キヨ絵ライター

思春期の子ふたりの悩める母。挫折つづきだった日記をnoteでしてみるチャレンジ中。

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マガジン

  • 高校生娘、ただいま海外留学中♪

    中高一貫校から1年間の交換留学へ旅立った娘。ぬくぬくした日本から、ありえないことしか起こらない外国へ。娘はどう立ち向かい乗り越えていくのか。母は日本から見守るしかないのか。日替わりで喜怒哀楽を体現するホームステイ&高校留学ストーリー。

  • *中学受験の大切なお話*

    中学受験をふり返って思うこと、見えてきたこと、”後輩たち”に伝えたいこと。

最近の記事

  • 固定された記事

中学受験を「子どもが傷ついて終わる受験」にしないために

2020年2月を、私は生涯忘れないでしょう。 中学受験が過酷だということはさんざん言われていたし、私も覚悟を持って臨んだつもりでしたが、いやはやここまでとは。 何が過酷って、2月1日から連日連戦、午前・午後入試の結果が当日中に、あるいは翌日にぽんぽん繰り出されることによって、そして結果が芳しくないものだった場合、ダメージにダメージが重なり、ついには「心が折れる」ところまで行きかねないということです。 大人である自分だけだったら、耐えられたでしょう。 そのダメージをどん

    • ジョギングを始める前と後の夜時間

      ジョギングを始めて90日になる。 約3か月。 3日坊主な私にとっては、信じられない快挙だ。 ジョギングを始めると、いろんなことをジョギングを結びつけて考えるようになる。 *時間の使い方とジョギング *食とジョギング *睡眠とジョギング *体の変化とジョギング *心の変化とジョギング で、今日は時間の使い方とジョギングについて書いてみる。 フリーランスで仕事をしている私は、ざっくりこんな24時間を過ごしている。 6時半 起床、朝食・お弁当準備 7時半 子どもを学校に送り出

      • 出会う・味わう・深める――読書会にもバリエーションがある

        「これ最高! ねえ、聞いて聞いて!」 となる本がある。 『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ著) がそうだった。 今、私が生きているこの世界、この地球の真実がどんどん明かされ、 というより整頓されて、 「ああ、そういうことだったんだ」 と腹に落ちることだらけ。 居ても立っても居られず、目の前にいる子どもにせっせと話をする。 「昔、オーストラリア大陸には2メートルのカンガルーがいたんだよ」 こういう話には飛びつくが、 「小麦を育てるようになってから、人間は小麦によって定

        • アマゾンレビューを見て思う日本人の減点思考

          アマゾンで本を買う。 単行本や文庫も買うし、kindleも買うし、オーディブルは月会員だ。 で、どの本を買うか。 これは自分では直したい癖でもあるのだが、レビューに左右されてしまう。 なぜ直したいのかというと、そもそも人の感性は違うからだ。 レビューがピカピカの高評価なのに、私の心は少しも動かなかった本はいくらでもある。 この本最高!と思ってレビューを改めて見ると、思わぬ低評価だったりもする。 そもそもレビューは公平なものじゃない。 その時の気分で評価したり、悪意が込められ

        • 固定された記事

        中学受験を「子どもが傷ついて終わる受験」にしないために

        マガジン

        • 高校生娘、ただいま海外留学中♪
          3本
          ¥1,500
        • *中学受験の大切なお話*
          4本

        記事

          よい意味で使われてるけど…スタンスって何だろう

          スタンス=姿勢、立ち位置 これを明確にして生きていくことが、人生を豊かにするカギ。 という話を最近よく目にする。 スタンスを姿勢ととらえると、自分軸を表しているんだなと納得する。 自分はこうありたいと思い、行動する姿勢。 その思いが他人とは違っても、他人から否定されようとも、自らの経験によって考え抜かれ、ちょっとやそっとじゃブレない姿勢。 一方、スタンスを立ち位置ととらえると、他人軸が見え隠れする。 例えば、私は「ライドシェアに賛成です」という立ち位置なら、自分の意見を表

          よい意味で使われてるけど…スタンスって何だろう

          自分がランニングを始めて、初めての箱根駅伝

          ランニングしようと思い立ち、早80日。 いったん‟その世界”に足を踏み入れると、私のアンテナは‟その世界”の情報ばかりをキャッチするようになる。 気づけば周囲には「自分も走ってます」と名乗る人が続々登場するし、 昨日紹介したようにハルキストデビューも果たしちゃうし、 しまいには身の丈に合わないハーフマラソンに申し込んじゃうし。 そんな中の箱根駅伝である。 子どもの頃から箱根駅伝のファンだ。 駅伝ルートの近くに実家があり、毎年のように中継所で応援していたし、 箱根の山に出向

          自分がランニングを始めて、初めての箱根駅伝

          書きながら思考する日々へ

          新年あけましておめでとうございます。 昨年秋から夜の一人走りを始めたので、頭も体もすっかりランニングモード。 よって目下、読んでいる本は 『走ることについて話すときに僕の語ること』(村上春樹)である。 走ることと小説を書くことをリンクさせつつ彼の人生のスタンスを描いた本で、 走ることに興味のない人にもまちがいなくオススメの一冊なのだが、 特に私を突き動かした文章がこちら。 「僕は書きながらものを考える。(中略) 書くという作業を通して思考を形成していく。書き直すことによっ

          書きながら思考する日々へ

          「今なら中学受験に参戦する?」――この答えが最近出た

          最近わかったことがある。 今は高校生になった娘の中学受験に私がなぜ参戦したのか、ということだ。 小3の11月、よくわからないままに塾のテストを受けさせた。 まあウチの子、学校の成績は悪くないし、周りも中学受験をする子が多いからやってみようかしら、 高学年になって受験したいなんて言い出すくらいなら、カリキュラムの最初の新小4(小3の2月)に始めておくのがいいだろう、 くらいの気持ちで。 入塾後は、成績の乱高下に私の心も乱れまくったし、塾に対する不信感が生まれ転塾もしたし、子

