大学4年間に寄せて　第二回

はじめに

　前回の投稿から1週間ほど経ってしまった。あとひと月で社会人になるので、準備が忙しい。こんなことは言い訳だろうか。
　この記事を書こうと思い立った所以は第一回に記したので、早速本編である。
　今回は4月～5月のことを書こうと思う。

第一回はこちらから。

肆月

　入学して早々にあったイベントとして想起されるのは、宿泊研修である。正式名称は何だっただろうか。確か巷では最初に仲良くなった友人3人とは「研修旅行」とか言っていた気がする。

　場所を記してしまうと、私の所属している大学が特定されてしまう危険性があるので避けよう。当時は、日本の歴史にあまり興味がなかったので、正直鬱陶しいものだと思っていたのを覚えている。

　また、印象に残っているのが、行きのバス内での自己紹介だろう。かなり長い自己紹介をしてしまい――私が自己紹介をしている途中に、昼食処に着いてしまい、昼食後、また自己紹介を延々としていた――、所謂、黒歴史に該当するものになった。

　研修旅行は、というと、太平洋戦争下の建造物を見たり、城跡を見たり、博物館の一般見学者は立ち入り禁止の場所で、古文書こもんじょを見せて頂いたりしたと記憶している。上述の通り、当時は興味がなかったので、確かな記憶ではない。

　また、記録を辿ってみると、某系音楽サークルのお花見会に参加したのも、この頃だったらしい。多摩川の河川敷だったと記憶している。先輩方と話して、とても楽しかった。よくして頂いた。が、このサークルは1年足らずで行かなくなってしまった。

伍月

　最も印象の薄い月、といったら失礼だろう。

　記録を漁っていると、ゴールデンウイークに横浜中華街を訪れているようである。また、母校の県総体を訪れているらしい。

　大学生活では、肆月のサークルの件があり、エレキベースを購入したようである。これについては多少覚えている。当時、大学參年生の先輩2人と、そのサークルの定期演奏会で知り合い、仲良くなった同郷の友人の計肆人、渋谷にてベースを購入した。確か弐万円くらいした。当時、まだアルバイトをしていなかった身なので、とてつもない大金だった。

　買ったのは、私が好きなバンドUNISON SQUARE GARDENのベース、田淵智也さんが当時使用しているものと似たものである。ストラップは実際に田淵さんが使っているものを買った。

　しかし、今考えると、この大学生活肆年間、これ以上に大金を払って購入したものはない。これを書いている際に発見したことである。

　して、話を戻そう。そこから、渋谷の喫茶店に行き、何かと話した気がするが、それについては覚えていない。軽音楽サークルだったから、音楽談議に花を咲かせたのか、いやはや、私は先輩の1人と学部が一緒だったので、履修について話していたのか――学部が一緒だからといって、履修状況の重複がある、というのはほとんどない。学科や専攻という細かいカテゴライズが同じで初めて履修状況の重複が起こる、というのを知ったのは、いつだっただろうか――今となってはもう記憶にない。

おわりに

　今回はあまり内容が濃いものではなかった。自分でも驚きである。これなら、陸月や漆月まで書けたのではないか、とも感じる。が、字数が多すぎると、読まれないというのが現代の情報社会の定説であるらしい――にもかかわらず、スキャンダルなどの内容が濃すぎる記事は長いものでも読まれる。協調性を保とうとする日本人の嫌な部分である――ので、このくらいで止めておこう。

　次回の投稿はいつになるかわからないが、陸月と漆月、捌月の現在の暦でいう「夏」、旧暦でいう「秋」を書き連ねようと思う。