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ライフワークは、禁煙とダイエット。 ゴールのない旅はここにもある。それもまたよしとお気楽に、本や漫画、映画のことなどざれごとをつづります。

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    • 子どもが出てくる映画の話をしよう

      子ども向けの映画もすきだけど、子どもが出てくる映画がすごく気になります。子どもの年齢は幼児~ハイティーンまで。ドキュメンタリー、ホラー、ファンタジー、現代ものなどなど。おすすめ映画の紹介も大歓迎です。

    • オリジナル創作ショート『動物園的。』

      創作小説のコーナーです。日常ファンタジーがらみの短編・中編など。よろしければお茶のおともに。

      • 子どもが出てくる映画の話をしよう

      • オリジナル創作ショート『動物園的。』

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    子どもが出てくる映画の話をしよう。⑰韓国発ゾンビ×ジュブナイル『今、私たちの学校は……』

     世の中には、「ゾンビものがすき!」という方々がいる。別にゾンビ好きじゃなくても、映画を観ていれば「たまたま」でも一度ならずゾンビものに出会うはず。  それよりも、映画をつくるという設定の映画では、かなりの確率でつくっている映画はゾンビものではないかと思う。『スーパー8』しかり『カメラをとめるな!』や『キツツキと雨』もそうだったような。  おそらく、低予算でできるとか(ほんとうか?)理由はあるんだろうけれど、たぶんやっぱり、そういう映画がすきなひとがつくるからなんじゃないかと

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      • 子どもが出てくる映画の話をしよう。その⑯ 中国・香港合作『少年の君』

         久しぶりにミニシアターで映画を観た。  映画館を出て、しばらくまだ映像の中にいた。  そんなことってあるよね?   それは、いい映画を観た証。  この日みたのは、中国・香港発のジュブナイル映画『少年の君』。  2019年制作で、日本での一般劇場公開は2021年。  さらにその1年遅れで観たわけです。  正直にいいましょう。実はあんまり期待してなかったのです。タイトルも、「優等生の少女と不良少年の出会い」という少女漫画的な設定も、年を重ねてすっかりやさぐれちまった身には、ち

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        • PLASTICA

           世の中には、ぼくたちが知らないうちに起こることは無数にある。  君はいつでも細い細い塔の先端に立っている。  君が知っていることは、足元に降り積もったできごとだけ。それすらもぼろぼろと崩れていく。  足の裏以外の場所に地面があるかどうかは、一歩踏み出してみなければわからない。  そういう不安定な場所に君は立っている。  君はいったよね。あると信じなければ、それらは存在しないと。  君自身すら、君の存在を確かめられるわずかなものの中でのみかろうじて存在しているというのに。  

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          • 滅びのものがたり。エストニア発ファンタジー『蛇の言葉を話した男』

            ーー森には、もう誰もいない。 物語はこの一文ではじまる。 語り手は、森に暮らし、蛇の言葉を話すことができる。その言葉で森の動物たちを意のままに操ることができるのだ。 と、ここまで読めば、お、どうやら広大な森を舞台とした神秘あふれるファンタジーに違いないと思う。 が、ページをめくるにつれ、予想は裏切られていく。もちろん、いい意味で。 少年をはじめ森の住人たちは、小屋に暮らし、狼を飼い、肉のみを調理して食べるという、野性味あふれた生活を送っている。 だがすぐそばに、教会があ

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            • 子どもが出てくる映画の話をしよう。その⑯ 中国・香港合作『少年の君』

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              5か月前
              • PLASTICA

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                6か月前
                • 滅びのものがたり。エストニア発ファンタジー『蛇の言葉を話した男』

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                  8か月前

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                • 子どもが出てくる映画の話をしよう

                  • 13本

                  子ども向けの映画もすきだけど、子どもが出てくる映画がすごく気になります。子どもの年齢は幼児~ハイティーンまで。ドキュメンタリー、ホラー、ファンタジー、現代ものなどなど。おすすめ映画の紹介も大歓迎です。

