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マネジメント

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#人材マネジメント

人財マネジメント全体像

人財マネジメント全体像

新年度が始まりました。
年明けから人事チームで次年度計画を策定し始めますが、全体像がないといけないので毎年同じような概念図を示しています。

これは人事コンサルタント坪谷邦夫さんの名著「図解 人財マネジメント入門」を参考に自社にあてはめて検討したものです。
これをみると各機能に矢印が向かう「評価制度・等級格付け」がど真ん中であることが理解できます。

当チームでは「評価制度が人財マネジメントの一丁

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歴史から組織の学び

歴史から組織の学び

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」(ビスマルク)

先日ある研修で「本能寺の変」から学ぶことは何かという問いかけがあり、まさにNHK大河ドラマでのタイミングもあり、よい学びになると思いました。

事件の真因は諸説あり、それによって学ぶところも変わってきますが、人間の本質、日本人の本質は500年経ってもそう変わらないという前提に立てば、組織マネジメントや上司の在り方を考えるうえでは非常に興味深い

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現場に出る意味

現場に出る意味

現場はお客さまとの最前線。
管理部門の管理職になると足元のマネジメントが忙しくなり、なかなかその現場へ足を運べないというのが実情です。
いや、そもそも現場に出る意味があるのかという逡巡もあります。

私は人事担当役員として2社経験していますが、ザックリいうと、
A社:役員は城(自部門)にいて城を守る
B社:役員は城下に出て対話
という違いを経験しています。

どちらがいいということではなく、経営の

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現場理解と組織づくり

現場理解と組織づくり

VUCAの時代では、現場最前線にある社員が自ら考え、自ら行動する組織こそが強いと常々思っているのですが、そのようにするためにはどうするかについて考えています。

たとえば、あるルールを徹底させるためには、当たり前のことですが、
・目に見える形にする(社内ルール化)
・それを掲示する
・管理責任者を明確にする
・できているかどうかのモニタリングをする
・違反した場合の罰則をつくる
などが考えられます

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オープンバッジ

オープンバッジ

「これからはオープンバッジで人材マネジメントも大きく変わるよ」
研修会社を経営している友人からそう聞きましたが、実はこの「オープンバッジ」というのを初めて聞きました。

簡単に調べてみましたが、狙いとしてはシンプルで、自分が受けてきた研修を国際標準規格のデータで記録し、履歴書やSNSなどで可視化できるというもの。

「学歴」ではなく「学習歴」だと言われて久しいですが、いくら研修をたくさん受けても客

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賞与の在り方

賞与の減額・不支給は違法?賞与は必ず支払うものとなっているわけではなく、その額も企業の裁量で決めることができるとなっています。

「賞与とは、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであつて、その支給額が予め確定されてゐないものを云ふこと。定期的に支給され、且その支給額が確定してゐるものは、名称の如何にかゝはらず、これを賞与とはみなさないこと。」労働基準法

但し、当然です

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ネガティブな感情のコントロール

ネガティブな感情のコントロール

自分にとって職場のメンドクサイ人。やたら攻撃的な人、自分の提案をことごとく否定してくる人、挨拶しても目も合わさずに無視する人など、様々です。

人間ですからこちらも嫌な感情を持つのは仕方ありません。

カールロジャースの「2:1:7の法則」によれば、職場に10人の人がいるとして
・2人は自分に対して好意的
・1人は敵対的
・残りの7人は無関心
に分かれる(自分にはそう感じられる)。

敵対的な人が

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