子どもが出てくる映画の話をしよう⑲嘘をつくひとびと『怪物』
最初な、つらかってん。
と、なぜか関西言葉ではじめてしまう。
カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した、あの、例の、話題の、是枝監督の映画『怪物』を見たときの話。
是枝監督の作品で、とくに子どもが出てくる映画は好物だ。
なにしろ子どもに演技感がない。
基本脚本を見せないという監督の話は有名で、それでなしとげる日本の子役がすごいのか、瞬間瞬間を逃さない監督がすごいのかわからないが、どれもすばらしい。
『万引き家族』も、とくに最後の安藤サクラさんは圧巻だったけれど、やっぱり少年少女のとこ