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しみじみ滋味

涼しくなってきた。何食べたいのかよく分からないまま食べたいものが変わる。旬とか粋とかを楽しめるのって生活の余裕だよね。そんな感じで秋の食べ物日記です。

月曜日(曇りのち雨)

マイバスへ行きふと見つけた根菜のパックを買ったらすごく良かった。にんじん大根ごぼうなどをカットして真空パックされている。水分は野菜の味が出ているので捨てずにそのまま使ってください、とのこと。酒、しょうゆ、麺つゆを適当に入れて煮込み、鶏肉と一緒にけんちんうどんにした。根菜のしみじみした滋味がうどんに染みて美味い。ちょうど季節の変わり目と連日の飲酒で疲れた胃に優しい。根菜って切ったり剥いたりアク抜いたり仕込みがめんどくさいんだけどそこをカバーした上で保存料とかも入ってなくて298円ってかなり良いんじゃないか?まあまあ量があったので半分使って半分は冷凍した。手軽だし、防災備蓄にもなりそう。こういうのって買ったことなかったけど、楽できるところはどんどん手を抜いていこうと思います。どんな手を使ってでも美味しいごはんが食べたい。


もうひとつ秋に食べたいのがさつまいもとツナ缶のカレー。玉ねぎにんじんをツナの油で炒めてから煮る。ツナ缶は1缶まるごと使う。オイルも全部入れる。ダシがやさいに染みてまろやか。さらに、さつまいもの甘みででカレーの酸味がマイルドになる。きのこやタケノコを入れても合う。キャンプ飯にも良い、というか子供の頃キャンプで教わったレシピだったような気がする。
もう何回も食べていて味も覚えているからもはや食べなくてもいいのかもしれない。ただ、あったかくて慣れた味って安心するから、秋のなんとなくもの寂しい感じとか憂いをおびた空気にはちょうどいい。



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