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超多才なフリーランスの後輩から、ぼくのライター人生についてコンサルを受けてみた

こんにちは。ライターの大塚たくまです。

この度、ぼくのフリーランスの後輩である、みたともさんから「新しく始めているコンサル事業の紹介記事を書いてほしい」という依頼がありました。

みたともさんはぼくの3歳年下の女性で、フリーランス。とても多才な女性で、ぼくの記事にも度々登場してもらったことがあります。

糸島でインスタ映えの写真の撮影方法を教えてもらう記事を書く協力をしてもらったり。

レコーディングスタジオを持っている田川の廃校施設「いいかねPalette」で実際に音楽を作る記事を書いてみたり。

カメラマンとして料理写真を映えさせる、食器選びを教えてもらったり。二人でいろんなことにチャレンジしてきました。

彼女の職種は一言で言い表すことはできません。公式サイトにもこのような記述があります。

撮影・クリエイティブ製作・出版・ブランディングのお手伝い・グッツ 製作のお手伝い・即興演奏・動画やヨガBGMの作曲・楽器の販売など…何してるの?と聞かれたら答えるのに困るくらいいろいろやっています。笑

そんな彼女が新しく始めた「みたともコンサル」というナゾ事業。

普段のぼくとは全く違う世界観に生きている彼女にコンサルしてもらえば、絶対にこれまでにはない自分が見えてくる気がする。そして、それは面白いような気がする。

すべてにおいて誠実な彼女のことだから、きっとふんわりなイメージの割にはガチな内容であることは容易に想像つきます。実際に「みたともコンサル」とはどんなものなのか、体感してみました。

「みたともコンサル」とは

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そもそも、「みたともコンサル」とは何なのかを、簡潔に解説します。

みたともコンサルで最初にする頭と心の整理は、下は小学1年生から上は70代の方まで、誰がやっても明確に自分のワクワクの源を見つけることができる優れもの😌✨(自画自賛。笑)

つまり、自分の「ワクワクの源」を見つけようぜ!というコンサルなのです。

「ビジネス」というよりは、「夢」を叶える。たとえ、ビジネスで成功できていたとしても、夢を叶えられていなかったら。ワクワクできていなかったら。それは「成功」といえるのか?

そんなことをひたすら追求するのが「みたともコンサル」なのです。

「夢」とか「ワクワク」って、なんか口にするのが恥ずかしいし、本気で考えるのは照れ臭い。ぼくだけでしょうか。そのへんをみたともに手助けしてもらおうかな、と思います。

「みたともコンサル」スタート

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今回は自分以外がどう感じるかも見てみたいと思い「みたともコンサル」のコンセプトに合致しそうな、これまたフリーランスの女性を誘ってみました。一緒にみたともコンサルを受けてみます。

「まずは自分が好きなことを書き出しましょう」

中心に自分の名前を書き、その周りに自分がワクワクすることを書き出していきます。

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ビートルズ
SEOで結果出すこと
バズること
人のいいところを活かすこと
しゃべること
人の話を聞くこと
福岡
人を楽しませること
人から面白いと言われること
誰よりも最初に面白いものを見つけたい
うまいメシ

ぼくの欲望が完全に見える化されてしまいました。とにかく自分に正直に書いたつもりです。「バズること」とか恥ずかしいですね。


「楽しいこと」を色分けしていく

次に課されたミッションは「楽しいこと」の理由を考えていくというもの。たとえば「バズること」だと、ぼくの場合はこんな感じです。

バズること
・たくさんの人を楽しませられる
・いい記事を書く人だと知ってもらえる
・面白かったと言われる
・取材先が喜んでくれる
・気持ちいい

そして、これをジャンルによって色分けしていきます。ちなみにこの色分けは「何となく」でOKで、決まりはありません。

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こんな感じに感覚で色分け

ぼくはこの色分けが苦手でした。

そのへんはみたともさんがサポートしてくれます。一方で、一緒に取り組んだ女性はこの色分けがスイスイやれちゃう。

ちなみに、ぼくは楽しいことや、その理由を言語化していくのは彼女より早かったんですよね。面白いものです。


色分けした色の意味を考えていく

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色分けが完了。なんだかけっこう大変でした。

みたともさんによると、次はこれまで感覚で色分けしてきたものを、言語化していくとのこと。やっぱりそうか。したほうがいいよね。

何となく「同じ種類だ」と考えて色分けをしていたけど、それは一体何なのか。

たとえば、黄色。

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「ビートルズ」「うまいメシ」が黄色くくくられ、「きいているとホッとする」とか「うまい」なんかに色がつけられています。「知れば知るほど面白い」なんかは、別の色でした。

そこで、黄色にはこのような要素があるのではないかと考えました。

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黄色:快感、気持ちいい、嬉しい、自己満足、他者が関わらない、自己完結

一方で、青色はどうでしょうか。

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「SEOで結果を出すこと」「誰より最初に面白いものを見つけたい」などが青くなっています。

