【146】Week11 やさしい手で触れる
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基本的に月曜日は以下テキストのワークについての記事をアップ致します。
Week11は 「やさしい手で触れる」です。
生き物に限らず、全てのモノに「優しい手」で扱いましょう。
ワークの狙い
この練習をすると、自分や他人がモノをぞんざいに扱った時に気付くことができるようになります。
ぞんざいな扱い方というのは例えば以下のような行為です。
■ 店員さんに小銭を投げて渡す
■ 荷物をぞんざいに扱う
■ 使ったものをその辺りに投げておく
■ ドアを強くバタンと閉める
■ モノを投げる
私たちは、誰でも優しい手の使い方や触れ方というものを理解しています。
壊れてしまいそうなもの、例えば繊細な工芸品や貴重品、高価なものはもちろん、動物、赤ちゃん、子ども、愛する者へ触れる時のあの「優しさ」のある手の使い方です。
生活している上で意識をしないとこのように大切に扱うということが疎かになっている場合があります。
人は意識しないとついつい「今ここ」から離れ、心を置き忘れるような元の習慣にあっという間に戻ってしまうのです。
この練習を通して、「なぜ、いつも優しい触れ方というものができないのか」というマインドフルネスの本質的な問いを投げかけられています。
また、いかにモノを優しく扱うかを練習することは、どのようにモノに触れるかを意識するだけではありません。
自分がどのように触れられているかも意識するようになります。
このワークの学び
私たちが優しく触れることを意識するのは、普通はモノに対してより人間に対してです。
急いでいる時や腹を立てているときなどは、人をモノのように扱ってしまうことがあります。
挨拶を意図的もしくは無意識に無視してしまったり、ぞんざいに対応したりするとき、相手をモノかそれ以下として扱っていることになります。
こうなると相手はしだいに自分の敵になってしまうかもしれません。
日本では、モノを大切に扱う文化があります。
「〇〇道」とつくものは大抵道具の扱いから徹底的に指導されます。
職人や芸術家、料理人やスポーツ選手など、一流のプロフェッショナルな方々はも皆、商売道具を大切にしています。
これはモノにも魂が宿ると考えられているからではないでしょうか。
「魂のある存在」ということはそれは人間に対する接し方と同等ということです。
モノも人も丁寧に扱わなければならない。
日常生活において無意識では忘れがちな精神をこのワークは教えてくれるでしょう。
※ ちなみに私がやっている居合道の鉄則として「刀をまたがない」「刀や鞘を他人の刀に当ててはいけない」というのがありますが、これも道具、ひいては礼や安全面での基本であることを示しているでしょう。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
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向日葵畑の向こう側
「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。
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