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敵か味方か
「Kさん、この人にすぐ電話して!」
「ずいぶん前から、S氏を知っている人よ!」
Hさんは、興奮していた。
それはそうだ!
この一連の出来事の中心人物、S氏を知るという人物が現れたのだから!
僕は、Hさんのサロンに向かった。
昨夜、Hさんは、僕らの会社である、株式会社ガイアアグリサポート関連で、知り会った人から、S氏を知る人がいるということを聞き、すぐに電話し、話たという。
僕は、このタイミングで…
しかも凄いタイミング…
タイミングが良すぎる
と思ったが、言われるままに電話してみた。
すぐに電話に出た。
「はい。Aです。」
僕「Hさんに言われて電話したのですが…」
「おー、あんたがKさんだね。私は、Aという者です」
「S氏と何があったの?」
Aと名乗る人物。
彼は、会社を経営している50代後半の男性。S氏を昔からよく知っていて、実は、Aさんも、以前、S氏に大変な目にあった経験があったらしい。
S氏がまた何かやっているという話を聞きS氏をなんとかしないといけない。と思ったらしい。
S氏は、今回のようなことを繰り返し行っていたようだ…
それで、僕の話が聞きたいということだった。
僕は、今までの一部始終を話した。
Aさん「あいつはね、もうどうしようもない奴なんだよ」
「本当に懲らしめないといけない」
「今回の事でも、いろんな人が迷惑もしているしね」
「警察に捕まえてもらおうと思ってるんだよ」
Aさんは、昔からS氏をよく知っているようだった。
警察にも知り合いがいて、その手はずをしようと思っている。
と話してくれた。
Aさん「ところで、Kさん、今あんたは、弁護士を頼んで会社を解体しようと
していると聞いたけど、もうちょっと待ったらどうかな?」
「別に今すぐに会社をたたまなくても、何もあんたに影響は、
ないから」
「私はね、いくつも会社を作っているから知ってる」
「大丈夫」
「今、何も会社動いていないんでしょ?」
「だったら、そのままにしていても大丈夫だよ」
僕「でも、もしS氏が僕の知らないところで、何かしていたら、その責任を
僕が負わないといけなくなってしまう…」
Aさん「今、何もないんでしょ?大丈夫だよ」
僕「でも、今、弁護士を頼んで、会社を解体しようとしているんです」
「もう、それを進めているんです」
僕は、このAさんが、もしかしたら、S氏やMさん、Wさんと仲間で、会社を解体しようとしていることをストップさせようとしているのでは…?
と思った。
あまりにもタイミングが良すぎる。
そして、Mさんの言葉も耳に残っていた。
僕は、この頃から、疑心暗鬼になり、誰も信用できないようになっていった。。。
つづく…
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