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自分の人生をプロデュース!〈第3章〉夢を掲げる〜やりたいことを見つける~後編

前回は「〈第3章〉夢を掲げる〜やりたいことを見つける〜前編」でした。

今回も引き続き、“ 夢 ” をテーマに書いていくと共に「本当にやりたいこと」の見つけ方を更に深掘りして、+αの情報もお届けします。

本当にやりたいことを見つける方法

前編で3つ紹介しました。後編では残りの3つを紹介します。

4.自分以外の人も喜ぶのを選ぶ

前編で紹介した〈1.やりたいことを書き出す〉〈2.やりたいことの感情はどこから湧いてきたのか?〉〈3.子どものころに描いた夢をヒントに〉を実施することで「やりたいこと」が見つかりますが、ここでは「やりたいこと」の精度を高めていく方法を紹介します。

その方法は、あなたがピックアップした「やりたいこと」をもう一度見つめ直して、その「やりたいこと」は「自分だけが喜ぶもの」なのか?「自分以外の人も喜ぶもの」なのか?を確認してみることです。

そして、できれば「自分以外の人も喜ぶもの」を選んでいくのです。

前編の〈1.やりたいことを書き出す〉で、例として「〇〇の映画を観に行きたい」「野球がしたい」「学習塾を開業して生徒に勉強の面白さを伝えたい」「ヨガインストラクターになりたい」「読書をしたい」…等を書き出してみました。

その中で、例えば「読書をしたい」でしたら「自分だけが喜ぶ」ものになります。それに対して「学習塾を開業して生徒に勉強の面白さを伝えたい」でしたら、塾生たちは勉強の面白さを教えてもらうことで勉強が好きになり喜びます。塾生という「自分以外の人も喜ぶ」ことになるのです。

「自分だけが喜ぶ」も、もちろん良いのですが、世の中は自分一人だけで生きていくものではありません。ですので、喜ぶ人が多ければ多いほど本人の心も充実するのです。ましては、先ほどの「学習塾を開業して…」を例に挙げるならば、あなたが塾を開業したおかげで塾生たちは勉強が好きになれたので、塾生たちからとても感謝されるのです。人から感謝されると、とても嬉しいものです。そして「やってよかった!」という気持ちが増して、自分で選んだ「やりたいこと」は間違えのないことだった!と、確信が持てるのです。

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「自分だけが喜ぶもの」でも、少し思考を変えることで「自分以外の人も喜ぶもの」になります。
先ほどの「読書をしたい」を例に挙げます。読書は様々な感情を読者へ与えてくれます。その感情を自分一人で楽しむのではなく他人と共有するのです。あなたが面白いと思った本の内容を友人に伝えたり、SNSで不特定多数の人へ伝えたりするのです。You Tubeで本の要約をしてる人は、まさしくこのパターンですね。
あなたから良い本を教えてもらった人は喜びます。そして、あなたに感謝します。「学習塾を開業して…」と同じパターンになるのです。

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このように、少し思考を変えることで、最初は「自分だけが喜ぶもの」だったのが、次第に「自分以外の人も喜ぶもの」になっていくのです。

「自分だけが喜ぶもの」を追求し続けることでワクワク感も持続するのであれば、それはあなたにとって大切なことです。しかし、自分一人だけだとどうしても行き詰まったりすることもあります。そのような場合は、上記の方法で「やりたいこと」の精度を高めていくのも方法のひとつなのです。


5.自分が死んだときに「人からどう思われたいか」を考えてみる

この方法は「なりたい自分」を再確認するのにとても良いです。

人はいつか死にます。少し縁起の悪い話なのですが、あなたが死んだとき、残された人たちに「あなたのことをどう思われたいか?」を考えてみてください。その時に浮かんだ言葉が、あなたの「なりたい自分」なのです。

これは究極の「なりたい自分」です。あなたの人生の最終ゴールでの「なりたい自分」なのです。その「なりたい自分」から逆算して、今現在のあなたの「本当にやりたいこと」が見つかるのです。

例えば「〇〇さんは立派だった。いつも人を助けていたよね」と思われたいのなら、それがあなたの究極の「なりたい自分」ですので、そこからが逆算して、今やるべきことが分かってくるのです。「立派だった…」と思われるには何をすれば良いのか?何らかの形で人助けをすることなのか?と、ヒントになっていき、それが「やりたいこと」に結びついていくのです。
もし、あなたが心理学に興味があるのならば、心理学を勉強してカウンセラーを目指して人の悩みを解決するとか…。ボランティアに興味があるのならば、その勉強をするとか…。

「〇〇さんの絵画は良かった。良い画家だったよ」と思われたいのなら、一目瞭然ですね。あなたがなりたいのは画家ですので、今やるべきことは絵を描くこと(絵の勉強をすること)になります。

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因みに、「人からどう思われたいか」は「他人軸」なのでは? と思われがちですが、これは「他人軸」ではありません。最終的には「人からどう思われたいか」ということですが、なぜそうなのか?と言いますと、それが「なりたい自分」だからです。あなた自身が思う「なりたい自分」ですので、自分から湧いてくる感情ですので「自分軸」になるのです。
ですから、そこから遡って、今現在の「やりたいこと」に繋がりますので、今現在の「やりたいこと」も自分から湧き出てくる感情で「自分軸」なのです。


