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なんちゃってヴィーガン

少し前に約3ヶ月ほど中途半端にヴィーガン生活を試してみたことがある。

はやりに乗るには遅すぎるその行動。別にはやりはどうでもいいのだが、そのきっかけはNetflixで見たドキュメンタリー映画「The Game Changers」だった。

多分、この「The Game Changers」からのヴィーガン生活というパターンは割と多いんじゃないかと思う。「ためしてガッテン」を見て、翌日スーパーに塩こうじを買いに行ってしまう。まあ、それと似たような行動パターンだ。

「The Game Changers」という映画は、世界のトップアスリートの実体験、実話を中心に、フィジカル面におけるヴィーガンのメリットを検証・分析するドキュメンタリーで、早い話が「野菜しか食べてなくても、メッチャ凄い身体性能出せるんやね」となる内容だ。

その裏付けとして登場するのが、プロの格闘家や陸上選手、ウェイト・リフティングの世界王者、現在ぶっちぎりの実力を誇るF1ドライバーだったりするので、妙に説得力のある話として人々の「やりたくなったら止められない」心をくすぐるのだろう。


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若干世間の感覚とズレている私の場合、「The Game Changers」を観てヴィーガンやってみっかと思ったポイントは2つあった。

一つは誰の発言だか覚えていないが、映画の中で出てくる「ゴリラは草食動物なんだよ」という一言。たしかに草しか食べていないのに、筋肉の塊のようなあのガタイ。あのお尻。あの迫力。別にゴリラになりたい訳ではないが、アスリートがどうのこうのよりも、「ゴリラは草食」という言葉は刺さった。

そしてもう一つ興味深かったのが、肉を食べないと「勃起の持続力が高まる」という指摘。

これはあくまでもある実験の例として紹介されるエピソードなのだが、スポーツをしている大学生を実験台に、肉を食べた時と食べなかった時で勃起の回数とその持続時間を調べたところ、肉を食べなかった時の方が遥かに回数も持続時間も長いのである。

これは凄い! 

別に勃起の持続力に悩んでいる訳ではないが、分かり易い肉体的な変化として、この指摘は私の「やりたくなったら止められない」心をくすぐった。


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で、3ヶ月ほどなんちゃってヴィーガン生活を送ったところ、どんな変化があったかというと、

まず体重が6キロ近く落ちた。

これは最初の1ヶ月ちょっとで達成。最初の1ヶ月ちょっとはヴィーガン率80〜90%位だったと思う。割と神経を使って動物性食品を避けた。

それから、おならとうんちが臭くなくなった。

やっぱり食べ物が変わると違うもんだな。と実感。但し、ヴィーガン率が緩やかに落ち始めると元のなつかしい香りに戻った。

そして気になるあちらの方はというと、

ざーんねーん、実験のチャンス無し。

勃起の持続力を計るって、、、そう、やるしかないやん。。

映画ではセンサーを装着して測っていたが、私を衝き動かした持続力アップについては、残念ながら結局検証できなかった。

「やりたくなったら止められない」のに、やれない悲しさ。

ま、そこいらあたりの事情は色々あるのだけど、仮にヴィーガンになってとてつもない持続力を手に入れてしまうと、違う意味で悩ましいことになっちまうな。と真剣に思った。

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