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ツアーファイナル〜2枚目【とあるバンドマンの軌跡】第10話

どうもーキクでーす。

第1話「プロローグ」

第9話「3週間出っ放しのツアー編」

話数が増えてくに連れ、リアルで何も起こらなすぎてネタもないので、早速10話です。


【物語の年代時に聞いてた曲の紹介】


フロンティアバックヤード

Swing Out Sister

Story Of The Year

YUKIさん



【第10話】


前回。3週間の出っぱなしのツアーも終え、一段落。

そして、ツアーファイナルに向かっていきます。


私達はたった1度、インディーズの事務所からCDをリリースし

今まで地方のライブに来てくれたお客さんも10人行くかどうか。

こんなバンドがツアーファイナルしたらどうなってしまうか不安で仕方なかったです。


ツアーファイナル当日


ツアーファイナルとは言っても、ワンマンライブではなく、対バンとセットです。


そして勢いあるバンドと対バンをし、ソールドアウトまでは行かずとも、ほぼ満員でした。


もちろん「久しぶりの友達」も声をかけてます。(第6話参照


この時点で安堵です。


私達を見に来てくれてるのか、他のバンドを見に来てくれてるのかはわかりません。でも、満席に近い状態で安堵しました。
(ライブハウス側から、正確に自分達のバンドを見に来てくれた人数を伝えられますが、15年も前のことなので、全く記憶にないです) 


私達と似たようなジャンルのバンドとの対バンだったので、目当てのバンドが終わっても、私達を新規で見てくれた方も多かったと思います。


そして無事にツアーを終え、少し一段落。って思ってるのもつかの間


すぐに事務所から


事務所「次のアルバムを半年後ぐらいに出すから、曲作りよろしくー」


と、ラフな感じで地獄のような事を言われます。

私達が天才で曲すぐ作れます!のような集まりであれば可能な事でしょう。

しかし、私達はバンドで作っていくタイプ。曲のストックなし。ライブも少しずつ予定が入ってました。


つまり半年後のCDリリースまでに

1ヶ月目 最低でも10曲は曲を作る

2ヶ月目 曲をつめて行く

3ヶ月目 レコーディング。

4ヶ月目 最終ジャッジ

5ヶ月目 PV撮影(初)

6ヶ月目 CDリリース

7ヶ月目 ツアー開始

という、パツンパツンの黒パンツのようなスケジュールでした。


この間に、ライブ、バイト、そして有り難いことにフリーペーパーのインタビューにも掲載されていきます。


大変だったけど、嬉しい忙しさだったと思います。


合宿をして朝から朝まで曲を作ったり、バイトもこなしLIVEもこなし。恋もしてたでしょう。


そして、無事曲作りを終え

レコーディングも無事に終え

私も22歳になります。

次回。はじめてのPV撮影


noteまとめ『文章遊戯』に参加しています。




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