です。 お久しぶりである。 なんと、前回の投稿から3週間ほど空いてしまった。このシリーズについては、前回の投稿からは1ヶ月以上空いてしまった。 いやはや、自分の習慣の付いてなさに飽き飽きする。 まあ、プライベートなものなので、別に悪いとは思っていない。好きな時に、好きなものを発信していこうと思う。 これは、noteを始めた時から変えるつもりはないスタンスである。 1.鎌倉に行ってきました2021年10月15日は、理由あって神奈川県は鎌倉を観

        • 29.趣味の話⑰ 読書(12)

          はじめにはい、こぼば野史です。 とても久しぶりの投稿になってしまった。 前回の投稿日が9月11日なので、およそ2週間ぶりの投稿である。 まず、ここまで投稿が久しぶりになると、今までどう書いていたか忘れかけてしまっている。しかし、パソコンが高スペックであるおかげで、挨拶はすぐに予測変換ができた。 確かここ最近の投稿の「はじめに」では、時事的なニュースや問題を取り上げていたと思うので、またそれを1つ。 情報化社会、AI活用に関する私見を若干述べようかな、と。 半年ほど前

        大学4年間に寄せて 第二回

        マガジン

        • 趣味の話 御朱印集め篇
          4本
        • 趣味の話 読書篇
          12本
        • 西晋王朝 先行研究覚え書
          4本

        記事

          28.趣味の話⑯ 読書(11)

          はじめにはい、こぼば野史です。 ここ最近、あいさつが思いつかない。 2021年9月7日(火)の日テレ系「News ZERO」を見ていたら、某ウイルスのワクチンに関するデマ報道研究のニュースを見た。日テレのニュースサイトを見たが、記事になってはいなかった。 このニュースを見聞きして、ふとこのことわざを思い出した。 悪貨は良貨を駆逐する。 ――グレシャム(イギリスの政治家、1519‐1579)―― 「グレシャムの法則」というものもあるらしい。 前回の「趣味の話 読書」

          28.趣味の話⑯ 読書(11)

          27.趣味の話⑮ 御朱印集め(3)

          はじめにはい、こぼば野史です。 数時間前に投稿をしたが、また投稿である。 まあ、先ほどは異なるシリーズであり、3日ほど温めていた投稿なので、連続で投稿できるのである。 今は文化放送「乃木坂46の「の」」、「日向坂46の「ひ」」を聴きながら作成している。何故だろう、このシリーズの投稿は2回連続でラジオを聴きながらの作成になっている。 それでは、早速本編に入ろう。 1.紹介する寺社仏閣今回紹介する寺社仏閣は、千葉県香取市にある香取神宮である。 いつも通り、先ずは「香取

          27.趣味の話⑮ 御朱印集め(3)

          26.西晋王朝④ 先行研究覚え書(3)

          (本投稿の)はじめにはい、こぼば野史です。 第4回にして、このシリーズの難しさに直面している。実はこの前に1つの論文を読んだものの、纏めきれずに消したものがある。 今回、纏める論文は、 小尾孟夫「晋代における将軍号と都督」(『東洋史研究』37巻3号、1978年、418-441頁) である。 あいさつがあまり思いつかなかったので、すぐに纏めようと思う。 一、以下、文中の語句は、論文の仕様に従うこととする。 一、論文は旧字体で書かれているが、本稿では新字体に改めた。

          26.西晋王朝④ 先行研究覚え書(3)

          25.趣味の話⑭ 読書(10)

          はじめにはい、こぼば野史です。 また一大シリーズ、「趣味の話 読書」篇である。 前回のこのシリーズは以下。 今回は新書のお話である。 1.今回紹介する図書今回、読了し紹介する図書は、井上文則『シルクロードとローマ帝国の興亡』(文藝春秋、2021年)である。 新しく購入した図書なので、証拠写真がない。 まあ、それでもこの後を読み、持っているのだと信じてくれ。 2.〈著者紹介〉井上文則とはこの図書の巻末には以下のように載る。 井上文則(いのうえふみのり) 1973

          25.趣味の話⑭ 読書(10)

          24.雑記 2021年9月4日(土)

          先ほど、ニュース番組を見ていたら、驚くべきニュースが舞い込んできた。 某ウイルスの抗体ワクチンを2回接種すれば、大規模イベントや会食への参加、旅行を容認する、というものだ。 しかもこの提言案を示したのは、政府分科会、詳しくはわからないが、政府お墨付き(逆を言えば、政府の良いように利用されてしまう)がある組織なのだろう。 分科会内で反対意見もあるようで、決まったわけではないが、個人的には猛烈に危険視している。 医療体制の逼迫(既に医療崩壊していると思うが)が取り沙汰され

          24.雑記 2021年9月4日(土)

