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物書きナレーターの朗読解釈シリーズ

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物書きナレーターが自分の朗読表現をアウトプットしていく記事。 断じて解説記事ではありません。
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記事一覧

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(3)」

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(3)」

超絶マイペースでやっている朗読解釈記事。
もうすぐ折り返し。物語が少しずつ動き出します。

【朗読音声】【記事マガジン】(3)で初めて兵十の人物紹介がなされます。(2)では、ごんが兵十の気持ちを察し出す様子が描かれていましたが、今までいたずらでしか縁を持てなかったごんが「いいこと」をし始める成長が読み取れます。

兵十とはごんぎつねのもう一人の主役=人間側の主人公です。
(1)ではごんのいたずらに

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物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(2)」

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(2)」

半年ぶりの「ごんぎつね」朗読解釈記事です。
(1)では全4回に分けて解説してきましたが、今回は共通ワードが含まれているので単発で解釈していきたいと思います。

【朗読音声】

【記事マガジン】

(2)は、兵十に起きた出来事がごんにとって衝撃的な内容であることが描かれています。
自分には関係なくとも、道端に霊柩車を見かけたりするとなんともいえない気持ちになるのと似ているような気がするのは私だけでし

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物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第4回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第4回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」。
今回は1~3回目でやったおさらいです。
唯一違う点を挙げるとすれば、新たな主要人物が出てくることです。
そこらへんも交えながら解釈していきたいと思います!

【これまでの記事はコチラ↓】

【朗読音声】

 ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、そこからじっとのぞいてみました

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物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第3回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第3回

noteにもとうとうルビ機能が付きましたね!

これで読み方が分からなくても大丈夫!
…と言いたいところですが、ルビを付けるか付けないかは書き手次第です。

本題に入りましょう。
物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」の第3回。
今回からは原文をルビ付きで表記していきます。

【これまでの記事はコチラ↓】

【朗読音声】

 或る秋のことでした。二、三日雨が

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物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第2回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第2回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第2回。

前回は最初の二文だけで終わってしまったので今回はそれなりに進められるといいなぁと思っています。

第1回はコチラ↓↓

朗読音声はコチラ↓↓

 その中山から、少しはなれた山の中に、「ごん狐」という狐がいました。ごんは、一人ぼっちの小狐で、しだ(・・)の一ぱいしげった森の中に穴をほって住んでいました。
 そし

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物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第1回

物書きナレーターの朗読解釈「ごんぎつね(1)」第1回

自分のスタエフで青空文庫を朗読してみました。

堀井美香さんの本に感化された結果がこれです。
スマホ録音なので、リップノイズも生活音もペーパーノイズもあります。

noteで音源を出してもよかったのですが、いかんせんノイズ処理するのが面倒くさいっていうのが大きくて青空文庫系はスタエフでやろうと思っています。

実はこれにはもうひとつ理由があります。
それは「私の解釈でどう読むか」を文章でアウトプッ

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