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趣味の話 読書篇

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日々の読書記録。本棚紹介が随所に附されている。 ヘッダー画像は「ジョフラン夫人のサロン」
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記事一覧

29.趣味の話⑰ 読書(12)

はじめにはい、こぼば野史です。 とても久しぶりの投稿になってしまった。 前回の投稿日が9月11日なので、およそ2週間ぶりの投稿である。 まず、ここまで投稿が久しぶりになると、今までどう書いていたか忘れかけてしまっている。しかし、パソコンが高スペックであるおかげで、挨拶はすぐに予測変換ができた。 確かここ最近の投稿の「はじめに」では、時事的なニュースや問題を取り上げていたと思うので、またそれを1つ。 情報化社会、AI活用に関する私見を若干述べようかな、と。 半年ほど前

28.趣味の話⑯ 読書(11)

はじめにはい、こぼば野史です。 ここ最近、あいさつが思いつかない。 2021年9月7日(火)の日テレ系「News ZERO」を見ていたら、某ウイルスのワクチンに関するデマ報道研究のニュースを見た。日テレのニュースサイトを見たが、記事になってはいなかった。 このニュースを見聞きして、ふとこのことわざを思い出した。 悪貨は良貨を駆逐する。 ――グレシャム(イギリスの政治家、1519‐1579)―― 「グレシャムの法則」というものもあるらしい。 前回の「趣味の話 読書」

10.趣味の話③ 読書(1)

はじめにはい、こぼば野史です。タイトル写真は東洋文庫ミュージアムのTwitterから。 既に今回のnote、何回目の投稿だっけ、となっている今日この頃です。 今回もまた趣味の話。ですがちょうど先ほど、とある図書を読み終えたので、そのお話をしようかと。 邦ロックの話も追々していくはずです。 第1章 宮崎市定『科挙 中国の試験地獄』中央公論新社、1963年本日、読了したのは、見出しに書いた通りこの新書、宮崎市定先生の『科挙 中国の試験地獄』です。200頁ほどなので、そんな

11.趣味の話④ 読書(2)

はじめにはい、こぼば野史です。 前回の投稿から24時間以上、というか最早48時間以上空いてしまった。が、別に気にしていない。スキを多くもらったり、レビューを稼ごうという目的でやっているわけではないので。これはどこかの投稿でも言ったな。どこやろ。 今回はこの記事の続き、というか読書の話。ただの紹介で終わらせたい。 私の本棚、敢えて名づけるならば、「こぼば野史文庫」とでもしておこうか、は今はこんな感じ。 いやはや、汚くて少し申し訳ない。 今回と次回は文庫本編。 出版社五十

12.趣味の話⑤ 読書(3)

はじめにはい、こぼば野史です。 見出し写真は「ジョフラン夫人のサロン」という絵画。啓蒙思想の時代らしい絵画である。思想討論、情報交換の場であり、文学談儀などもしていたそうなので、この記事に的確ではと思い、附してみた。 因みに、歴史上のサロンとは、 17~18世紀を中心にフランスで流行した社交場。貴族・上流階級の女性などが主催し、文人・学者・芸術家らが文化・思想について議論した。のちにフランス革命の指導者となる思想家たちの集ったサロンもあり、芸術家にとっては自身の才能を認

13.趣味の話⑥ 読書(4)

はじめにはい、こぼば野史です。 珍しく日が出ている時間での投稿である。 この記事の続きである。11はけっこうな数のスキをもらっているが、12のそれは通常運転である。この差はなんなのだろうか。 今回の「こぼば野史文庫」は四六版の図書である。計5冊の紹介である。 KADOKAWA持っているのは2冊、作者は同じである。 F『真夜中乙女戦争』(2018年)は、後述『20代で得た知見』の後に読んだが、発行年はこちらの方が先なので書いている。 タイトルの如く真夜中×乙女×戦争で

14.趣味の話⑦ 読書(5)

はじめにはい、こぼば野史です。 前回の投稿から、かなり日が空いてしまった。 一応理由を附しておくと、アルバイトが立て込んでいた。久しぶりに3日/週であった。これに付随して、古文の文学作品を整理する(品詞分解する)作業に追われていた。 それともう1つ、大学のレポートにも追われていた。 そして、note的にこの間にあった重大な出来事がある。「12.趣味の話⑤ 読書」がマガジン「みんなのおすすめの本」に収録された。どのようなギミックでマガジンに追加されるかは知らないが、若し読

15.趣味の話⑧ 読書(6)

はじめにはい、こぼば野史です。 今回にて「趣味の話 読書」は完結である。 前回の続き、新書篇の後半戦である。 前回の投稿はこちらから。 前回の投稿で述べた通り、中公新書5冊のみ紹介である。 中公新書最初に紹介するのは伊藤潔『台湾 四百年の歴史と展望』(1993年)である。 杏林大学大学院教授(当時)、東アジア政治史・東アジア地域研究が専門の著者による台湾の通史である。 「四百年の歴史と展望」という副題からわかるように、台湾の歴史は浅く、400年前から始まると言って

18.趣味の話⑨ 読書(7)

はじめにはい、こぼば野史です。 数時間前にも投稿したが、今度はまったく別ジャンルの投稿である。こぼば野史の中では割と人気のシリーズ(と言ってもまだ通算18回目の投稿なので、「人気とは」という感じだが)、「趣味の話 読書」である。 もしくは の続編的な内容になる。 とある図書を読み終えたので、そのお話を。 今回、読み終えて紹介する本は、 魯迅著、竹内好訳『阿Q正伝・狂人日記 他12篇(吶喊)』(岩波書店、1995年) である。 岩波文庫では赤(外国文学)に入る作品で

19.趣味の話⑩ 読書(8)

はじめにはい、こぼば野史です。 少し投稿の期間が空いてしまった。 前に空いた時は、アルバイトや大学のレポートが立て込んでいた、という半ば言い訳まがいの理由を述べたが、今回はそうではない。 単純に、完全に投稿を辞めていた。ネタがあるわけではないが、ないわけでもない。趣味の話は無数に続けらるので、そちらの話を投稿しても良かった。 はたまた、自己満足でやっている「西晋王朝」の投稿をやってもよかった。が、文章を書く気になれなかった。 というのも、大学のレポートを書こうとして、

21.趣味の話⑪ 読書(9)

はじめにはい、こぼば野史です。 お久しぶりになってしまった。 前回の投稿からおおよそ2週間も経てしまったようである。 予測変換にて「こぼば野史」という言葉が出てこず、割と焦った数秒前である。 まあ、色々あったがここで言い訳まがいの理由を述べるのはもう辞めておこう。聞き飽きただろうから。 タイトルにもある通り、2週間強かかって、また1冊の図書を読み終えた。 なので、今回はそのお話である。 因みに前回の読書の話は下記からご覧あれ。 1.今回紹介する図書読み終えた図書

25.趣味の話⑭ 読書(10)

はじめにはい、こぼば野史です。 また一大シリーズ、「趣味の話 読書」篇である。 前回のこのシリーズは以下。 今回は新書のお話である。 1.今回紹介する図書今回、読了し紹介する図書は、井上文則『シルクロードとローマ帝国の興亡』(文藝春秋、2021年)である。 新しく購入した図書なので、証拠写真がない。 まあ、それでもこの後を読み、持っているのだと信じてくれ。 2.〈著者紹介〉井上文則とはこの図書の巻末には以下のように載る。 井上文則(いのうえふみのり) 1973