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2022年9月の記事一覧
うどん屋の後は秋澄む広隆寺
この絵は広隆寺の国宝・弥勒菩薩です。弥勒菩薩と言えば奈良・中宮寺にある弥勒菩薩が有名ですが、どちらも素敵な仏像です。弥勒菩薩は悟りを開く直前の修行者と言われる菩薩の一人で、その中でも一番悟りに近づいている菩薩なのです。それでも悟りを開き、現世に現れるのは56億年も先のことで、いくらなんでも長過ぎです。もう少し早く現れて欲しいですね。でもそれまでの長い間、六道を守ってくれるのが身近にある地蔵菩薩なん
もっとみる松茸やお国言葉の露天風呂
松茸の季節になると寺町通にある京野菜専門店の老舗とり市には見事な丹波産の松茸が並びます。大きな松茸はなかなか手が出せないお値段ですが、松茸ごはんの素や松茸入り牛肉のしぐれ煮など手頃な値段の加工品も置いてあります。通りの向かい側には直営の食事処もあり京野菜の美味しい料理が味わえます。私も松茸は大好きで土瓶蒸しや松茸ごはん等は毎年楽しんでいますが、国産の高い松茸を焼いて食べるという贅沢はやったことがあ
もっとみるホトトギスそんな名前の花もあり
今日は歳時記で見つけたホトトギスと言う花の絵です。こんな名前の花があるんですね。ちゃんと秋の季語にもなっています。鳥のホトトギスは夏なので混乱しそうです。漢字で杜鵑草と言う字があるみたいなのでこれで行きます。しかし共感が得られるのか自信はありません。
ところで話は全く違うのですが、今朝のテレビ番組で薄口評論家がGo To トラベルに反対していました。相変わらずの薄口ですが、旅行に行ける人は行ける
秋の野やチーターに動きなかりけり
昨日「ダーウィンが来た」でチーターの悲しきリーダーの話を放送していたのでチーターを描いてしまいました。チーターは99%は同族で群れをなすそうですが、彼は5匹の群れの中で一匹だけ血が繋がっていませんでした。力でグループを率いていたけど、余りの独裁体制についにクーデターが起こり、ボコボコにされてしまいました。能力的には間違いなく一番でしたが、皆んなで寄ってたかってかかって来たら流石に対抗出来ませんでし
もっとみるもみじ葉や色は匂えど散りぬるを
紅葉は俗称で本当は楓のことだと言う人がいます。いや紅葉は葉の切れ目が深くて細い、楓は切れ目が浅くて太いと見分け方を説明してくれた人もいました。どっちも正しい見たいですが、どっちも完璧ではないですね。植物学ではモミジとカエデを区別せず全部ムクロジ科カエデ属のようですが種類としてはイロハモミジなど何々モミジという種は存在します。ちなみに「いろはにほへと」と葉の数を数えたら7枚だった為にイロハモミジの名
もっとみる秋の蚊や机に山の単行本
今日はまたまた人物画に挑戦です。似ていないので描けるまで続けます。名前は出しませんが、雰囲気だけは感じてもらえますかね。いやわからないか〜。
そう言えば私の同世代の中村雅俊さんは驚異の古希超えです。平均寿命が伸びていると言うことは各年代でもそれぞれ若く見える様になったと言うことでしょうか?昔、70代と言えば相当な老人だと思っていましたが、自分がそうなってみると、若い頃思っていた70代とは随分違う
雨音が強くなりたりダリアかな
秋の花を検索して出て来たダリアですが、季語としては晩夏でした。ダリアは江戸時代にオランダから長崎経由で日本に来ましたが、和名は何故か天竺牡丹となりました。天竺とはインドのことなので当時はインドの牡丹と誤解したのでしょうかね。ダリアはメキシコ原産なので暑さに強いのかと思いきや、寒冷地に適するということで日本でも東北や北海道の方が色が綺麗になるそうです。ダリアはメキシコの国花にもなっているほどの花です
もっとみる色褪せし鳥居の朱や青蜜柑
台風が過ぎたら急に涼しくなって来ました。このまま暑さは戻って来ないのでしょうか?わがままなもので、それはそれで寂しい感じもします。昨日は彼岸の入り、「暑さ寒さも彼岸まで」の謂われ通りですかね。
京都市内の銀杏では堀川通りの銀杏並木が有名です。黄葉はまだ2か月ほど先ですが、普段のなんでもない通りが黄色一色へと変わります。そう言えば河原町通りでも御池より北は銀杏並木がありましたね。写真の銀杏並木は神
パディントンにパンを見せるエリザベス
エリザベス女王の国葬が終わりました。若い頃から綺麗な人ですが、私はこのパディントンにパンを見せるエリザベス女王の顔が一番好きです。残念ながら力及ばずあの素敵な笑顔にはなりませんでしたが、一生懸命描きました。
エリザベス女王はフィリップ殿下の葬儀の際、皇室離脱で軍服を着ることが許されないヘンリー王子に配慮し、他の皇室男子に礼服の着用をお願いしてヘンリー王子が恥をかかないようにしたそうです。今回チャ
桃太郎聞かせし部屋や秋日和
なんで桃太郎なんでしょう?実は桃の絵を描こうとしたのですが、この前、梨を描いたし、そのまま桃を描くのもな〜と思っていたらNHKで桃太郎の話をやっていたことを思い出しました。日本中に色々な桃太郎伝説があってストーリーもいろいろです。でもやっぱり「桃太郎さん桃太郎さんお腰に付けた吉備団子一つ私にくださいな!」の吉備が桃太郎伝説の本場だと思いますね。大和から派遣された軍人が吉備を平定して吉備津彦となり、
もっとみるカラフルな房ケイトウ買う午後の街
今日は植物図鑑風です。鶏頭と検索したら私の思っていたのと違う鶏頭が一杯出て来ました。あれれ!鶏頭ってトサカの形だと思いこんでいたのにまたまた私の常識が覆されました。私にとってこれは最早鶏頭とは言えないくらい別物です。羽毛鶏頭という名前で房のような形の鶏頭(またの名を房鶏頭)です。「私の鶏頭」は鶏の頭から身体の羽毛の方に引っ越してしまったのかしら?最近ではポットに入れた羽毛鶏頭をケーキの上のロウソク
もっとみる朝の白ほんのり紅く酔芙蓉
このところ漫画とかイラストになっていたので久しぶりに普通の水彩画で猫を描きました。
子猫の写真を見ていたら子猫なのにひげがやたらと多いのに気が付きました。まあ毛穴の数が増えるわけでもないと思うので身体の小さいうちは余計にひげが目立つのかも知れませんね。猫に詳しいわけではありませんが、多分この猫はアメリカンショートヘアの子猫だと思います。
俳句は猫に無関係に秋の句を詠んでみます。今回はそれぞれの句