【鬼滅の刃】パワハラ会議を無惨様👹の立場で考える~限られた経営資源とどう向き合うか〜
巷をにぎわした無惨様のパワハラ会議ですが、
無惨様の立場に立って考察し、
経営やビジネスの学びに変えて行きたいと思います。
無惨様の血という経営資源をどう活用していくべきか、そこから我々が学べる組織戦略について考察していきましょう。
【🌻無惨様の血は限られた経営資源】
そもそも、鬼は無惨様の血によって生まれますが、いくつかの性質や制約があります。
①無惨様の血の濃い鬼が、強くなる。
②濃いと耐えきれなくて死ぬ者がいる。
③濃いだけではなく、鬼自身の努力(人を喰った数)で強くなる。
この制約から、無限に強い鬼を作ることは不可能です。
『鬼』という重要な経営資源を有効に活用することが、鬼の組織のトップの無惨様には求められていたのです。
【🌻外部環境の変化に対応する】
さらに、
人は、実力より少し上の者と対峙し、勝つために必要なことを考えることで、さらなる進化を遂げます。
逆に、圧倒的な実力差があると、成長なんて不可能です。ドラクエでレベル1の最初から、ラスボス級の敵しか存在しなければ、それはもはや無理ゲーです。レベルアップなんて無理です。スライムから始まり、徐々に強い敵を倒していくのでレベルアップするのです。
鬼殺隊は、普通の鬼を倒し、異能の鬼を倒し、下弦の月を倒すことで、柱になり成長します。つまり、中途半端に強い下弦の月が柱という強い鬼殺隊員を作る助けをしていると考えることも出来ます。
実際、下弦の伍『累』は、炭治郎を追い詰めることで、ヒノカミカグラを発動するきっかけを与えてしまいました。
今まで鬼殺隊の成長をあまり気にしていなかった無惨様も、
炭治郎の成長や日の呼吸の復活には、さすがに、かなりの脅威を感じたことでしょう。
ですから、無惨様や上弦の鬼を脅かす存在が成長して現れる前に、トップとして先手の策をとる必要がありました。
外部環境というのは、常に変わっていくもの。
だから、現状に甘んじることなく、環境に合わせて戦略を変えていく必要があります。
【🌻無惨様のとった経営戦略】
限られた経営資源(無惨様の血の制約)、そして変わりゆく外部環境(鬼殺隊員の成長)の中で、臆病者の無惨様は、生き残るために、必死に考えたと思います。
その結果、
下弦の鬼を解体することで、
上弦の鬼に力を集中し、
鬼殺隊の成長の要因を絶つ。
このようなトップとしての意思決定をしました。
これは、限られた上弦の鬼という経営資源に『選択と集中』という経営戦略をとったと言えます。
しかし、
結果として、戦略は失敗したわけですが、、、
【🌻経営資源の有効活用】
ここで、言いたいのは、無惨様の経営戦略が正しかったか間違っていたかではありません。
経営とは、制限された経営資源をもとに、戦わなければいけない。
そして、
経営とは、日々変わりゆく時代の中で、先手先手で戦略という舵切りを求められるということです。
企業においても人という経営資源は無限ではありません。
優秀な人材を無限に採用することは出来ません。
また、優秀な人材を育てることも容易ではありません。
古参社員、新入社員、優秀な人材、仕事は出来ないけど雰囲気を明るくする人、仕事はできるけど陰口をいう人、社長を信者とあがめる人、多種多様な社員がいて、それぞれ長所、短所のある人材と共に、時代の変化に合わせながらも、企業を成長させていく必要があります。
組織を、社員を、成長させていくためには、経営者の経営の手腕が問われるのです。
【🌻適材適所の組織戦略】
では、限られた、そして、多種多様な経営資源を活用してどのように組織を作っていけばいいのでしょうか。
これは、
『適材適所』という言葉が解決してくれます。
適材適所の組織作りをすれば、組織は成長できるのです。
適材適所の組織作りとは、
人の長所に着目して、その人に最適な仕事に配置させることです。
煉獄杏寿郎は、無限列車で200人の乗客を守りながら、下弦の壱を倒すために、会ったばかりの炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子という経営資源の能力を踏まえて、最適な人員配置の指示を出しました。
結果として、乗客200人を守りながら、下弦の壱を倒すことに成功したのです。
適材適所の組織を作るためには、
社員一人一人のことをよく観察し、理解し、長所を把握することが大事です。
皆さんは、人の短所ばかり見ていませんか?
仕事はチームでやること。
一人の力でできることはたかが知れてます。
長所に着目することで、チームはできないことができるようになり、成長し、やりがいを感じるのです。
皆さんも周りの人の長所に着目して、周りを巻き込み、一人で出来なかったことを成し遂げましょう!
なお、パワハラ会議の無惨様の言動を考察した記事もありますので、
こちらもよろしければ、ご覧ください。
【最後に】
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