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社会的相互行為システム研究室の紹介


1.はじめに

こんにちは!社会的相互行為システム研究室(武藤正義研究室)所属4年生の市村淳です.この記事では武藤先生とともに当研究室の研究や活動を紹介していきたいと思います.ぜひ,大学選びや研究室選びの参考にしていただければ幸いです.イメージしやすいように,最初に当研究室のキーワードを並べておきますね.

研究指針:データサイエンスを活かした文化的まちづくり
研究対象:コミュニティ,サードプレイス,ストリートピアノ… 
研究方法
①社会数理 統計分析,python等プログラミング,GIS地理情報システム,ウェブスクレイピング,自然言語処理,ネットワーク分析,ゲーム理論…
②社会理論 社会学,公共哲学,経済学,経営学,システム論…
③社会調査 アンケート,インタビュー,ワークショップ,イベント…

武藤先生はデータサイエンスを含む社会数理・社会理論・社会調査などからなる社会システム科学を専門とし,調査フィールドは,音楽まちづくりです.機械制御システム学科は機械系の学科ですが,機械工学を専門とする教員だけでなく,武藤先生のように機械系以外を専門とする教員も幾人か配置されています.これは学生の幅広い興味関心に対応したり,工学部の機械系学科(コース)との違いを打ち出すためです.ただし社会システム科学は,機械工学や制御工学とはシステム科学どうしなので繋がりがあります.均衡の安定性や効率性など,数学的なシステムの挙動を扱う点では共通点もあるのです.

さらに,研究室名となっている「社会的相互行為システム」は,英語ではSocial Interacion Systemsであり,システム科学のなかでも特に双方向的な相互作用系,もっといえば人びとが何かに自発性をもって自由に参加し,互いに影響しあう状況を念頭においています.たとえば,楽器奏者が連携しあう音楽セッションなどミクロなシステムもSocial Interacion Systemですが,企業・役所・学校・NPOなどの組織が連携しあう地域創生の仕組みづくり(産官学民連携)などマクロなシステムもまたSocial Interacion Systemです.地域社会にはさまざまな役割をもつ人びとや組織が存在しており,それらをうまく繋げることによって,地域の課題を解決していくことが求められています.

Social Interacion System(社会的相互行為システム)は,そのような課題の解決や発見をするための理論的な視座になります.これは具体的にはネットワーク分析,ゲーム理論,微分方程式などの数理モデル,ループ図や統計的なパス図,社会学・経済学・経営学などの諸理論に加えて,実際の状況に合わせてビジネスモデルのように関係性のモデルを作っていくこともあります.一種のシステムデザインともみなせる社会や地域の課題解決のための仕組みづくりは社会性・事業性・革新性を満たす実践的なソーシャルビジネスのモデルを立てるということに近いのです.

社会的相互行為システム研究室は,実践的にはここ数年にわたり,都内から埼玉南部の広範な地域において,アップライトピアノ数台,グランドピアノ1台,電子ピアノ1台を各地のストリートや飲食店などに設置・運用し,音楽まちづくりに役立てています.地域や社会の共有財産すなわち公共財であるコモンズとしてのピアノを,当研究室は地域や社会に供給しているのです.これはゲーム理論における社会的ジレンマと等しい公共財供給問題(フリーライダー問題)への実践的なソリューションでもあります.

また,ピアノは比較的大きな一種の精密機械ですので,このような地域貢献活動は,ある種の機械が地域社会にどのような影響を与えるかを理解するための社会実験アクションリサーチでもあります.このような地域貢献活動は文化的な機械と地域の関係についての研究とも位置づけられるでしょう.

2.文理芸総合による文化的まちづくり

社会的相互行為システム研究室では,理系・文系・芸術系を自在に行き来する文理芸総合的アプローチにより地域社会へ貢献すべく様々な事柄を研究しています.そしてこれらの研究をベースに,ストリートピアノ,音楽LIVEが可能な飲食店,ピアノラウンジ,高齢者施設,シェアハウスなどのサードプレイスの連携をはかっています.なおファーストプレイスは家,セカンドプレイスは職場や学校です.このサードプレイス連携や音楽イベントによって促進される多世代交流などを通じて,地域や社会に新たな文化の風を吹かせる地域イノベーションの実現を当研究室は目指しています.

