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フリーランスへの道のり

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外資系コンサルワーママが2027年までにフリーランス(ライター)になるまでの記録です
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2024年5月の記事一覧

外資系コンサル企業の論理派おばさんは、ギャルに惨敗する【メディア掲載】

外資系コンサル企業の論理派おばさんは、ギャルに惨敗する【メディア掲載】

私の夫は、ギャルだ。

少し補足する。
私の夫は、圧倒的ギャルマインドを持つ男だ。
なお、見た目はいたって目立たない黒髪の普通の男だ。

ギャルマインドとは「直感性」や「ポジティブ思考」を持つ性格を表す。
最近ではお硬いニュース番組で皆が言いづらいことをズバッと明るく発言する煌びやかな見た目のギャルコメンテーターが多く活躍している。
自分の好きなことを貫き、論理的に考えすぎず、バイブス(ノリやテン

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介護体験記。「アンパンマン」より「のび太くん」みたいな母になりたい【メディア掲載】

介護体験記。「アンパンマン」より「のび太くん」みたいな母になりたい【メディア掲載】

私には、2人の祖母がいる。
これは極めて普通なことだと思う。

普通でないのは、その2人の祖母が今「同じ家」に住んでいるということである。

2人の祖母の同居

『明石のおばあちゃん、一緒に住むことになりました』

1年前のある日、一通のメッセージが私の実家の家族LINEに入った。
それは父から届いたものだった。

父は婿養子という形で、母の実家に籍を入れている。
住居も、元々は母方の両親の家だっ

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『予定のないゴールデンウィーク』を満喫して気づいた、なりたい自分(育児エッセイ)【メディア掲載】

『予定のないゴールデンウィーク』を満喫して気づいた、なりたい自分(育児エッセイ)【メディア掲載】

「じいじとばあばに、迷惑かけないようにね」
ご機嫌そうに手を振る娘2人に、車の外から少し厳しい『母』の声で伝えた。

「何かあったら連絡してね」
運転席に座る夫にも、良き『妻』として声をかけた。

百貨店の駐車場を出ていく車を見送って、私はひとり駅へと歩き始めた。
人通りの多い道中で、ニヤニヤと綻ぶ顔を真顔に保つのに苦労した。

今日私は、372日ぶりにたったひとりで夜を過ごすのだ。

3つの役割

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夫が、ある日突然15万円を『ポチった』話【メディア掲載】

夫が、ある日突然15万円を『ポチった』話【メディア掲載】

「ポチっといたわ」

とある平日の夜、リビングのソファーで横になる私に夫が言った。

『ポチる』とは、我々夫婦の間では『ネットショッピングで何かを買う』ことを表す言葉だ。

「何を?」

はて? オムツかおしりふきか、何か常備品に不足でも出たのだろうか。
そういったものに気づくのはいつも大体私だが、今日に限っては心当たりがない。

「椅子」
「椅子って、どこの?」
「エルゴヒューマン」
「は?」

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