ドイツ一人旅_炭酸飲料_08_01【海外旅行】
1999年冬 8日目 ニュルンベルグ～ミュンヘン
日本人3人で一緒に朝食に向かった。
Ｉくんは相変わらず好青年だが、Ｓくんは相変わらず無愛想だった。部屋に戻り出発の準備を済ませると2人に声をかけた。
「では、ハヴァ ナイス トリップ ！」
「えーっと、ハ、ハヴァ ナイス トリップ ！」
「ハヴァ ナイス トリップ ！」
お互い照れながら言葉を交わすと、旅の幸運を祈り2人と別れた。
街を直線的に抜けるように歩くと突き当りがニュルンベルグ中央駅だ。今日の目的地であるミュンヘンに向かう。ニュルンベルグから約2時間ほどだった。
ミュンヘン中央駅に到着すると大きな荷物をコインロッカーに預け、ミュンヘン博物館に向かった。
ドイツどころかヨーロッパでも最大級の博物館で自動車から飛行機、船にＵボートまでありとあらゆるものが展示されている。３階立ての建屋に屋外展示もある。展示品は１２万展もあり、とても一日では廻り切れない大きさだ。
２時間ほど丹念に見学していたが足がフラフラになり途中ではあったが博物館を後にした。のどが渇いたので博物館の前の売店で飲料水を買うことにした。
毎日コーラやファンタなど炭酸飲料ばかり飲んでいたのでお茶が飲みたかった。しかし、緑茶やウーロン茶の類は売っていなかったのでアクエリアスを買うことにした。早速フタを開けると「プシュッ」と音がした。
いやな予感がする…
試しに飲んでみるとのどがシュワシュワ鳴っている。なんだこれは？僕はあきれてしまった。
「アクエリアス、お前もか…」
アクエリアスも炭酸飲料だったのだ…
仕方なく炭酸入りのアクエリアスと炭酸の入っていないミネラルウォーターを交互に飲んだ。
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