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レシーブ苦手な初心者に必見!!練習方法・上達の仕方・ミスしないコツ🤟

卓球のレシーブは、相手の攻撃を防ぐために重要です。

しかし、「回転がわからない」「ボールが浮く」など、レシーブが苦手な初心者は多いです。

レシーブは、最も難しいとされる技術です。なんと相手がサーブを打ってから、ボールが自陣コートに到達するまでの時間は0.2〜0.5秒です(!)。この短い間に適切に対応しなければなりません。

今回はレシーブが上達するコツや、ミスをしない方法について解説させていただきます。

(1)回転を判断して同じ回転で                   レシーブする

卓球のレシーブでは、相手のサーブの回転を見極めることが最重要です。

そして、それに合わせた対処をすることで、苦手を克服できます。

❶回転の種類とそれに合うレシーブの仕方

まずは、サーブの回転の種類を理解しましょう。これには、下図のように9種類あります。

それぞれ、レシーブするすあなたから見て、上の図で示した矢印の方向に回転します。

サーブの回転は、相手が打つ瞬間、ラケットの面がボールのどこを捉えているかを見て判断できます。例えば、ボールの底(下)を捉えていれば下回転、あなたから見て左を捉えていれば左回転です。

最もレシーブミスをしにくいのは、相手の回転と同じ回転で打ち返すことです。一番基本的な方法なので、忘れないように注意しましょう。

❷回転がわからない時のレシーブの仕方

ただし、必ずしもサーブの回転を判断できるとは限りません。

もし相手がボールを打つ一瞬でわからなければ、その後どんなに考えても答えは出ません。

こうなったら判断は諦め、開き直って思い切りレシーブするのがコツです。

♦相手よりも強い回転をかけてレシーブする

回転がわからないときは、相手より強い回転をかけてレシーブしましょう。

相手サーブの回転がわからないゆえに、恐る恐る打つのはダメです。

しっかりと自分の回転をかければ、相手の回転の影響は受けません。

♦長いサーブはドライブやスマッシュで               攻める

台上で2バウンドしない長いサーブが来たら、ドライブやスマッシュで攻めましょう!

攻撃的なレシーブは、相手の回転を打ち消せます。長いサーブは積極的に打ちましょう。

❸コースを判断してレシーブする

回転と同時に、コースを予測することも重要です。

相手がサーブを打つ瞬間の、ラケットの面の向きで、ボールの曲がり方を予測できます。例えば右回転なら、ラケットの面はあなたから見て左を向いています。ゆえに、ボールは左に曲がって飛んできます。

下図のように、回転別におおよその軌道がわかります。

それから、相手コートでのバウンドからネットまでの、ボールの軌道をよく見ましょう。これからも、どのコースに来るのかがわかります。

❹長さを判断してレシーブする

加えて、相手コートでバウンドした場所と勢いから、サーブの長さを想像します。

相手コートでのバウンドが、ネットに近い場合は短いサーブです。反対に遠い場合は、長いサーブになります。

(2)レシーブの反応を早くする

回転やコースを判断すると同時に、反応を早くすることも大切です。

そのためのコツは、以下の通りです。

❶台から半歩下がった場所で構える

まずは、台から半歩下がった場所で構えましょう。距離をとることで空間・時間的に余裕ができます。

近くで構えていると、間に合わなかったり、体が詰まって打てなかったりします。

全てのサーブに対応できるよう、台から少し距離をとって構えましょう。

❷膝を曲げて姿勢を低くする

次に、膝を曲げることで、姿勢を低くして構えます。

こうすることで、足を早く動かせ、レシーブするまでに時間的余裕が生まれます。

また、体全体を使って打球しやすくなり、ミスを減らせます。

❸足から動かす

姿勢を低く保つのと同時に、足から動かすことを意識しましょう。

初心者にありがちなのは、腕から先に動かそうとすることです。それでは大きく動けず、レシーブに時間がかかります。

足から動かすことで、よりボールに近づくことができます。

(3)レシーブをより上達させるコツ

レシーブをより上達させるために、他にも抑えておきたいポイントがあります。

❶体の近くで打つ

安定した体勢でレシーブをするために、体の近くで打ちます。身長によりますが、肩からラケットまでの距離は、おおよそ30〜50cm以内にしましょう。

体から離れたところで打つと、雑になったり、力加減ができなかったりします。

体の近くで打つことで、しっかりと安定した打ち方ができます。

❷ラケットと顔を近づける

特に短いサーブをレシーブするときは、顔とラケットの距離を近くして打ちましょう。目安は、約30cmです。

そうすることで、姿勢がより低くなり、重心が下がるので体勢が安定します。

台が邪魔になって打ちにくい短いサーブは、こういったひと工夫が大事です。

❸ボールとラケットの接触時間を短くする

ボールとラケットの接触時間を短くすることも、コツの一つです。

弾くように打つことで、相手の回転から受ける影響を最小限にし、ミスの可能性を減らせます。

これも、レシーブを安定化させるために有効です。

(4)試合で究極に困ったときは

「レシーブできない」そういうお手上げなサーブに出会うこともあります。

これに惑わされていると、試合はすぐ終わってしまいます。そんなときの対処方法を、紹介させていただきます。

❶台の真ん中やミドルを狙う

左右どちらに飛ぶ横回転なのかわからないときは、台の真ん中や相手のミドルコース(利き手側の脇腹付近)を狙いましょう。

相手の回転がかかるため、左右どちらかのコースに返球できます。長さは短い方が、相手に強打されにくいです。

とにかくレシーブミスをしたくないときに有効です。

❷苦手なサーブこそ得意なフリしてレシーブ      する

苦手なサーブが来たら、「得意なフリ」をしながら、自信満々にレシーブしましょう。

相手は勘違いをして、そのサーブを出す回数が減ります。

こういったハッタリをきかせる駆け引きも、試合では重要です!

❸「決め打ち」も有効

レシーブでは、「決め打ち」も重要です。決め打ちとは、仮定して打つことを指します。

例えば、相手サーブを「横上回転だ」と決めつけて、思い切りレシーブします。

上級者になるほど、同じ回転のサーブを出し続けることはありません。なぜなら、対戦相手が慣れるのを避けたいからです。

よって、何回かに1回は、あなたが仮定した回転のサーブが来ると予想されます。全部は当たらなくても、そのときだけは返球できる、という理論です。

(5)卓球レシーブ練習の仕方

卓球のレシーブの練習は、まず正しい打ち方でできるように、回転・コース・長さを決めて一つずつ練習しましょう。

まずは、同じ回転のサーブを出してもらって、ひたすらレシーブを繰り返します。身についたら、試合と同じようにランダムに出してもらいましょう。

できなかったものは、また一つずつ練習します。

これを繰り返すと、頭で考えず反射的にレシーブができるようになります。

また、イメージトレーニングもとても有効です。普段から「このサーブのときは、こうする!!」と具体的にイメージしておきましょう。

♣まとめ

これまで解説してきたように、レシーブの上達のコツは以下の通りです。

❶サーブの回転、コース、長さの判断を              素早くする

❷回転に合わせて正しい打ち方でレシーブ          する

❸相手サーブの回転がわからないときは、          開き直って思い切り打つ

❹台から半歩下がって、低く構える

❺足から動かし、顔の近くで打つ

❻試合では「得意なフリ」「決め打ち」             も有効

❼普段からイメージトレーニングをしておく

レシーブが苦手な人は、とにかくちゅうちょしないことが大事です!!

次回は、 レシーブの構え・基本姿勢と戦型別の最適な立ち位置を紹介させていただきたいと思います。


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