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炎上しやすい時代だからこそ小説を読もう

著名人の不倫で個人のSNSのみならずマスコミまで大騒ぎな時代ですね。
不倫は裏切り行為だし、
性的関係を持ったら違法行為(不貞)にもあたります。

とはいえ、騒ぎすぎだと思いません?

一番やりすぎだと思ったのは、スポーツ選手が不倫をして
オリンピック前の大事な試合に出られなくなった件。
彼は金メダル候補だったのですが、試合の勘を取り戻せなかったのでしょう、オリンピックでは期待通りの結果は出せませんでした。

不倫によって芸能人の活動自粛もやりすぎです。
加害行為などがあったら話は別ですが、
一般的不倫(?)はやはり当人とその家族の問題。
それに、いくら社会的制裁があっても不倫する人はする。
そんなもんです。

個人的には、不倫は家族に嘘をつかなきゃ成り立たないし
子どもが知ったら確実に傷つくので、しようとは思わないけど
品行方正を求められ、お互いを監視し合い
「出し抜いた」人を全方位攻撃する風潮は息苦しいですよね。

そんな倫理観の線引きをひょいと飛び越えるのが小説です。

源氏物語は不倫とロリコンとレイプの物語ともいわれるし
現代小説にもあらゆる恋愛のカタチが登場します。
私が最近読んだ小説では、不倫をはじめ
中年男性と女子高生、女性教師と中学生男子カップルが出てきました。

恋愛だけじゃありません。
未成年の飲酒やドラッグ、暴行や誘拐や殺人と
違法行為、犯罪行為のオンパレード。

これはエログロ作品を興味本位で見るのとは全く別の話です。

小説のすごいところは、
これらの行為を「悪」だとか「ダメ」だとかいった視点で描かないこと。

なぜそのような犯罪を犯してしまったのか。
なぜそのような関係を結んでしまったのか。
そこに至る登場人物の背景、事情、心情を丁寧に追っていくことで
その「現実」を詳細に描き出します。
だからこそ、世間的には最悪のことをしでかしている登場人物に
肯定的な思いや共感を抱くことができるのです。

どんな事柄にも部外者がパッと見ただけじゃわからない事情があります。
だから、不倫した著名人を熱心に叩いている人には
小説を読むことをオススメしたい。
世の中は善悪だけでも正誤だけでもないことがわかるから。
何があるかはわからなくても、何かしらの事情があるんだろうなと想像力を働かせることができるから。
そして何より、自分が盲目的に人を叩いていることのカッコ悪さに気づけるはずだから。

こんな時だからこそ読みたい、オススメ本を3冊紹介します。
まずは、私にとってオールタイムベスト10に入るこちら。(こんな表紙だっけ?)

そして最近読んだ本で、どっぷりハマって心揺さぶられた2冊がこちら。

あなたのオススメも教えてくださいね。

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