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手鏡日録:2024年6月19日
もう仲夏なのだけれど、初夏らしいからっとした朝。今日は遠くに行かねばならない。
在来線を乗り継ぐ。かつての職場の最寄り駅に近づくと、丘陵の滴る緑が窓に溢れた。大荷物を抱え、通勤時間帯を少し外れてこの青葉の輝きを眺めているのは不思議な気分だった。懐かしさも高揚もなく平板なままであったが、それでも人が乗り込んできて窓の景色を当たり前のように塗り潰したときは少し残念な気がした。
途中、つまらない場所で電
もう仲夏なのだけれど、初夏らしいからっとした朝。今日は遠くに行かねばならない。
在来線を乗り継ぐ。かつての職場の最寄り駅に近づくと、丘陵の滴る緑が窓に溢れた。大荷物を抱え、通勤時間帯を少し外れてこの青葉の輝きを眺めているのは不思議な気分だった。懐かしさも高揚もなく平板なままであったが、それでも人が乗り込んできて窓の景色を当たり前のように塗り潰したときは少し残念な気がした。
途中、つまらない場所で電