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朝の白ほんのり紅く酔芙蓉

このところ漫画とかイラストになっていたので久しぶりに普通の水彩画で猫を描きました。
子猫の写真を見ていたら子猫なのにひげがやたらと多いのに気が付きました。まあ毛穴の数が増えるわけでもないと思うので身体の小さいうちは余計にひげが目立つのかも知れませんね。猫に詳しいわけではありませんが、多分この猫はアメリカンショートヘアの子猫だと思います。

俳句は猫に無関係に秋の句を詠んでみます。今回はそれぞれの句の後に名人の句を書きましたが、名句を読んでから自分の句を詠んだ訳ではなく、似たような句を選んで見ただけです。

朝の白ほんのり紅く酔芙蓉すいふよう


隣の家の庭に咲く酔芙蓉、朝には大きな白い花が咲いていますが、午後になるとほんのり酔ったようなピンクへと色を変えます。毎朝、白い花を確認しては午後の色変わりを楽しみにしています。でも色の変わった花も夕方にはしぼんでしまい、その花はそれでお終いです。
「枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな」芭蕉

青柿をしばし眺めるよわいかな


近所を歩いていると緑の実がついているのを見つけました。ああこれは柿の実かとしばらくその姿を眺めていました。若い頃にももちろん柿の木はあったはずですが、ゆっくりと青柿を眺めるそんな齢になったのだなと思って一句です。
「白露に気の付く年に成りにけり」一茶

萩の花ゆっくりゆっくり猫がゆく


今日散歩していたら萩の花が咲く家の塀にそってただゆっくりと猫があるいていました。ゆっくりのリフレインでゆっくりと歩いている猫を詠っただけです。お〜これで猫の句が出来た!!!
「下駄からりからり夜永のやつら哉」一茶


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