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人は忘れていく――「今」を書き残せてよかった

あなたは書いたものを読み返しますか?

私はnoteに書いたものはわりと読み返すほうです。
でもリアルなノートに書いたメモなどは読み返しません。

読まれることを前提に書いたものは読み返すけれど、
そうでないものは読み返さない。

また読み返すものであっても、
昨日書いたもの、1週間前、1か月前に書いたものは
読み返すこともあるけれど
(noteにいいね!がついたタイミングなんかで)
1年経ったもの、3年経ったものを読み返すことは
トップ画面の記事以外はほぼありません。

たいていの記事は
書いて書き溜めてそのままになっているのです。
天井裏にしまいこんだ古いアルバムのように。


そもそも書くことは2つの意味があると思います。

1つは、書くことで癒されたり
幸せな気分を味わったりすること。

2つめは、書き残すことで
人に読んでもらったり、
記録として役立てたり、
思い出して懐かしんだりすること。

あなたはどちらの目的でnoteを書いていますか?

中学受験の5日間を書いた
私のトップ画面のnote記事についていえば、
(コチラです👇)

稀少な経験を書き残しておきたい、
これからの皆さんに役立ててほしいという
思いが強くありましたが、
それでも書くことで
自分自身がほろほろと癒されていったのも事実です。

書く力ってすごいなと思います。

そして、今つくづく思うのが
ほとぼりが冷めないうちに書いておいてよかった
ということです。

あれほど強烈な出来事だったのに
今読み返すと、
「へー、そんなことがあったのか」
「私、そんな大変な思いをしてたのか」
とまるで他人事のように驚いている自分に驚きます。
「私は生涯忘れないでしょう」
などという書き出しなのに、
すっかり忘れてるやないかいというわけです。

もう1つ、
12年前にバンクーバーに親子留学した出来事を
このタイミングで電子書籍にできたのも
幸運だったなと感じています。
(こちらの本です👇)

こちらはnoteに書いていたわけではありません。
ライターとしても、
親子留学の日々は残しておかなきゃ!と思い
バンクーバーの日本語新聞(「バンクーバー新報」)で
コラムの連載をさせてもらっていたのです。

書くことは、異国の生活のよきペースメーカーとなりました。
ちょっとしたトラブルも全部ネタになる!
と前向きになれたし
ネタはないかと観察眼を光らせることもできました。
読んだ方から感想をいただくこともありましたが、
何より自分のために書いていたのです。

ただ、「いずれ一冊の本にしよう」
と考えたことはありませんでした。
バンクーバーから帰国して、日本の生活が始まると、
自分の中でひと区切りついたのでしょう。
子育てしていると、
もう振り返ってなんかいられないですからね。
今、目の前の子どもを見るだけで手一杯ですから。

そして時は経ち
今年、Kindle出版プロデューサーになって
さあ電子書籍をつくりましょという段になりました。
テーマをどうするかと考えたとき、
文章を1から生み出すよりも
カンタンスピーディーにできるのではなかろうかと
久びさに親子留学コラムを引っぱり出してきたのです。

改めてコラムを読み返したとき、
今、記憶に残っているバンクーバーライフのあれこれは
自分に都合のよい切り取りであり
編集されたダイジェストだったのだと思い知りました。
ディテールを忘れてしまったというレベルじゃなく、
これをした、あそこに行った
というシンプルな記憶すら抜け落ちていたのですから。

もしも今、12年前の記憶を掘り起こしながら
『バンクーバー親子留学』を書いたとしたら、
「空がキレイだった。プレイデートが楽しかった」
みたいなざっくりした本ができちゃうんじゃないかしら。

あのとき、リアルタイムで書いていてくれてよかった!
と当時の自分に感謝するばかりです。

皆さんに言いたいことは、
今、書いているそのnoteは非常に価値があるということ。
後から思い出して書こうとしても
なかなかうまくいかないもんです。

そうやってnoteに書いていったものを
テーマごとに1冊の本にしてみるのも
これまた価値があるんじゃないかしら。

ブックライターをしている身としては
有名でも何かを成し遂げてもいない私に
本を書くテーマが存在するとは思っていなかったのですが、
今はテーマが無数に存在していることを実感しています。

親子留学を書いたら、次は中学受験のことかな。
それとも子育ての話、特に思春期の苦悩かしら。
引っ越し続きの人生だったし、家を建てた経験もある。
がんばっている断捨離のこと。
編集者やライターの仕事について。
シングルマザーとして生きていく覚悟。

同じような経験をしている人はいるけれど、
同じ経験をしている人はいない。
私の経験こそが最強のテーマになるのがKindle出版なんですね。

そうやって自分の人生を編集していく感覚、
たまらなくいいなあと思っています。

もしあなたも「書くテーマをみつけたい」とお思いでしたら、
無料のお茶会をしますので、遊びに来てくださいね。
ぜひ自分の本のシミュレーションをしてみてください。

ご参加はこちらのフォームからお願いします。
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お会いできること、楽しみにしています。

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