サードプレイス連携は,人と人を繋げることにより社会関係資本を醸成するコミュニティデザインの一手法と考えられます.人の繋がりはいったんできると,土地や工場のように利用することで価値が減ることなくむしろ増すような資本の一種と考えられています.人と人は基本的には会えば会うほど仲がよくなり,さらに知人を紹介するなどして人の輪は広がるので,人の繋がりは社会関係資本とよばれているのです.

このような人の繋がりをベースとしてはじめて地域では,様々な趣味趣向をもつ人びとに興味をもって自発的に参加してもらえるような多様なイベントを開催することができます.さらにこのようなイベントの蓄積により,人と社会関係資本が育ち,地域の文化発展が促進されていきます.ここでは社会関係資本が多様なイベントを可能にし,逆に多様なイベントが社会関係資本を育成するというポジティブフィードバックが生まれます.そして,このようなポジティブフィードバックあるいは好循環の起爆剤となるものが,サードプレイス連携であると私たちは考えています.

以上のようなサードプレイス連携というコミュニティデザイン手法を通じて,アートまちづくり文化的まちづくりを当研究室ではすすめています.一言でいえば「サードプレイス連携による文化的まちづくり」ですね.そこでは音楽・美術・デザイン・写真等を含む広い意味でのアートつまり文化芸術が介在するので,研究室としては文理芸総合的手法により研究に取り組むことになります.この取り組みは地域創生現代アートの一種として捉えることもできますし,都内から埼玉南部にわたる広い地域に,文化的イノベーションを起こそうとする壮大な社会実験ともいえます.なお,教育的な側面からみるとSTEAM教育(Science,Technology,Engineering,Arts,Mathematics)の実践としても位置づけられます.

じつは「自由で開かれたコミュニティはいかにして可能か?」という問いを「21世紀の社会学が解くべき問題」として,学術雑誌『理論と方法』に私たちは発表しているのですが,サードプレイス連携はこの問題を解く鍵になると考えています.詳しくは以下のとおり:

ネットによって多様な人びとと交流できるにもかかわらず,現実には「タコツボ」のような同質的な人びととの閉鎖的な付き合いが増えているともいわれる.同質性からは経済的発展をもたらす新しい文化や仕組みは生まれにくい.一方,開放的なコミュニティは,多様性により文化・経済の発展をもたらすけれども,成員の流動性があるため,形成・存続が難しい.このような自由で開放的なコミュニティはいかにして可能か.

『理論と方法』2017 年 32 巻 1 号 p. 142-155

ふつう単一のサードプレイスは,そこに集う人びとによる単一のコミュニティとして完結してしまう傾向にあります.つまり,似たような人が集まり居心地はいいかもしれないけれども,それで満足してしまうことが多く,新しい何かが生まれることは少ない.一方,コミュニティに外部からの情報や人材がもたらされると,多少の齟齬や違和感が生じ,それを乗り越えようと「正反合」の弁証法のようにして新しい何かが生まれることが多いのです.

以上のようなメカニズムにより,サードプレイス連携は,いくつかのコミュニティを繋いでそれらのコミュニティ同士の交流を促すことで新しい文化を醸成する仕掛けです.同時に個々のサードプレイスの居心地のよさはある程度保ちつつ,全体としてはクリエイティビティに富んだ自由で開放的なコミュニティをデザインすることになります.こうした創造性をもたらすコミュニティ同士の緩い繋がり・弱い繋がりは,「コミュニティ・クロッシング」「クロスコミュニティ」ともよばれ,その具体的な方策がサードプレイス連携になります.サードプレイス連携は基本的にはインフォーマルなものなので,産官学民連携のような,よりマクロでフォーマルな連携へと発展することも可能です.しかしフォーマルな連携は,悪い意味での制度化・形骸化をもたらしかねないので注意も必要です.

