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2016/12/14 ど緊張の生検 初の開頭手術

ケロ子です。

今日は旦那さんの生検の日。入院している東京女子医大の生検。

頭を開いて中の組織を取り出し、検査を行い、
病気のグレードを判定して今後の治療方法を医師が検討するための検査。

成人である旦那さんは、麻酔は使えない。
脳幹という神経がたくさん詰まった部分の組織を取る為、
何かあったときに寝ていては異常に気が付けず危険なため、
意識を起こしたまま、開頭手術を行うとの事。

生検をして下さる先生は過去に400症例も執刀しているベテランの先生との事で、心強い。
しかし、旦那さんは初めての大手術にとても緊張している。

AM 10:00
午後の検査に備えて頭に、開頭部分をずれないようにするフレームを取り付ける。
一時間程して戻ってきた旦那さんの頭には大きな四角いフレームが収まっていて、
旦那さんはすでにぐったりしていて、顔が青い。

フレームは頭の一部にがっしりはめるために少し穴を開けるため、
フレームの付近に少し血が付いていて、一緒についていた、
旦那さんのお義母さんは卒倒しそうになっていた。

PM 12:00
前の手術が遅れているとの事で手術室の空気を待つ。
旦那さんは一言もしゃべらない。
ぐったりとしてうなだれている。
話しかけると辛そうだし、診ていてもつらくて非常に気まずい時間となる。
一刻も早くこの時間を短縮してあげたい。

PM14:00
ようやく手術室に呼ばれる。フレームを付けたまま6時間の待機は
旦那さんにとってかなりの苦痛だったようで、運ばれるときも一言も話さない。
とにかく手を握り締めて頑張って、と声をかけて送り出す。
あとは祈るのみ。
早く戻ってほしくて握りしめる手が妙に汗ばむ。
とにかくソワソワした。

PM15:30
旦那さんはまだ戻ってこない。
とにかく落ち着かない。

PM 16:30
ようやく旦那さんが戻ってきた。
頭に巻いた包帯ににじむ血が痛々しい。
先生のお話では、無事に適量の組織が取れたとの事。
検査結果は、年明けになるそう。
かなりの時間がかかるので益々ソワソワしそうだが、とりあえず旦那さんが無事に戻ってきたのでよかった!!!

心配していたお義母さんが恐る恐る包帯をめくって血が止まってるか確認した。
お義母さん「はっ!!!頭に穴が・・・穴が開いてる・・・!!」

ケロ子「フレーム装着するときに穴開けるんですよ・・・。
    だ、大丈夫、かさぶたになってふさがりますから。」

旦那さんはぐったりとふて寝。
今日はとにかくよく頑張った。
よく休ませないと。

記録はまだまだ続きます。

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旦那さんの病気の発症についてはこちらからどうぞ→発症時の日記 2016年12月 医師の告知

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