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松茸やお国言葉の露天風呂

松茸の季節になると寺町通にある京野菜専門店の老舗とり市には見事な丹波産の松茸が並びます。大きな松茸はなかなか手が出せないお値段ですが、松茸ごはんの素や松茸入り牛肉のしぐれ煮など手頃な値段の加工品も置いてあります。通りの向かい側には直営の食事処もあり京野菜の美味しい料理が味わえます。私も松茸は大好きで土瓶蒸しや松茸ごはん等は毎年楽しんでいますが、国産の高い松茸を焼いて食べるという贅沢はやったことがありません。外国産焼き松茸は食べた気がしますが、余り感激はなかったです。包丁で切らない方がいいとか言いますが、自分で高い値段を出してまで食べる物なのかという素朴な疑問を持っています。なので旅館などで出るめちゃくちゃ薄い焼き松茸は食べていますが、自ら高い松茸を買って食べたりは致しません。

バンコックに住んでいた時にラオスで松茸が採れるので日本に輸出していると言う話を聞いたことがあります。当時は外国産と言えば韓国や中国産でしたが、ラオスは穴場だと言っていました。ただ松茸の一番の特徴である香りをどうやって保つかが問題なようで、外国産松茸のがっかりはやはり香りがないことですね。

さて俳句の練習ですが、松茸は4文字なので第一のパターン、上句が季語+「や」で最後が名詞の体言止めがぴったりです。配合は5文字の名詞で松茸を食べた旅館のイメージから露天風呂で行きます。いつ、どこで、誰が、は大体想像が付くので何をどうしたを本文に入れます。何故は多分いらないでしょう。いくらでも文が出来そうです。そうだ夏井先生が五感と言ってました。それを意識して。

松茸や朝靄あさもやあとの露天風呂

松茸や風くだり来る露天風呂

松茸やさて大の字の露天風呂

松茸やお国言葉の露天風呂

松茸や今日三度目の露天風呂

松茸やもうふらふらの露天風呂


お疲れさまでした!


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