サードプレイス連携は,個々のプレイスにおける常連たちの居心地のよさをある程度保証しつつ,そこに多様性のスパイスを利かせ,創造性を引き出す社会のモデルです.このモデルはサンゴ礁社会とでもよべるでしょう.サンゴ礁には隠れる場所が多いため,生物多様性の宝庫といわれます.この1つ1つの隠れる場所が個々のサードプレイスです.また,サンゴ礁の多彩な生物たちは多様な共生関係を営んでおり,それが豊かで美しいサンゴの森や色鮮やかな魚群たちを支えています.この共生関係がサードプレイス連携やクロスコミュニティに対応します.そして,居心地と創造性にはトレードオフがあるのですが,その両者をともに実現するようなバランスが,サンゴ礁社会へ向けたサードプレイス連携には求められます.このあたりは実践的な難しい課題であるとともに,理論的にも興味深い課題になりうると私たちは考えています.

ストリートピアノ,LIVE可能な飲食店,シェアハウスなどのサードプレイスを連携し,
文化的イノベーションを醸成する音楽まちづくり

さて,そんなサードプレイス連携や人と人を繋げるコミュニティデザインに利用できるものが音楽です.LIVEやストリートピアノなどの音楽イベントは,最近では配信もあったりしますが,現地にいかなければ十全に楽しむことはできないため,出会いや再会の場になります.また音楽イベントは同じ時間芸術である演劇などに比べて少人数の出演者だけで比較的手軽に開けるため数も多く打てます.こういった点から音楽イベントはコミュニティづくりに適していると考えられます.なお,食事会なども数が打てますが,食事は現地で食べないと味がわからない一方,音楽は劣化はしても動画や録音などのメディアで伝達可能です.文化的まちづくりに関わる情報発信という点でも音楽は優れているのです.

赤羽ストリートピアノVol.6 - The LaLa Piano 2023のポスター.年にほぼ1回のペースで5年間開催している.今回はアフター・コロナもあり,初の企画として第1に,マイクとアンプを設置し,ピアノ弾き語り等の演奏もあった.また第2に,2台ピアノを設置し,ピアノ奏者同士の共演と交流の促進をはかった.さらに第3に,二日分のオープニングアクトとして,会場となる商店街であるララガーデンに縁のある大学生や動画配信で活躍する高校生を起用し,若いアーティストを育成する機能ももたせている.運営面では地元の金融機関・有力企業・個人からの協賛金をいただき,またストーブやピアノを借りるなど,赤羽小学校や赤羽岩淵中学校といった地元の学校とも協力体制を築いている.なおポスターのデザインは武藤先生がカメラマン・デザイナーとして自ら考案・制作し,音楽だけでなく美術やデザイン面でも地域に貢献するアートまちづくりにコミットしている.

そこで当研究室では,北区・荒川区・板橋区や大宮キャンパスのあるさいたま市などを含む広義のノーストーキョーエリアにおいてストリートピアノ,箏による音楽イベント,音楽LIVEつきの勉強会などこれまで30種類ほどのイベントや仕掛けを展開し,音楽まちづくりをすすめています.そこでのサードプレイス連携としては,たとえば無料演奏となるストリートピアノで知りあったピアノ,ヴァイオリン,フルート奏者,歌手など数多くの腕利きのアーティストに飲食店での投げ銭LIVEを依頼しています.これにより年間20本以上の多くの音楽LIVEを展開し,店とアーティストの双方に収益をもたらしつつ,交流を伴う新しい文化を地域で醸成しています.収益性がなければ,何事も続けていくことは難しいので,こういったコミュニティビジネス(ソーシャルビジネス)の仕組みは重要なのです.

当研究室がコミットしている荒川区小台にある「街中スナックarakawa LABO本店」における音楽LIVEの数々.飲食店ではこのほか大宮にある「City Lights」や東京北区十条にある「ミュージカンテあまね」などにもアーティストをブッキングして派遣し,音楽まちづくりをすすめている.

LIVE会場となる飲食店は,2022年より「街中スナック」という多世代交流や若者の居場所づくりといったソーシャルなコンセプトをもって全国展開しているお店です.街中スナックには昭和のスナックにあったかもしれない色売りなどはもちろんなく,禁煙であり,カラオケもなく,22:00閉店のクリーンな運営がなされています.このようにダーティな要素を除去しつつ,スナックのサードプレイスとしての交流機能を純粋抽出することで,街中スナックは地上波報道番組を含む各種メディアで取り上げられ注目されています.

