見出し画像

仕事や恋愛に悩む人ほど自己認識が苦手らしい

なんでなんだろう

サーティーワンのアイスを口に運ぼうとしたわたし。スプーンを止めて妻を見る。

これはいつもの”ぼやき”が出るぞと期待する。

俺:何をぼやいてるの?

どうやら、仕事であった話らしい。
妻の話を聞く。

話はこうだ。

妻は中間管理職の立場で、
部下と定期的に面談をする。

職場の相談、業務の進捗や
たまにプライベートなことも。
気軽に話せる場として設けているのだ。

25歳の男性社員。
仕事は順調と彼は答えた。

妻はいつも決まって問いかける質問がある。

「仕事、楽しい?」

先ほどまでじょう舌だった彼が
急に黙り込んでしまった。

___た、楽しいです。

その答えに対して、追って妻が問いかける。
「何が楽しいの?」
すると男性の答えは、

__ちょっと、わかりません。
だった。

自分でもわかってないのよ

話を聞きながらアイスを食べるわたし。
なぜか自分に言われているようだった。

妻ちゃんは何に悩んでいるの?

なぜ、あの子は「仕事が楽しいか」の質問に答えられなかったのかなーって。

なるほど。


その質問が、仕事ではなく彼が好きな物だったら、きっと「なぜ」が言えたかもしれない。なぜを考えることは、何気ない毎日を過ごしていると、つい忘れてしまいそうになる。

・なぜ、noteを書いているのか
・なぜ、仕事を続けるのか
・なぜ、料理が好きなのか

すぐに答えられるもの、一瞬戸惑ってしまうもの、自分のことなのに答えられないことが多い。

わたしも自分のことを理解していないかもしれない。

でも結局、経験不足なのよ

仕事も婚活も全部、
自分がわかれば解決する!

これを

自己認識っていうの!


妻による講座がはじまる。

"自己認識をもつためには"

(ここからは妻の言葉としてご覧ください)


自己認識が大事なのは、自分をわかっていないとコントロールができなくなるからなの。できないと無駄な時間を過ごしてしまうわけ。

今やってることに無駄はない!って綺麗な言葉で片付ける人がいるけど、本当はもっと良い時間の使い方があったのに、自分がわからなかったことで損していたという人が多いと思うの。

例えば、何気なく入った会社がブラックで、そこでなにかしら得てから次の会社いこうとする人とかね。

それ、俺のことじゃん、、笑

ま、シュンさんに言ってるわけじゃないけど、少なくとも面談している若い子たち、いや下手したから上司ですらわかっていないかもしれない。

この間、こんな話があったの。

◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎


わたし(妻)と同じ部署に39歳(女性)の中途社員がいるの。婚活してたんだけど、最近ようやく彼氏ができた。

それまで、婚活サイトや結婚相談所に行ってたんだけどなかなか良い相手が見つからないって悩んでたの。

わたしとご飯に行ったとき、彼女に質問したんだ。

_____どんな人が好きなのってね

そしたら

年齢は関係なくて、
身長は170センチほしいかな。
優しくて家族思いになりそうな人。
お金は普通くらい持っていてほしいかな。

たしかに回答としては間違っていないけど、それは世間で誰もが答えそうな内容で、彼女の答えではない気がしたの。

それで、質問を変えてみた。

____どんな人と一緒だったら楽しい?

すると彼女は少し悩んで、

まだ彼氏見つかってないからわからない笑

って答えたの。
これが、自己認識していないってこと。自分のことがわからないまま、理想だけを求めてる。仮に付き合ったとしても、長続きしないかもしれない。

実は、結婚相談所でも言われていたらしい。「あなたの好きな人を考えなさい」って。

彼女としては答えたつもりでも、わたしと同じで彼女の答えじゃないって感じたのかな。

ちなみに、わたしだったら「普通な人」って答える笑

わたしが過去の恋愛から導き出した答えかな。自分で言ってても深さを感じるね笑

(シュン ハ アイスヲ タベオワッタ)

◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎

俺:自己認識はどこで磨いたの

わたしは社会人3年目のとき。
当時、リクルートの社員だった。

リクルートは「圧倒的当事者意識」を掲げる会社だったの。だから、どんな仕事であれ自分のことのように業務を行っていた。

そのためには、自分を知らなくてはいけない。けど、それまで自分を考えてこなかった。それが上司との出会いがきっかけで変わった。

俺:どんな上司だったの?

相談するとね
「なぜそう思うの?」って聞いてくる。

とにかく「なぜ」を聞いてくる。
それを考えるのがめんどくさい瞬間って絶対あるんだけど、そこで止まったらおしまいなのよ。

「なぜ」の答えは自分の答え。
つまり自己認識なの。

その繰り返しで、わたしは自己認識を意識するようになった。すると行動も変わった。その上司には、今でも感謝しているな。


「あー仕事つまらない」
「好きな人できない」
「趣味がない」

こういう人って多いけど、結局自分がわからないからなの。どんな人と一緒にいたら楽しいかとか、何をしているときが楽しいかとか。そういう自分が求めているものを理解しないと、なにも叶わない。


簡単なようで自分を知るって難しいのよ


妻が熱く語った


(わたしに戻ります)

あなたは、就職活動で自己分析をしたかな?わたしも行ったけど、企業選びと面接対策として行っただけで、作業のようになっていました。

けど、結局自分のために行うことであって、将来何になりたいかだけでなく、自分は何者かを知ることだったんだなと、妻の話を聞いて思ったわけ。

自己認識をもつトレーニングは、日々の行動に「なぜ」を思うこと。そして、その経験をしていくしかない。

自己認識が持てれば、今のあなたの行動も変わるかもしれない。もっと楽に生きれるかもしれない。

妻からまた1つ学んだ。

妻:それでね、自己認識をもった結果、わたしは料理してくれる旦那がいいなって思ったのー!明日もよろしくねー

さて、献立を考えるか。
わたしは何を食べたいのか


それじゃあ。


『妻がぼやく』がおかげさまで沢山読んで頂いております。コメントも頂き、妻も喜んでおります!是非、スキ・コメントよろしくお願いします!

もしよろしければサポートをお願い致します。頂いたサポートは、みなさまの有料記事購入に使用させていただきます。