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『国語ってどうやって勉強したらいいかイマイチ分からない。』〜国語の悩みどころ〜

今、私は国語のオンライン授業をしています。小学生・中学生・受験生がいます。国語を教えるようになったのは、受験生の長男が、

『国語ってどうやって勉強したらいいかイマイチ分からない。』

と言った言葉がきっかけです。じゃあ国語ってどうやって勉強するのか。国語好きの私は自分が解けるだけじゃダメなんだ!と、息子にどんな風に具体的に教えられるかを勉強しました。

そして、今は言えます。

国語にも勉強法がちゃんとあります!!

勉強法を私なりに探していく中で、まず、私が感じた国語の勉強の悩みどころを幾つか挙げます。

国語のイメージ。何となくふんわりした教科。

英語、数学、理科、社会。この4教科は分からない所を先生や塾で聞いたり、問題を沢山解いたり、暗記を頑張ればどうにかなりそうな期待が持てる。でも、国語は『これをすれば分かるようになる!』という具体的な方法がパッと思いつかない。そして何となく『国語』のイメージが、掴み切れない、ふんわりした教科に感じてしまう。

国語はセンスの良し悪しの教科だと感じてしまう。

国語、得意な子っていますよね?そんな子に『どうやったら国語得意になる?』と聞くと、具体的な方法というより、『何となく解けていける。』という、何とも羨ましい答えが返って来る事がありませんか?そうなると、国語が得意な人はもう文章を読むセンスがある人なんだ。自分にはそのセンスがないんだと思う。結局、センスがある・ないで決まる教科なんだと感じてしまう。

自分が読みやすい文章が出たらラッキー、出なかったらアンラッキーの賭けの教科になってしまう。

センスのさじ加減で、解ける問題・解けない問題があると思っていると、テスト開始の合図で読み始めた文が、『今回は読みやすい?読みにくい?』と考えながら読んでしまう。読みやすければラッキー!とテンションも上がりながら解けるかもしれない。でも、読みにくいと感じたら最後。そこから読み進めていくぞ!というやる気がガクンとダウンする。

読書、新聞を読んできた習慣がなかったら、国語が得意になるのはもう手遅れだと思って諦める。

以前、オンライン授業を受けてくれている子が言っていた。その子は、塾へ数学と英語を中心に通っているが、プリントは5教科貰えるそうで先生に聞いたそうだ。

『国語が苦手なんですが、どうしたらいいですか?』
『新聞を読んだらいいよ!』

確かに、本を読んだり新聞を読む方が良い!!それに越したことはない!漫画もいい。私は読書や新聞を読む習慣が残念ながら子どもの時からなかった。ただ漫画は大好きで毎日読んでいた。漫画から教わった事はそれはもう〜たくさん!

じゃあ、そのどれも習慣がない人はもうどうしようもない!?

ここは声を大にして言いたい。

いいえ。大丈夫です!!

長男がまさにそう。彼にはその3つより好きな事が他にあった。彼も学校で『国語は読書が1番。』と言われた。それでもなかなか手が伸びない。『読書あんまりやってこなかったからな〜。』と諦めモードの彼に私は言った。

『大丈夫!国語の教科書や問題集に載っている文は、それを作った人達が、手に取る生徒のみんなに「読んで欲しいな。」「触れて欲しいな。」と考えた文章を載せてくれているから。一つ問題を解く度に、「ちゃんと自分は新しい文章に出会えている!」と思ったらいいよ。』


学校のテスト返しの先生の解説を聞くと、理解は出来る。でも次のテストで解ける訳じゃない。

学校ではテストの返却の後、教科の先生が解説をしてくれる。解説を聞いていると、『そういう事か〜!』と理解できる。‥じゃあ、いざ次のテストで問題が解けるか!?というと、本文は前回と違う文章。設問も当然内容が違う。前回の理解が活かせたのか?比べ方からしてよく分からないし、手ごたえも得にくい。

いざ国語の勉強!何から?復習?とりあえず漢字をやる。文法もやる。次に何をしたらいいかが分からない。

自分で思いつく国語の勉強で出来ることは?何をしたらいいんだろう。とりあえず、漢字は練習できる。あと‥文法は覚えるものだからやるか!

‥でも、次は?何をしよう。イマイチ分からないから、勉強の仕方がまだ分かりやすい他の教科に時間を割いていくことになる。そして、国語の勉強時間の確保が後回しにされていく。

結局、『小説と説明文は頑張って解くしかない!』と根性論になる。

テスト前。漢字はやった。文法もやった。ワークもやった。でも当日出てくる文章は何が出てくるか分からない。新しい文章だ。その場で文章を読んで理解するしかない。つまり‥

『結局その時に頑張って解くしかない!』

とドキドキしながら問題用紙を待つ。


人それぞれに、『国語』から遠ざかる理由がある。

私が挙げた悩みどころとは、また違う悩みどころもいっぱいあるだろう。

私が国語を教えてみよう!と思ったのは、


国語にも勉強法がちゃんとあること。


読解力には、なんとなくじゃない『技術』があること。


読解力は今からでも成長させる事ができること。


だから、諦めなくて大丈夫!


と、長男とやってきた事を、国語に向き合いたくてもやり方が分からない子達に、少しでも伝えられたらいいなぁと思ったから。

今は苦手でも、

国語にちょっとでも向き合おうかなと思っている子を応援します💪!!



オンライン授業を始めるきっかけとなった、受験生真っ最中の長男が国語の相談をしてきた時の詳しい話はこちら👇良かったら覗いてみてください(*^▽^*)







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