当研究室では以上のような地域イベントや地域コミュニティから課題を発見し,解決へ向けてデータ分析を伴う研究を行っています.個々の研究については次にそれぞれの担当者からお話します.

3. 研究紹介

3.1 地理情報システムを用いたストリートピアノの比較分析

ここ数年,ストリートピアノは新しい文化として全国的に大きな広がりを見せています.そこで全国700か所近くのストリートピアノの設置情報データpythonというプログラミング言語を用いてウェブ上から自動で日々収集し(スクレイピング),GIS(地理情報システム)など様々な手法を用いて,比較分析を行っています.ストリートピアノは設置されたり撤去されたり,期間限定のものがかなり多いので,継続的にスクレイピングする必要があります.日々スクレイピングされる設置情報データをもとに,各都道府県に設置されているストリートピアノがそれぞれどのような要素を持っていてどう違うのか,地域ごとの分布やアクセスのしやすさなどの傾向や特徴を把握すべく統計的にデータ分析しています.(瀧口 雄大)

3.2 ストリートピアノ来場者のデータ分析

当研究室では2020年~2022年に東京北区・赤羽岩淵の正光寺にて,ストリートピアノの一種である寺ピアノを運営していました.そこに来られた方々を対象とした2年間に及ぶ実態調査から得られた延べ1600人分の来場者データを統計的に分析し,赤羽岩淵の寺ピアノという一種のコミュニティがどのような性質を持っていたのかを研究しています.ピアノ奏者だけでなく聞き手も含めたストリートピアノの来場者データは大変稀少であり,本研究によりストリートピアノがもたらす場やコミュニティがいかなるものであるかがはじめて理解できると考えています.(割方 悠貴)

赤羽岩淵・正光寺観音堂に設置された寺ピアノ
観音堂の外でピアノ演奏を聴く来場者の方々

3.3 ストリートピアノ演奏動画の自動分割投稿システム

寺ピアノの運営は2022年で終了していますが,週2回3時間ずつの配信アーカイブである演奏動画データが大量に保存されており,それを個々の演奏者に提供することを考えています.1つ1つの動画を手動で編集・投稿するのは大変手間がかかるため,演奏動画データの自動分割投稿システムを構築します.このシステムでは人がいない部分や無音部分をpythonを用いて自動で切り取ることにより,演奏部分のみを抽出することができます.(大谷 篤裕)

3.4 箏を通じた地域文化創生と多世代交流

ストリートピアノは人と人,人と地域をつなぐ音楽まちづくりの側面を持っていますが,他の楽器でも同様のことはできるはずです.そこで私は日本の伝統楽器である(こと)を用いた音楽まちづくりを実践的に研究しています.アンケート調査などの量的調査とワークショップ・フィールドワークなどの質的調査を組み合わせて得られる量的データ質的データを統合的に分析し,その知見を活かして,箏を通じた新たな地域文化を創生することが目標です.この地域文化創生の試みでは,現在世界で唯一大宮に置かれているストリート箏の設置場所を増やしたり,箏を通じて多世代交流ができる場所を作れればと考えております.(小暮 隼矢)

3.5 クロスコミュニティのネットワーク分析

ストリートピアノなどの地域イベント,飲食店,ラウンジ,シェアハウスなど複数のサードプレイスによって形成されたコミュニティについて研究しています.複数のサードプレイスが絡む人的なネットワークデータを,数学や統計ソフトを用いて定量的に分析します.コミュニティ間の繋がりの強さを調べ,構造的空隙とよばれる繋がりが弱いところをつなげることで,新種のイベントやイノベーションが生まれる可能性が高まります.分野としてはネットワーク分析やソーシャルイノベーションを学んでいます.また,コミュニティに実際に参加して繋がりを作っていくので,当研究室のなかでも特にイベントに参加する研究でもあります.なお主な地域貢献イベントについては次にお話いたします.(市村 淳)

4.地域貢献活動

4.1 赤羽ストリートピアノ(AKABANE LaLa Piano)

赤羽ストリートピアノAKABANE LaLa Piano)は,赤羽のララガーデンという商店街において,年1回程度,過去6回開催しているストリートピアノイベントです.運営には,当研究室の学生や教員だけでなく,他大の学生や地域内外のストリートピアニストや会社員など様々な方が参加します.またイベントに訪れるお客さんと関わることができます.なお赤羽には,このララピアノ以外に,常設のMETSピアノというストリートピアノがあり,その運営にも当研究室が深く関わっています.