                • オリジナル創作ショート『動物園的。』

                  • 4本

                  創作小説のコーナーです。日常ファンタジーがらみの短編・中編など。よろしければお茶のおともに。

                • 子どもが出てくる映画の話をしよう

                  • 13本

                  子ども向けの映画もすきだけど、子どもが出てくる映画がすごく気になります。子どもの年齢は幼児~ハイティーンまで。ドキュメンタリー、ホラー、ファンタジー、現代ものなどなど。おすすめ映画の紹介も大歓迎です。

                • オリジナル創作ショート『動物園的。』

                  • 4本

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                  • 鍵が開くものがたりの扉。台湾発『雨の島』呉明益

                    しばらく古めの本ばかりを紹介していたので、最新の本をとりあげたい。 呉明益の『雨の島』(河出書房新社) 原題『苦雨之地』。 日本での初出は2021年の10月。 あの『歩道橋の魔術師』や『複眼人』などを書いた呉明益氏である。 即買いである。 そして、本を手にして、最初のページを開いたときから、至福の時間がはじまった。 この本は、6つの中短編で構成されている。 物語について、簡単に説明しよう。 遠くない近未来。 世界的に蔓延するコンピュータ・ウイルス<クラウドの裂け

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                    • ハインラインのジュブナイルSF『大宇宙の少年』は、あとがきまで魅せる。

                       タイムトリップSF『夏への扉』で知られるR.A.ハインライン。    そんなハインラインのなかでも、夏とジュブナイルがすきな我のイチオシは、こちら。      『大宇宙の少年』(創元SF文庫)  ハインライン1958年作で、日本では福島正美の訳で、SF児童文学のジャンルとして発行されていたそうな。  創元SF文庫での初版は1986年。  最近新装版がでたらしい。  かんたんにあらすじを説明しよう。  宇宙にあこがれ自分で納屋を改造して研究室までつくっていた高校生のキ

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                      • 世にも美しい語り部 ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』

                        『エンジン・サマー』は1979年に書かれ、日本初版は1990年が初出。福武書店から発行された近未来を描いた幻想文学であります。  手元にあるのはむかぁし入手した中古の単行本だが、のちに文庫版が出て平積みされていたには「おお!」と思った。表紙画に初版の単行本と同じ絵がつかわれていたからだ。こうでなくっちゃ。 ――あなたの物語をきかせて。はじまりからはじめて、終わりまで話し続けるの。 物語は、<しゃべる灯心草>という名の少年が、天使とよぶ少女に問われるまま、語りだすところか

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                        • 逆走する未来へ。テッド・チャン『あなたの人生の物語』

                            よく「今こそ読みたいSF本」的な企画で必ずといっていいほど取り上げられるのが、この本。  テッド・チャン氏の『あなたの人生の物語』だ。  初出は1998年。日本では2001年の『SFマガジン』が初のお目見え。わたしの手元にある早川書房の文庫初版は2003年となっている。古いっちゃあ古いが、近年この作品が『メッセージ』という名で映画化されたし、めちゃくちゃ久しぶりに新刊『息吹』(早川書房)も出たし、SF好きじゃなくても目にした人は多いはず。  本作は、このタイトルを冠した

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                          • 臨死体験を科学する! コニー・ウィリス『航路』

                             コニー・ウィリスの『航路』。翻訳:大森望。  今はハヤカワから出ているけれど、私が読んだのは、ソニー・マガジンズの『ヴィレッジブックス』から出ている文庫の初版(2004年)。(タイトル画がそれ)多分内容は変わらない。  いったいどうしてこの本を買ったのか、最初のきっかけが思い出せない。なにしろ、この本はブ厚い。約600ページにわたる文庫本2冊分だ。でも、これは紛れもない名作だし、私はこれをきっかけに、アメリカのSF作家、コニー・ウィリスの世界にずぶずぶはまっていくことにな

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                            • 【短編SF】ブラックホールできみとあう

                               その日、彼女は握りしめた手で胸をおさえてつぶやいた。 「ぽっかり穴があいちゃったの」  黒いワンピの胸をぐいと持ち上げるようにあてた白いこぶしは、まるでさっき供えた花のようだ。  緑が幾重にも重なり幹が黒々として奥深く、木漏れ日が彼女に降り注ぐ。すぐそばを選挙カーの雄叫びが走り抜け、近くの中華料理屋のファンから油ぎった匂いがただよってこなければ相当にいい舞台設定だったけど、そんなことかまわない。  ぼくはちぎった線香の巻紙を迷わずそこらに放り投げ、彼女の細い腰をひきよせたん