6.親が喜ぶこと=やりたいこと 👈これは間違い

親が喜ぶことを「やりたいこと」だと勘違いしてしまう人が多い気がします。

人から聞いた話ですが、中学生の塾講師が、生徒に「将来 何をしたいの?」と尋ねたり「好きなことをやってみなよ」と言ったら、「親が喜ぶことをやりたい」と答えた子がけっこういたとのことです。

僕の若い頃を思い出してみても、親を安心させたいという気持ちを優先させて職業を選んでいた友人が多かったです。

親孝行をしようという気持ちは素晴らしいことですが、その結果、好きでもないものを選んでしまうケースもあるのです。

本人が幸せになるのが本当の親孝行だと思いますので、親が喜ぶことより「自分が本当にやりたいこと」を選ぶほうが圧倒的に良いのです。

しかし、日本の教育や風潮が「他人軸」を助長させてしまう傾向がありますので、どうしても他人目線で考えてしまいがちです。そして、一番身近な存在が親ですので、親が喜ぶことを選んでしまう場合があるのです。それがあなたにとって「本当にやりたいこと」でしたら良いのですが…。

そこで、やはり大切なのが「本当にやりたいこと」を見つけたとき「その感情はどこから湧いてきたのか?」を、再確認することなのです。そして、本当に自分の心の底から湧いてきたものを選択することなのです。

夢を掲げる上での “ ここがポイント ”

「本当にやりたいこと」を見つける方法を前編・後編で計6つ紹介しました。これらを実施することで「やりたいこと」が見つかるはずです。「やりたいこと」が見つかれば、夢を掲げましょう。

ここでは、夢を掲げる上でのちょっとしたポイントを紹介します。

夢は沢山あってOK

嬉しい悲鳴ですが、「やりたいこと」が沢山思い浮かぶ場合があります。この場合「やりたいこと」が思い浮かんだ分、全ての夢を掲げてしまうことなのです。

夢は沢山あって良いのです。仕事の夢、家族の夢、趣味の夢…。

様々なジャンルにおいて夢があって良いのです。もっと言えば、夢は多ければ多いほど良いのです。

なぜかと言いますと、夢はコロコロ変わるものだからです。昨日までは「将来Aになりたい」と思っていたのが、今日は「Bになりたい」に変わることもあるからです。変わることはいけないことではないです。人の気持ちがコロコロ変わるように、夢もコロコロ変わるものなのです。

このようなことから、夢が沢山あれば、仮にAの夢がイマイチになっても他の夢があるので心の融通が効くのです。ですので、夢は沢山あればあるほど良いのです。

夢を他人に語る必要はない

残念ながらこの国には、人をチャカす文化が根付いているような気がします(笑)

そういう理由もあって、夢は他人に語る必要はないと思うのです。

夢を語ると、「できる訳がない」「君には無理」と否定する人が現れます。中には「夢を見るのは良いことだよね」と、一見肯定しているように見える人もいますが、しかし、それは表面上のことで、心の内は「まぁ無理だろうけど、チャレンジするのは良いことなんじゃない…」と否定している場合もあるのです。

本当に心の底から応援する人なら良いのですが、残念ながらそういう人は少ない気がします。せっかく夢を掲げても、否定の雰囲気の中にいると「自分にはできないのでは…」と、自己肯定感が低くなります。

なので、言わないほうが良いのです。

「否定されることで、逆に奮起する人もいるんじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、確かにそういう人もいます。否定されたことをパワーに変えて行動できる人です。ただ、一見それは良いことのように思えるのですが、心に力が入り過ぎて「やりたいこと」をやるワクワク感ではなく「やってやる」「見返してやる」という反骨精神の方向へ向かってしまう場合があるのです。「自分軸」から「他人軸」になる感じです。反骨精神が上手く噛み合えば良いのですが、噛み合わない場合は独り相撲になってしまう場合がありますので、注意が必要なのです。

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もうひとつ理由があります。先程のコーナーで「夢はコロコロ変わるもの」と書きました。夢を他人に語り、その後、夢が変わると、人はあなたに「なんで中途半端なの」とチャカしてくることがあるのです。
それと、他人に語ることで「やらねばならない」と心に力が入り、重荷になる場合があるのです。そうなると、本当に好きでやっていたはずのことが、だんだん義務になってしまい、ワクワク感がなくなってしまうのです。

なので、言わないほうが良いのです。

あとがき

〈第3章〉はこれで終わりにしたいと思います。このシリーズの構成段階では、この章を前編・後編に別ける予定はありませんでした。しかし、書いていくうちにお伝えしたいことが増えてきて、前編・後編と別けることにしました。それだけ、夢を掲げるために「本当にやりたいこと」を見つけるのが重要だということです。

さあ!「やりたいこと」を見つけましょう!
そして、夢を掲げましょう!
夢を掲げたら、次は夢を達成する行動をしましょう!

次回は、夢を達成するために必要なセルフトークの方法をお伝えします。
「〈第4章〉言葉の力 ~セルフトークで自己肯定感UP!~」をアップします。

※ 他の章は、すべて下記のリンクから見れます。
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