穏やかな赤羽ストリートピアノVol.4 ララピアノ2021の風景
赤羽ストリートピアノVol.3 ララピアノ2020にて人気YouTuberのハラミちゃん・けいちゃんの連弾に盛り上がる会場.リンク先の動画は1000万回再生以上を記録している.ほかにも多くのピアノYouTuberが毎年,赤羽ストリートピアノの動画を多数アップロードしてくれており,ストリートピアノの街,音楽の街としての赤羽のイメージを徐々に作り出してくれている.

4.2 東大宮ストリートピアノ

東大宮ストリートピアノは,年に1度,大宮キャンパス近くのハレノテラスという商業施設にピアノを置くストリートピアノ・イベントです.これは,多くの1年生が履修する「創る」という講義の一環です.2019,2022,2023年とこれまでに3度開催しており,毎年多くの方々にご来場していただいております.年度によってはストリート箏も同時開催したり,学生による音楽ライブをしたりと,ただストリートピアノを置くだけでなく,様々な企画を学生が1から考え,運営まで学生が主体となっています.

2022年6月に東大宮ハレノテラスにて開催されたストリートピアノ&箏で演奏する小暮君

これに関連して,2023年は11月26日(日)に東大宮駅西口で16時~18時半,ストリートピアノ&箏を開催しました.19時からさいたま市の清水市長も登壇するイルミネーションの点灯式があり,そこでも当研究室の小暮君を含む芝浦工大の学生がピアノや箏を演奏しました.なお,写真のピアノを弾いている女性は正光寺における寺ピアノ常連だった会社員で,小暮君(アーティスト名義:流音)とともに箏とピアノのインストユニット「月ノ陽」を結成し,活動しています.このように当研究室は学生と社会人との交流も多く,文化的まちづくりの一環として,音楽イベントを通じたアーティスト育成にも力を入れています.

2023年11月に開催された東大宮駅西口でのイルミネーション点灯式における小暮君の演奏風景

4.3 MELL-Being(メルビーイング)

MELL-Being(メルビーイング)は,王子のシェアハウス「スキマデ」(旧称:たまごま)で開催される音楽LIVE付き勉強会です.2021年から2023年までに11回開催しています.シェアハウスは手狭なため,10名程度までのイベントですが,その分少人数による深い議論が各回のテーマに合わせて交わされています.

なお,MELL-Beingは,Music Empowerment and Liberal Lively Beingの略で,WELL-Being(幸福で肉体的,精神的,社会的すべてにおいて満たされた状態)のWをMusicやMachizukurのMに代替したもので,音楽エンパワメントと自由でライブリーな在り方を表しています.

ピアノ奏者による音楽LIVEのパート
話し手による勉強会パート

5. おわりに

当研究室では上記のような活動以外にも板橋区の勉強会「おとなり大学」 ,北区の高齢者就労支援施設「きらりあ北」,荒川区のストリートピアノ&LIVEフェス「Multicolored Piano」や「宮前ソラのマルシェ」,川越・蓮馨寺「KOEDO寺ピアノ」,足立区舎人の「ゼンガクジ・フリーコーヒースタンド」とローカルメディアの「トネリライナーノーツ」(武藤先生の記事)などの運営に協力するため,当研究室でしか得られない経験や繋がりが見つけられるかもしれません.また,自分の個性を積極的に発揮できる研究室でもあると思います.

さいごに,数多くの音楽イベントや勉強会を運営するため,当研究室は他大学の学生や若い社会人らと,NTM - ノーストーキョー音楽まちづくりという組織を共同でつくっています.X(Twitter)アカウントにて最新のイベント情報もお伝えしておりますので,興味あるイベントがあればぜひご参加ください.または当研究室まで気軽にお越しください.(市村淳・武藤正義)

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