          23.趣味の話⑬ 御朱印集め(2)

          はじめにはい、こぼば野史です。 「ナインティナインのオールナイトニッポン」を聞きつつ、これを書いている。先日、テレビでやっていたフジテレビ系「ラフ&ミュージック」の話をされていて、面白い。 まったく別の話だが、ふと日本テレビ系「News ZERO」を見ていたら、野球の試合にてワクチンを接種した人が優遇される措置が適用されているニュースを見た。 「ワクチン接種=正義」という国際的なリズムがいよいよ出てきた気がする。 このシリーズ、気づいたことがある。その寺社仏閣の縁起など

          23.趣味の話⑬ 御朱印集め(2)

          22.趣味の話⑫ 御朱印集め(1)

          はじめにはい、こぼば野史です。 今回から新シリーズである。 正直、歴史をよく学んでいる人間なので、この趣味を投稿するべきか迷った。しかし、この投稿が誰かの目に留まり、何か感じ入るものがあれば、と思ったので投稿しようと思う。 御朱印は去年からぼちぼち集めることが趣味になり始め、今では2冊終わり、3冊目に入っている。 1冊目は浅草寺の御朱印帳、2冊目は明治神宮の御朱印帳、3冊目は司馬大神宮の御朱印帳である。ここで見たように、既に3か所、どこに行ったのか分かってしまうな。

          22.趣味の話⑫ 御朱印集め(1)

          21.趣味の話⑪ 読書(9)

          はじめにはい、こぼば野史です。 お久しぶりになってしまった。 前回の投稿からおおよそ2週間も経てしまったようである。 予測変換にて「こぼば野史」という言葉が出てこず、割と焦った数秒前である。 まあ、色々あったがここで言い訳まがいの理由を述べるのはもう辞めておこう。聞き飽きただろうから。 タイトルにもある通り、2週間強かかって、また1冊の図書を読み終えた。 なので、今回はそのお話である。 因みに前回の読書の話は下記からご覧あれ。 1.今回紹介する図書読み終えた図書

          21.趣味の話⑪ 読書(9)

          20.西晋王朝③ 先行研究覚え書(2)

          はじめに(雑談と導入)はい、こぼば野史です。 またもや日が空いてしまった。 夏期休業レポートを書いていて、投稿ができなかった。アルバイトがお盆休みで何もなかったので、ここで総仕上げを行っていた。 おかげで夏期休業レポート全て提出し終えた。夏期休業があと1ヶ月ある中で全てのレポートが終わったのはこぼば野史史上初であった。 という話は置いておいて、今回は自己満足シリーズ、「西晋王朝」である。 今回纏めるのは、 越智重明「領軍将軍と護軍将軍」『東洋学報』44巻1号、1961

          20.西晋王朝③ 先行研究覚え書(2)

          19.趣味の話⑩ 読書(8)

          はじめにはい、こぼば野史です。 少し投稿の期間が空いてしまった。 前に空いた時は、アルバイトや大学のレポートが立て込んでいた、という半ば言い訳まがいの理由を述べたが、今回はそうではない。 単純に、完全に投稿を辞めていた。ネタがあるわけではないが、ないわけでもない。趣味の話は無数に続けらるので、そちらの話を投稿しても良かった。 はたまた、自己満足でやっている「西晋王朝」の投稿をやってもよかった。が、文章を書く気になれなかった。 というのも、大学のレポートを書こうとして、

          19.趣味の話⑩ 読書(8)

          18.趣味の話⑨ 読書(7)

          はじめにはい、こぼば野史です。 数時間前にも投稿したが、今度はまったく別ジャンルの投稿である。こぼば野史の中では割と人気のシリーズ(と言ってもまだ通算18回目の投稿なので、「人気とは」という感じだが)、「趣味の話 読書」である。 もしくは の続編的な内容になる。 とある図書を読み終えたので、そのお話を。 今回、読み終えて紹介する本は、 魯迅著、竹内好訳『阿Q正伝・狂人日記 他12篇(吶喊)』(岩波書店、1995年) である。 岩波文庫では赤(外国文学)に入る作品で

          18.趣味の話⑨ 読書(7)

          17.西晋王朝② 先行研究覚え書(1)

          はい、こぼば野史です。 前回から始まっている完全に自己満足なシリーズである。 はじめに今回から、先学の研究成果を纏めようと思う。今回纏めるのは、 越智重明「西晋の封王の制」『東洋学報』42巻1号、1959年、41-75頁 である。 一応、論文をメモする前に、越智先生の「封王の制」の前提となる、封建制について、毎度のことながら全国歴史教育研究協議会編『世界史用語集』(山川出版社、2014年)から引用する。 封建 周の統治体制。周は、拡大した勢力範囲を支配するため、一

          17.西晋王朝② 先行研究覚え書(1)