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ジャパンウォーズ(JW)第一部 神武東征〜欠史八代

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ジャパンのウォーズについて、改めて書いて参ります。いろいろ新しい情報が入ったので、書き直そうと思ったわけです。写真も載せて参ります。
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2022年5月の記事一覧

JW141 交渉への道

JW141 交渉への道

【孝安天皇編】エピソード18 交渉への道

山陰地方の隠岐島(おきのしま)こと隠伎(おき)に滞在中の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、稲作を振興(しんこう)していた。

そして、ついに、出雲(いずも)との交渉に入ることとなったのであったが、叔父の和邇日子押人(わにのひこおしひと)(以下、ひこお)が制止するのであった。

ひこお「なりませぬぞ。今は

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JW142 怒る出雲君

JW142 怒る出雲君

【孝安天皇編】エピソード19 怒る出雲君

山陰地方の隠岐島(おきのしま)こと隠伎(おき)に滞在中の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、稲作を振興(しんこう)していた。

そして、ついに、出雲(いずも)との交渉に入ることとなった。

作者オリジナル設定により、使者として派遣された和邇日子押人(わにのひこおしひと)(以下、ひこお)。

しかし、交渉は

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JW143 理由ある反抗

JW143 理由ある反抗

【孝安天皇編】エピソード20 理由ある反抗

山陰地方の隠岐島(おきのしま)こと隠伎(おき)に滞在中の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、稲作を振興(しんこう)していた。

そして、ついに、出雲(いずも)との交渉に入ることとなった。

作者オリジナル設定により、使者として派遣された和邇日子押人(わにのひこおしひと)(以下、ひこお)たち。

しかし、

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JW144 交渉開始

JW144 交渉開始

【孝安天皇編】エピソード21 交渉開始

紀元前296年、皇紀365年(孝安天皇97)、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、出雲(いずも)との交渉のため、伯伎国(ほうき・のくに)に到着した。

そこで、陣を設けることにしたのであるが、その地とは・・・。

笹福「妻木(むき)に決まったぞ!」

ここで、笹福の兄、大吉備諸進命(おおきびのもろすすみ・の

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JW145 逝く人、来る人

JW145 逝く人、来る人

【孝安天皇編】エピソード22 逝く人、来る人

紀元前296年、皇紀365年(孝安天皇97)、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、出雲(いずも)との交渉に入った。

笹福の提案に、出雲の君主、櫛田(くしだ)が唸る。

櫛田「わしらが祀(まつ)る出雲の神・・・それをヤマトの大王(おおきみ)に委(ゆだ)ねることなど出来ぬと申しておるんだに!」

笹福「

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JW146 妻の覚悟

JW146 妻の覚悟

【孝霊天皇編】エピソード1 妻の覚悟

紀元前291年、皇紀370年(孝安天皇102)1月9日、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)が崩御(ほうぎょ)した。

ちなみに、崩御とは天皇が亡くなることである。

それから数日後のこと。

伯伎国(ほうき・のくに:現在の鳥取県西部)にヤマトからの使者が来訪していた。

使者は、エピソード

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JW147 うわなり神事

JW147 うわなり神事

【孝霊天皇編】エピソード2 うわなり神事

紀元前291年、皇紀370年(孝安天皇102)1月9日、第六代天皇、孝安天皇(こうあんてんのう)こと、日本足彦国押人尊(やまとたらしひこくにおしひと・のみこと)が崩御(ほうぎょ)した。

その報せが、伯伎国(ほうき・のくに:現在の鳥取県西部)に滞在中の大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))のもとに届く。

こう

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JW148 小千と奇妙な関係

JW148 小千と奇妙な関係

【孝霊天皇編】エピソード3 小千と奇妙な関係

紀元前291年、皇紀370年(孝安天皇102)1月、伯伎国(ほうき・のくに:現在の鳥取県西部)に滞在中であった、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、ヤマトに帰還することとなった。

しかし、笹福の妻、朝妻姫(あさづまひめ)は、年老いた母を置いてはいけないと、妻木(むき)の里に残ることになったのであった

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JW149 先代を祀ろう

JW149 先代を祀ろう

【孝霊天皇編】エピソード4 先代を祀ろう

紀元前291年、皇紀370年(孝安天皇102)9月13日、先代こと、孝安天皇(こうあんてんのう)の陵が造営された。

それを受け、孝安天皇を祀(まつ)った神社の解説が、盛大におこなわれようとしていた。

呆然とする、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))を放置し、大臣(おおおみ)の一人、磯城五十坂彦(しき・の・

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JW150 七代目即位

JW150 七代目即位

【孝霊天皇編】エピソード5 七代目即位

紀元前290年、皇紀371年(孝霊天皇元)1月12日、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))が、ついに大王(おおきみ)に即位した。

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)である。

笹福「ついに大王となったぞ!」

そこに、大臣(おおおみ)の一人、磯城五十坂彦(しき・の・いさかひこ)(以下、イサク)がやって来

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JW151 富士山噴火

JW151 富士山噴火

【孝霊天皇編】エピソード6 富士山噴火

紀元前289年、皇紀372年(孝霊天皇2)2月11日、第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は立后(りっこう)をおこなった。

そして前回は、二人の大后を紹介させてもらった。

残るは、あと一人である。

そこに、春日千千速(かすが・の・ちちはや)(以下、ちぃさん)と

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JW152 舞い降りた白い鹿

JW152 舞い降りた白い鹿

【孝霊天皇編】エピソード7 舞い降りた白い鹿

紀元前288年、皇紀373年(孝霊天皇3)1月、第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))の元に、二人の人物がやって来た。

物部六見(もののべ・の・むつみ)と三見(みつみ)の兄弟である。

六見「ただいま参りました。一体、何事でしょうか?」

三見「エ・・・エピソ

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JW153 三上山降臨伝説

JW153 三上山降臨伝説

【孝霊天皇編】エピソード8 三上山降臨伝説

紀元前285年、皇紀376年(孝霊天皇6)となった。

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))が政務に勤しんでいると、一人の人物がやって来た。

笹福の叔父、和邇日子押人(わにのひこおしひと)(以下、ひこお)である。

ひこお「エピソード148以来の登場ぞ。」

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JW154 生えて来た

JW154 生えて来た

【孝霊天皇編】エピソード9 生えて来た

紀元前285年、皇紀376年(孝霊天皇6)のある日。

御上神社(みかみじんじゃ)の解説から幾日か過ぎた頃。

第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))の元に、出雲(いずも)から使者がやって来た。

使者は、出雲君(いずものきみ)の息子、知理(ちり)であった。

知理「

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