          「今なら中学受験に参戦する?」――この答えが最近出た

          つらい渦中には文章を書けない

          子どもが生まれてから、一番の悩みは子どものことになった。 自分の仕事の悩み、夫婦関係の悩みなんかもあるが、 子どもの悩みと比べると、紙飛行機のように軽い。 自分の悩みはなんだかんだ自分でハンドルを握れるし、解決策を次々に打てる。 一方、子どもの悩みは親がハンドルを握れないし、たとえ解決策がすぐそこに見えていたとしても、当の子どもがそれを採用するとは限らないのだ。 むしろ親が自分事として抱えるより、子どもの問題として課題の分離をしたほうが解決に近づいたりする。 ああ親って難し

          つらい渦中には文章を書けない

          夜型から朝型に変えると、noteを書く時間ができる

          睡眠が人生を決めると思っている。 よく眠れてこそ、一日を気持ちよく過ごせる。 眠気を感じたら、それは心身を休めたいというサイン。 だから眠気と闘うことはナンセンスで、眠気を感じたら寝るのが正解と思っている。 睡眠不足を何より恐れている。 私は毎朝、6時半に起きている。 高校生の子どもの起床時間だ。 朝ごはんとお弁当を準備しながらも、眠気が全身を覆っている。 だから7時20分に子どもを送り出すと、二度寝タイムだ。 夜は12時就寝がスタンダードのため、この二度寝なくして睡眠時間

          夜型から朝型に変えると、noteを書く時間ができる

          ジョギングを始めるといいことがある

          走り始めて3週間目になる。 きっかけは、仕事の若いチームメンバーがハーフマラソンに出るという会話から。 彼らは20代。一人ひとり仕事もできる。チームワークもいい。若いのに結婚している男性もちらほらいて、プライベートも充実してる感がある。 さらにハーフマラソン! その意識の高さと爽やかさにめまいがした。 「私も一緒に走りたい」 彼らにそうは伝えなかったが、数日後、私は一人で走り出していた。 ランニングウェアも持ってない。 ランニングシューズも持ってない。 娘に借りたTシャツと

          ジョギングを始めるといいことがある

          親子留学の「楽しい記憶」が今につながってる

          現在、娘は1年間の交換留学中だ。 なぜ留学したいと思ったか。 ここに大きく影響しているのが、どうやら幼少期の親子留学のようだ。 「カナダで過ごした1年半は今までの人生で一番楽しかった」 と娘はことあるたびに言っていた。 当時は4~5歳だったので、英語で苦労した記憶もない。 友達とわちゃわちゃ遊んでいるうちに、英語はスーッと身体に入っていき、 家では英語で姉妹ゲンカをしていた。 (といっても、「It's mine!」「No, it's mine!」くらいだが) 私は二人の子を

          親子留学の「楽しい記憶」が今につながってる

          留学生はつらいよ①――泣いた後には福来る

          子どもが海外留学中である。 まもなく旅立ってひと月が経つ。 「ああ、無事出発してよかった」と私が心穏やかに眠れたのは最初の3日だけ。 そこからは片時も、まさに時差があるので24時間、気が休まることがない。 今朝、子どもからのインスタのDMにはこうあった。 「今日、いやなことがあった」 えっ、今度はいったい何??? ********************************** この記事は有料でお届けしています。 というのも、プライバシーを守りつつ、現在の思いを残してお

          留学生はつらいよ①――泣いた後には福来る

          高校の交換留学って?――娘が留学を決めてから旅立つまで

          娘が留学先へ旅立った。 高校の1年間の交換留学である。 留学を真剣に検討し始めたのは中2の冬。 中3の春からテストを受け、中3の夏に留学が決まった。 そして今年、高1の夏休み初日に、留学先の学校とホームステイ先が決まった。 そこまでけっこう長かったな。 中高一貫校に通う娘がなぜ留学を考え始めたか。 どういう経緯で留学に至ったか。 高校の留学制度について一通りの説明をしつつ、わが子のたどった軌跡を記していく。 *********************************

          高校の交換留学って?――娘が留学を決めてから旅立つまで

          忍耐力を鍛えてきた私が陥りやすいワナ

          ぬるま湯が好きじゃない。 中学時代はスポーツ系の部活に入っていたけど、正直ぬるま湯だった。 すると反動が来て、高校では一番厳しいと言われる部活に飛び込んでしまう。非常につらかった。 大学は田舎にあり、都市部に比べると刺激が少なかった。 すると反動が来て、一番厳しいと言われる研究室に飛び込んでしまう。非常につらかった。 そんな具合で、毎日毎日つらいと思い、でもやめもせず、長期間耐え忍びながら、最後まで全うしてしまう。 楽しむことからは程遠く、ただ忍耐力の筋トレを続けていた

          忍耐力を鍛えてきた私が陥りやすいワナ

          もやもやネット空間をさまようことをやめる

          ネット空間にはなんでもある(ように見える)。 いろんな人の人生が詰まってる。 自分と似たような人の成功や失敗、喜びや苦しみ、幸せや不幸が目の前に差し出される。 自分と似ても似つかない人の、想像の向こうの世界に触れることもできる。 そんな場所に立たされて、心がざわめかない人なんているだろうか。 『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー著) にもあったけれど、人は比較で生きている。 今いる場所の周りを見回して、隣の人より優れているとか劣っているとか、楽しんでいるとか

          もやもやネット空間をさまようことをやめる