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#エッセイ
学芸員は観光振興のがん
地方創生相が発言した一言。「がん」ということばに、患者やその家族から傷ついたという声が多く届いていると日経新聞の春秋蘭に書かれていた。「○○はがん」この表現、確かに何気なく使用してしまうケースがあるような気がする。何気ない一言が、思いもよらぬ人々を傷つけてしまう。
「がん」を辞書で引くと「そのものの内部にあって、取り除きようのない障害、欠点」(新明解国語辞典)とある。病気の「がん」からくる比喩な
「辛抱する」ということ
プロフェッショナルのスペシャル番組で70歳になる天ぷら職人が、18歳の弟子体験者にこう言っていた。
「修行とは、辛抱することを覚えることだよ。辛抱することを覚えている内に、何かを身につけることになる。それが掃除だとしても、それで一番になれるということは、天ぷらを揚げることでも一番になれる力があるということなんだ。(言い回しは違っていたと思います)」
ふと、その時、「急がないで速くやる」とい
昔の看板が右から左へ書かれていた訳
普段ぼくらが、目にする看板や標識は、文字が左から右へ進む。いわゆる横書き文字である。
今書いている書き方がまさしく横書きである。
子どもの頃、年季の入った昔からある店の看板の中に、横書きだが、文字が右から左に進むものがあった。子どもながらに、なぜ反対に書いているのだろうと不思議に思ったことがあった。
あの頃は、ふしぎだなと思っても、それがなんでそうなっているのかなど考えずに、不思議は