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JW495 哀しみの膝枕
【垂仁天皇編】エピソード24 哀しみの膝枕
第十一代天皇、垂仁天皇(すいにんてんのう)の御世。
紀元前25年、皇紀636年(垂仁天皇5)10月1日。
垂仁天皇こと、活目入彦五十狭茅尊(いくめいりひこいさち・のみこと)(以下、イク)は、来目邑(くめ・のむら)に行幸(ぎょうこう:天皇の外出)した。
大后(おおきさき)の狭穂姫(さほひめ)(以下、さっちん)も同行しての行幸である。
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そして、来目を治める、久米押志岐毘古(くめ・の・おしきびこ)(以下、オシキ)が歓迎するのであった。
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オシキ「大王(おおきみ)! ようこそ、来目へ! ちなみに、来目邑っていうのは、奈良県橿原市(かしはらし)の久米町(くめちょう)のことっす。エピソード67で、俺の御先祖様、大久米命(おおくめ・のみこと)が、御初代様から、いただいたんすよ。すごいっすよね?」
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