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                              • 夢でみる子らは、いつでも子どものままなのだ。

                                 息子がいる。  以前、美容院でまあごくふつうのごあいさつ会話として、「うちにも息子が2、3人いてねー」といったら、とても繊細な対人配慮のゆきとどいた美容師さんは「そう、ですかあ」といった。その「そう」と「ですかあ」のあいだのコンマ1秒に満たない空白にはっと気づいた。つい数字を適当にいうクセがある我は、わが子の数まで適当にいって、相手をムダに当惑させてしまったらしい。いかんいかん。「いや、正確には3人」といいなおすと、ほっとした笑顔を浮かべて「3人のお母さんなんですね」とい

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                                • 創作ショート『動物園的。』其の四  きみはくじらをみたか

                                  ■MONOがお届けするちょっと不思議なショートストーリーズ。日々の生活のすきま時間に、ひとさじからめてみてください。 スマホを忘れた道郎が、電車の中から見つけたものは・・。 【鯨――哺乳類クジラ目。またはクジラ偶蹄目の鯨凹歯類の水生動物の総称。体調4メートル前後のものをさす】  神さま。  道郎は祈るような気持ちで上着のポケットに手をいれる。  リュックの中もさんざん調べた。  やっぱりない。  時を巻き戻す。地下のホームの急行電車に飛び乗った。階段をおりた。改札をぬけ、

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                                  • 創作ショート『動物園的。』 其の三 飛べないおとうと

                                    ■MONOがお届けするちょっと不思議なショートストーリーズ。日々の生活のすきま時間に、ひとさじからめてみてください。 【駝鳥――ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される鳥。草食】  君の字はいいね。  顔をあげると、メガネをかけたおじさんがにこにこしていた。  そうですかあ?  うん。うまい字じゃないけど、濃くてはっきりしてる。最近はみんな薄くてへなへなした字しか書かない。だから下敷きなんか使わないんだな。  わたしも使いません。小学校の一年のころにちょっと使ったきりで

                                    • 創作ショート『動物園的。』其のニ  ヨメのヒョウ変

                                      ■MONOがお届けするちょっと不思議なショートストーリーズ。日々の生活のすきま時間に、ひとさじからめてみてください。今回は、マンションの屋上階にくらしている竹井さんのお話です。 【豹――哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属の食肉類】  ロッカーを閉めると、ずるずると足音が近づいてきた。この歩き方が誰だか竹井は知っている。 「ねえ。今夜久しぶりに、どうかしら?」  やっぱりチーフの長谷川さんだ。長谷川さんはくにゃくにゃと身体をくねらせてロッカーにもたれると、マイクをもつポーズをしてみ

                                      • 創作ショート『動物園的。』其の一  モリノさんとぼくの話

                                        ■MONOがお届けするちょっと不思議なショートストーリーズ。日々の生活のすきま時間に、ひとさじからめてみてください。 【熊――食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く】  モリノさんとあったのは、都心の高層ビルにあるエレベーターの中だった。  ぼくが乗ろうとしたエレベーターは閉まりかけていた。ぼくの足音が聞こえたのか、閉じかけたエレベーターの扉がもう一度開かれ、ぼくは急いで中に飛び込んだ。  と、ばふんと大きな身体

                                        • 子どもがでてくる映画の話をしよう。その15。スペインホラー『永遠の子どもたち』

                                          やっと仕事とよべるアルバイトが決まり、生活にリズムがでてきた。だからというわけではないけれど、「声」を発したくなり、再びnoteをはじめる。 そんな久方ぶりの内容は、やっぱり子どもがでてくる映画。あ、ここではなるべく「子ども」と書きたい。すぐ変換されてしまう「子供」は、使いません。とはいうものの、つい変換にまかせて使っちゃうけどね。 で、前からずっと書きたかったのが、スペインホラー『永遠の子どもたち』。もう子どもが出てくる映画好きは、思わず食いついてしまうど真ん中のタイト

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