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エッセイ

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2018年4月の記事一覧

みらいのじぶんより。

何気なく、今までの自分のブログの記事を見返してみた。

たしかに、書いたのは自分なんやけどなんだか新鮮に感じる。

誰かに向けて、誰かを想って書いた記事が、今の自分にクリーンヒットしてくる。

誰に見られても見られなくてもいい。

自分のために、書こうと思って始めたけど、

文字通り今、自分のためになった。

すごく勇気をもらえた。

ありがと、むかしのじぶん。

みらいのじぶんより。

グレーゾーン

あらゆる義務を放棄したい。

なにかのせいにしないと、なにもしない人を受け入れない世の中は終わってると思う。

いや、でも世の中ってそういうもんか。

免罪符みたいなのがほしい。

お年寄りなら、年金がもらえるし

障害者なら、手当がもらえるし

病気なら、生活保護がもらえるし

わかんないけど。

なんかそういう隠れみの的なのがあればいい。

社会不適合者だから、社会に適合できなくても許してほし

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どこか。

どこか。

「その道はどこに行けるの?」

小道を見つけた。

ふらっとその道へ入ったとき、通りすがりのおばちゃんは言った。

「知らないです」

そう答えたわたしに、おばちゃんは

ふふふっと笑って行っちゃった。

どこへたどり着けるか分からない。

そんな道を歩くのって楽しい。

その小道の先には、竹林があった。

初めて、たけのこが地面に埋まってるのを見た。

たけのこから、たけのせいねんになって、

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学生という立場

学生という立場

怖かった。

身ぐるみを剥がされた気がした。

なんにもできないわたしの、唯一の隠れみのだった「学生」という立場。

ぬくぬくとその中で好き勝手言ってたのを、急に外の世界に放り出されたみたい。

今までは、何を言っても所詮「学生」という枠の中での発言だった。

着付け講座を開いている学生

大学を辞めたい学生

好きなことで好きなように生きたい学生

あったかいところであれやこれや言ってるだけの学

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