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ドイツ一人旅_シャワー_03_14【海外旅行】
1999年冬 3日目 ケルン
さてと、ユースホステルに戻ろう。
レストランを出るとケルン大聖堂の脇を通り過ぎ、ライン川にかかるホーエンツォレルン橋をほろ酔い気分で渡った。
渡り終えて振り返ると、そこには絵になるような光景が広がっていた。オレンジの暖色ライトが橋と川面を照らし、その奥にライトアップされた大聖堂が厳かに鎮座していた。僕はしばらくの間、見とれていた。
ユースホステルに戻って部屋に入ると待ち合わせ場所に来なかった彼が熟睡していた。
彼を起こさないように僕は着替えとタオルを持ってシャワー室に向かった。
シャワー室は簡易的な壁で区切られたシャワーが10個くらい備え付けられていた。プールのシャワー室と同じ感じだ。
残念なことに棚がカーテンの内側にある。シャワーと棚が同じ居室にあるため、飛び散ったシャワーのお湯で着替えとタオルが濡れてしまった。
くやしいので、ドライヤーで頭を乾かすときに、着替えも一緒に乾かしてやった。
部屋に戻ると腰に巻いていたパスポートや帰りの航空券などが入っている薄いポーチを枕の下に隠すように置いた。こうしておくと盗まれる確率が低くなるそうだ。
そしてベットに横たわると、今日もまたすぐに眠ってしまった。
次の話 (表示されない場合は次回更新までお待ちください)
記事見出し画像は『Canve』の素材からお借りしました。
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