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ドイツ一人旅_ビールとソーセージ時々ザワークラウト_03_12【海外旅行】

前の話  プロローグ  3日目01

1999年冬 3日目 ケルン

ドイツで初めて飲むのは『ケルシュ』という地元のビールで黄金色でほどよく炭酸が発泡しており日本のビールによく似ていた。

「うまいっ!うますぎる!」

他に表現する言葉はなく、格別に美味しかった。まもなくソーセージが運ばれてきた。

「うまいっ!うますぎる!」

味が濃厚でありソーセージとはこんなに美味しいものなのかと感心する。

またザワークラウトというキャベツを千切りにして発酵させた、いわゆるキャベツのピクルス的なものが添えてあり、これまた美味しかった。このザワークラウトだけでもビールがどんどんすすむ。

僕は気分が良くなりビールをおかわりした。緊張の連続で食欲はさほどなくソーセージだけでお腹は満たされた。

「ツァーレン ビッテ(会計をおねがいします)」

テーブルに案内してくれたウエイターをつかまえ、その場で会計をお願いした。ドイツでは最初に接客したウエイターが最後までその客を担当することになっている。

会計は日本のようにレジではなくウエイターがテーブルで直接行う。このシステムは「チップ」の文化に関係があると思う。

僕は一般的なチップよりも少し多めにウエイターに渡して勘定を済ませた。

「アウフ ヴィーダーゼーエン(さようなら)」
「アウフ ビーダーゼーエーン(さようなら)」



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