ほかにも「面白かったと言われる」とか「1番になりたい」という内容も見られ、かなり仕事への欲望に関連する言葉が並んでいるようです。

そこで、ぼくは青色にはこのような要素があるんじゃないかと考えました。

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青色:自己肯定感が高まる、存在意義を感じられる、自分でなければならない意味、自信を持てる

仕事というより、自分に自信を持てる要素として、青色を色づけているように感じました。

それにしても仕事に対して「自分でなければならない意味」という、けっこう強い言葉で「意味」を求めていることには、びっくりしてしまいました。

このような作業を通じ、今まで自分の奥底にあったマインドをどんどん言語化していく作業を行います。

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その結果、各色の意味がわかってきて、最終的に以下のような意味合いがあることに気が付きました。

黄:気持ちいい
青:自己肯定感が高まる
オレンジ:自分が面白いと思う
赤:役に立って面白い
緑:人の役に立つ

そして、それらの関係性を図にすると、以下のようなものになることがわかりました。

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これがぼくという人間の「行動」の仕組みです。

ぼくは「面白い」「役に立つ」を追い求めることで、「自己肯定感」を高め、その結果、「気持ちいい」という状態になることを求めて生きているようです。

うん、すごくしっくりくるぞ。

みたともさんと対話しながら、自分の価値観と向き合う時間。ぼくは夢中になってペンを走らせていました。


「気持ちいい」に直結する事柄の重要性

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ぼくの行動目的として、かなり大きな位置を示していた「気持ちいい」。

ぼくはあまり意識したことがありませんでしたが、みたともが言うには「気持ちいいに直接つながる事柄は、たくまさんが大切にしたほうがいいもの」と力説されました。

……ということで、ぼくはもう少しこの「黄」の「自分が気持ちいいと感じること」を深堀りしてみました。

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自分が気持ちいいと感じること
・家族が楽しそうに過ごしていること、笑っていること
・おいしいごはんを食べること
・ビートルズなどいい音楽を聴くこと
・自己肯定感を感じること(自分でなければならない意味を感じられること)
・みんなに面白いと言ってもらえること
・自分でも面白いと思っていること
・声をだすこと(しゃべること、うたうこと)
・わかりにくいものをわかりやすくすること
・人の役に立つこと、役に立てていると実感すること
・共感してもらうこと、共感すること
・広い風呂に入ること
・伝わること
・充実した1日を過ごしたと思うこと
・人と関わること
・人と会話すること
・やりたいことをやること

たくさん出てきました。これこそが「ぼくの幸せ」です。幸せはひとつじゃないようで、たくさんありました。

項目を見てみると、いつも大切だなと思っていることはもちろん、あまり大事にできていなかったことや、「どうでもいい」と思っていたこともたくさんあります。

これらを大切にすることで、ぼくはもっと充実した人生を歩めるのでしょう。


「みたともコンサル」は「自分」を言語化してくれる

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「みたともコンサル」はこれだけで終わりではありません。

自分の方向性が見えてきた後は、その後、まず何をすべきなのか、具体的にやっていくことを一緒に考えてくれます。

フリーランスの方なら、どんなメニューでサービスを打ち出していくのか決めたり、転職や副業をする人は一番良い方向に進むための優先順位を決めたりします。

具体的に何をどのようにするかは、人によって異なるのです。

……ちなみにぼくは、もっと地元に根づいた活動をするために、もっとオフラインで自分のことを知ってもらう活動をしたほうがいいことに気が付きました。「伝えること」で、地元に貢献したいと思います。

俺って、こんなこと考えてたのね……。

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「コンサル」というと、他人から「こうするべきです」と指示を受けるのかなという先入観がありました。

「みたともコンサル」は、みたともさんの経験をもとに今後の進む道を教えてもらうのではありません。自分で今後の進む道を考える手助けをしてくれるのです。

一緒に「みたともコンサル」を受けていた女性の感想もご紹介します。

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まさに「自分の本質を考えさせられる」。これです。彼女の感想noteはこちら。

出てくる答えは、みたともさんから出てきたものではなく、すべて自分の頭の中から出てくるもの。

しかも、新たに考え出したものではなく、もともと考えていたことなのです。それが「言葉」という形になって、初めて目に見えるようになっただけ。

ぼくはライターなので、言語化のプロといってもいいでしょう。しかし、実際は自分のこととなると、まったく言語化できていないのです。そんなことに、みたともさんとの対話の中で気づくことができました。

今現在、迷っている人はもちろんおすすめです。しかし、ぼくがそれ以上におすすめなのは、今現在、迷いがない人。

迷いがない人こそ、まだ気づけていない自分の「ワクワクの源」を深堀りしてみてはいかがでしょうか。

人生の限られた時間、自分と向き合える時間は貴重だよなぁ。みたともさん、ありがとうございました。

もっと、もっと、ぼくは周囲も、自分も大切にしながら、生きていこうと思います。みんなもぜひ。


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