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おもらしをしてしまった、ウチのおばあわんの話




おはようございます。





無駄に早起きをしてしまった休日。






まだ微睡んでいる中ですが、
先日の出来事を
忘れないうちに



綴ります。









おばあわんとは。








おばあちゃん+わんわん(犬)

の、造語である。







どこで覚えたのか








「老犬」


というと、




少々、痛々しさが先行する気がするが






「おばあわん」





と、表記すると、可愛さが勝る気がして



私は、そう呼んでいます。











今日は、うちの「おばあわん」の話です。







名前:アニー
犬種:トイプードル 
色:ブラック
出生地:京都
原産:フランス
生年月日:2006年3月10日生まれ






これだけ見ると、やたらプライドが高そうな
プロフィールに見えますね。笑



偏見か?w









明日があるさ、ではなく


トゥマロー、
トゥマロー、
アイラブヤー
トゥマロー
明日はしあわせ〜♪


※丸美屋食品ミュージカル「アニー」
トゥモロー「tomorrow」の発音だけ、
やたらとネイティブなのが特徴的。










の、ミュージカル「アニー」の主人公が

天然パーマだという、
安直な理由で名付けられた
うちのおばあわんは


3日間だけ


「なっちゃん」






と、呼ばれていた。








父が命名した「ナッツ」


という名前は、3日後に却下されたのである。






引き出しの奥底から発掘された





木屑まみれの、
ミュージカル「アニー」の
携帯ストラップの発見により







「あ、アニーでええやん」




の、一言から



妻と娘により、
まさかの改名をされてしまうのであった。










わずか2ヶ月で我が家へ来た「なっちゃん」は




3日後には



「アニー」


と、呼ばれることになる。




父、ごめんな。笑









前置きが長くなりましたが





その、おばあわんが




昨日の朝




まさかの、
おもらしをしてしまった話をしたかったのです。








今まで、全くトイレの失敗が無く







お小水へ行きたい時には、


あけてあけてー


と、ポップコーンのように香ばしい匂いのおててで


がりがりがりがりと



別室の扉を引っ掻いて教えてくれるのですが




昨日は違ったのです。









毛足が長めのカーペットに




「じょーーーーーーー」




っと、やっちゃったのです。





  


化粧をしながら、
仕事に行く準備をしていた私は




黒い塊が焦っているのを、
視界に捉えました。









「!?」




「えー!!!!おしっこもらしてるやん!」








自分のお尻の方を凝視しながら





放尿を眺めるおばあわん




きっと、彼女も不本意だったのか



「え!?なんで出てんの?!」



みたいな顔をして、見るからに動揺していた。









おばあわんは、毎日走り回っているが



気管支や腎臓、子宮などに疾患を抱えており



時々、病院へ連れて行く。








腎機能が半分しか機能していないため



かなりの頻尿であることは知っていたが




失敗してしまうのは稀であった。








私が、吸水のおしっこシートでカーペットを

とんとん叩き


消臭スプレーをかけているところを



2mほど離れたところから見ていた
おばあわん。





(絶対気にしてるやん)




と、思った私は





「怒ってへんよ〜。おしっこ出てしもたんやなぁ〜。しゃーないしゃーない。」





と、諭す。











すると、とぼとぼと近寄ってきて










消臭スプレーをかける
私の右手の親指の付け根らへんを



「ぺろ。」




と、舐めた。








「ごめんやで。忙しい朝にこんなんさせてしもて。」




と、いう声が聞こえてきたので



 




「大丈夫大丈夫!気にせんでええねんよ〜。間に合わへんかったんやもんねぇ。だいじょーぶよ〜」




と、言い




おばあわんを抱きしめてあげた。




 




老化って、人間も犬も猫もみんないっしょ。







だんだんと、
できていたことができなくなっていき



赤ちゃんに戻ってゆく。









最近懸念していることがある。






コロナ禍になり、
家にいることが増えたからという理由で
ペットを飼う人が増えている気がする。








でも、ただ「かわいい」という理由だけで
飼ってほしくない。







もし、働いていて



犬を1人にする時間が長いのならば



飼わない方がいいと思っている。








8時間、9時間




いきなり連れてこられた家で




ひとりぼっち。




小腹が空いても、
自分ではなにもできないし
食べられない。



ちょっと今日しんどいなぁ

と思った時に、
じぶんでお薬を飲むこともできない。







赤ちゃんからお迎えしたなら尚更





あったかいお母さんの元から、
生後2ヶ月も経たない頃から引き離されて





人間のおうちにやってきたものの

ひとりぼっちでいる時間が長い。






となると、
すごく寂しくて辛くて堪らんと思うの。









ただいま!



という言葉がいちばん好きなのは



唯一、頼れる人が帰ってきた
ことばだから。













よぼよぼになって




目が見えなくなって




耳が聞こえなくなって





自力でおしっこやうんちができなくなった






そんなおばあわん、おじいわんを





ひとりっきりにさせられますか?









わたしはできないと思う。。









命が尽きるまで




極力、側に居てあげたい。








だから、





安易な気持ちで飼って欲しくないと、
思ってしまうのです。






迎えた時は元気かもしれないけど





人間よりも倍以上のスピードで
歳をとっていくこと



理解した上で、お迎えしてほしい。





介護が必要になることも忘れないで。



思っている以上に、気持ちが伝わっていることも



忘れないで。





と、思うのです。







話が長くなってしまいましたね。笑笑






犬に限らず






生き物は、私たちが思っている以上に



意思疎通ができると、私は思う。




話す言葉は違うけれど



同じ目を持ち



同じ耳を持っている限り



同じ景色や音を共有しているのだから








命がある限り






生き物たちの「〜したい」


という声に、全力で寄り添ってあげたいと思う。






これはうちのおばあちゃん


が言っていた言葉。笑






本当にその通りだと思う。










今日はおしっこ
ちゃんとできたのかなぁ








出来てても


出来ていなくても



ちっちゃな体を抱き締めてあげたいと思う。






どろん。






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