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足をうごかし、声で書く。 思索メモ #16

最近、よく夜道を歩きながら文章を書いています。

べつに “歩きスマホ” をしているわけではありません。音声入力です。(結局 “歩きスマホ” になるかもしれないけど)

喋るだけなので、スマホにはほとんど目を落とす必要がありません

身構えず、自然のまま

記事を書くとき、僕はPCを開いて机に向かって書くことが多い。多くの人がそうだと思う。

ときには、電車で立ったままスマホで書いてしまうこともあるので、必ずではないけれど、やっぱり記事を書くときは、座って机に向かう姿勢が多い。

しかしときどき、夜風にあたって散歩したり夜空を見上げたりしながら声で文章を書くことがある。こうすると、普段のキーボードを打つ姿勢とは違った状態で思考を膨らますことができる。

もちろんこれは人によってさまざまだとは思うけど、僕はどうやら「書く」ことに対し、臨戦態勢を取るように身構えてしまうようなのです。

PCに向かって記事を書いていると、「書く」ことに目線が向きすぎてしまい、思考が書き言葉に変換され、自然な言葉や思いが出にくくなってしまうように思う。

だけど、これを読んでいる方々の中にもあるのではないでしょうか。散歩しながらふとアイデアが降ってきたり、ぼんやりと景色を眺めながら普段思いもしないようなことを沈思したりした経験が。

外の空気を浴びながら手足を動かすことで、脳内環境が一変するような感じを覚えるのです。

しかも、たとえ同じ道だとしても、時間帯で見える景色が違う。

声で残す。ボイスレコーダーで録って、あとで文字に起こしても良いかもしれない。


でも音声入力って認識精度低くて、そんなにうまくいかないんじゃないの?


そんな声が聞こえてきそうですが、実際に使用したことのある人はご存じの通り、iPhoneの音声入力システムはかなり性能が良く、普通に会話するペースで喋っても、どんどん拾って次々に入力されていくし、ある程度の言葉は概ね正確に変換してくれる。(iPhone以外はわかりません。ごめんなさい)


やり方は下記の通りです。(iPhoneのです)

書くのはnoteでもグーグルドキュメントでもメモ帳でもなんでもいい。

起動して入力できる状態になったら、スマホのキーボードの右下にあるマイクのボタンをタップすると音声入力ができる。

イヤホンがなければスマホに近づいて話す。マイク付きのイヤホンならマイクに向かって話せばいい。

いま多くの人が身に着けるようになったワイヤレスイヤホンでも、マイクの内臓されているものが多いので、それならスマホはただ手に持っておくだけで、普通に歩きながら喋れば入力することができる。


平仄、改行や句読点など、文章を整えるのはキーボードで一気にやってしまったほうが圧倒的に早いので、声でやるのが面倒ならあとで整えるのが良い。

僕は改行くらいは内容の纏まりごとに音声でしている。

(ちなみに音声入力モードで「改行」と言えば1行改行され、「点」と言えば「、」が打たれ、「丸」は「。」、「鍵カッコ」で「「 」、「鍵カッコ閉じ」で「 」」が入力される。面倒ならあとで整えれば良い。鍵カッコがわかりづらいですが悪しからず)

誤字脱字もあとで記憶や文脈から思い出して直せばいい。

長文なら、逐次直したほうが良いだろうが、短文を吹き込む程度なら後でも記憶をたどって直せるし、変換性能もなかなか良いので短文ならそもそも直す必要すらないことも多い。

いかがでしょう。うまく使えばとても便利だと思いませんか? 

*   *   *

試してみようと思った人には、あえて書き言葉ではなく、話し口調でそのまま喋ってみるのをおすすめします。

よく、スタンディングワークなどと言って、座ってではなく立って仕事をするスタイルもありますが、今ではウォーキングワークもできるようになってきた。

言ってしまえばこんなのは外を歩きながらメモしてるだけなので、大昔からいつだって人々がやってきた従来の手法で、何の新鮮さもない。

だけど普段とは違う方法や姿勢を取ること自体は、個々人にとって少なからず刺激を生むはずです。

そんな環境の違いを楽しみながら、姿勢や思考法に、新たな発見があることをちょっと楽しんでいます。

*   *   *

人と喋るように書いてみると、思いもしなかった思考が湧いてきたり、また思索をめぐらす角度を意図的に変えたりできる。

思考や執筆も、味を変えると楽しみ方が増えるのでオススメです。


これだけ言いつつ、この記事は硬い床に座って手打ちしました。足が痛い。。。



ライター 金藤 良秀(かねふじ よしひで)


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