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【読書記録】 貞観政要

ほんもの読破できたらカッコよすぎますけどね

『貞観政要』 田口佳史 編訳 よみました

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ビジネステイスト

だから全文ではなく、ビジネスに活かせそうな箇所をほんの一部だけ抜粋

ちなみに私の出所は100分de名著でした

みなさんは『貞観政要』ご存知ですか??

中国 唐王朝2代目皇帝 太宗(李世民)の治世

李世民

「貞観の治」とよばれた中国史上屈指の太平の世を唐代後世 呉兢により太宗の言行録として編纂されたもの 日本でもリーダーの必読書として人気が高いようです

内容そのものはいたってシンプル、ある種当たり前、当たり前でなくとも内容そのものはスッと入ってくる

何よりも私が感じたのは、風通しの良さ

冒頭はほとんどが、太宗と家臣の誰かとの会話です

魏徴や房玄齢らが登場回数が多いですが、太宗からの問い、もしくは彼らからの上申から話がはじまります

家臣らはとにかく直球

おべっか、ヨイショは一切ありません

本当に正しいとおもわれることを、ズバズバ発言します(もちろん命懸け)

それを受ける太宗はもちろん素直に聞き入れます

そういった環境そのものが、当たり前になっていること自体、貞観の治の大きな要因だとおもいます

家臣団は、本当に正しいことを上申する人間ばかりです

おべっか、ヨイショonlyの人間は排除されます

太宗はそういったシステム作り、環境整備を重要視します

だからより「家臣団は正しいことをする」ようになります

太宗は常に、家臣団の上申を真剣に聞き入れます

その上申の内容にそったアクションを起こします

理想の君主像を古今東西問わず、家臣団に上申させます

また中国史上における名君、暗君の研究を家臣団とともに真剣におこなっています

自分を諫めることもいといません

太平の世がこないわけがありませんね

ある意味「当たり前」のことを「当たり前」に実行する

これが古今通じて、いまだに難しいし、もしもそれが達成できればこんな世界屈指の治世がやってくるんですね

シンプルだけど奥が深いです

さすが中国古典


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