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人は怒られると、とりあえずパニックになるって話

実は多くの人が怒られる…というより仕事などで注意を受けると、パニックになって、何を言われたのか、意外と聞いていないという話を書いてみようと思います。

あなたが、「言う側」と「言われる側」のどちらが多いかは分かりませんが、どちら側からも解決策はあると思うので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

ちなみに私は、どちらの側もあります( ̄▽ ̄;)。

まず最初に、お伝えしたい内容を例示したいと思います。

もしかしたら、あなた自身や、まわりの環境で、こんなことありませんか?

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「ちょっと!作業の段取り悪くない?」

勤務時間中、普通に通常業務をこなしていたAさんに、突然Bさんがこんなことを言ってきました。

Aさんは、自分ではそれなりに作業にも慣れ、手際よくやっているつもりでした。

これまでも特に注意されることもなかったので、この突然の指摘に、ただただビックリしています。

Bさんは、そんなAさんの気持ちなど露知らず、早口にまくし立てます。

「今の作業をやる前に、まずは全体のスケジュールを把握して、問題や疑問があるなら、前もって上司や先輩に確認を取って、自分の裁量を明確にしてから作業しないと、次の作業に入るとき、また手が止まってしまうんじゃないの?」

「毎日の事なんだから、もっと効率的にタスク処理してくれないと、見ているこっちもモチベーション下がるから。」

呆然と立ち尽くすAさんに、Bさんは「わかった?」と言い放ち、立ち去っていきます。

…と、こんなシチュエーションがあったとします。

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Aさんの気持ちは?

つらい」「悲しい」「嫌になる」…ガックリと肩を落とすAさんの姿が見えてきそうです(>_<)。

まるで人格否定されたような、ネガティブな感情の波がAさんの心に押し寄せます。

…お分かりいただけるでしょうか?

というのは、激しく感情が揺さぶられると、簡単に思考が止まります

おそらくAさんは、Bさんの言葉の半分も理解できていないと思われます。

これが、「怒られる(注意を受ける)と、パニックになる」という状態です。

いわゆる恫喝行為などは、相手の思考を鈍らせて、自分優位になるように操作することで、大声でなく「理詰め」でも、十分に効果があると思われます(良い子は恫喝などしないように…)。

要するに「パニック=錯乱」ではなく、「パニック=思考停止」というニュアンスだけ掴んでいただければ十分です(・ω・)。

今回のケースでは、Bさんがすごく嫌な人っぽく感じてしまうかもしれませんが、Aさんの作業効率が一向に上がらず、業務が深刻に滞るパターンだってあると思います。

どちらが悪いか?という話ではなく、最終的に双方にとっての問題を解決するには、どうすればいいのでしょうか?

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「感情」を切り離す

この場合の「感情」とは、自分と相手の双方に対してです。

自らの感情に任せて言葉を浴びせてはいけないし、相手の感情を無視するような物言いも止めませんか?ということです。

言う側」に立つと、自分が「優位=正義」であると錯覚しがちですが、違います。

余談ですが、神様は「正義」にだけは「」を与えなかったと言います。

それは、「正義」が「」を持ってしまうと、抑止力が存在しなくなるからです。

…話を戻しますが、自分の優位性を主張したところで、問題解決には至りません。

ですから、「言われる側」の視点も加味したうえで、論理的な説明をする必要があります。

パニック=思考停止」を避けるには、まずは「言う側」が感情を切り離すことが大切だと思います。

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復唱する(させる)

感情的ではなく、論理的な説明をしても、そもそも人間というのは、自分以外の人の思考読み解く能力が高い人です。

それは、前提条件として、「語彙力」「想像力」「推察力」「傾聴力」「過去の経験から得た知見」など、さまざまな要素を備えていなければならないからです。

例えば、「7±2」と聞いてピンとくる人はいるでしょうか?

これは、「人間が瞬間的に記憶できる数字は、おおよそ5~9までである」というモノです。

…思いのほか、少ないと感じませんか?

学生時代の勉強を思い出してもらいたいのですが、私たちが年号などを記憶に定着させていたとき、「復唱」していませんでしたか?

何度も繰り返すことで、脳の「長期記憶」にインプットさせていたと思います。

つまり、注意したことを記憶する(させる)ためにも、「言う側」の言葉を「言われる側」が、その場で復唱することで、記憶への定着を促し、問題となっていた事柄に対して、はじめて、解決へのスタートラインに立つことになるのです。

Bさんは、ここが問題だと思っていて、こうしてほしいと考えているんですね?」とAさんが尋ね聴く姿勢を持つことも大切だということです。

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かなり端折りましたが…

いかがだったでしょうか?

今回は「仕事」のパターンをに挙げましたが、個人的には「恋愛における男女の関係」のほうが、顕著にパニックに陥りやすいと考えています(特に男性w)。

女性は男性に比べ、常に多角的に物事を考えられる脳のつくりになっているので、男性のみなさん、決して口論で勝とうなんて思ってはいけません(笑)。

ましてや、感情的になって女性を恫喝するような人になってもいけません。

女性は、基本的には「理解してほしい」という気持ちで話されているので、真摯に言葉を受け止め、相手の言葉を復唱し、素直な心で接するようにしましょう。

そして、女性のみなさん、どうか男性に「一から十まで理解してほしい」と思わず、少しづつ、順序良く、相手の感情の動きを感じながら接していただけると、きっと男性側も、将来的には、あなたの「理解してほしい」気持ちを、しっかり受け止めてくれるはずです。

(;^ω^)あれ?…急に恋愛ネタ⁉(笑)

いやいや、どんなシチュエーションにおいても大切ですよ、ということが言いたかったんです( ̄▽ ̄;)w。

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感情的にならず、問題解決を第一に考え、相互に意見を交換し、相手の言葉は噛みしめるように復唱する。

相手を「言い負かした」なんて、何の成果でもありません。

言う側」も「言われる側」も、言葉によるパニック状態を回避し、より良い関係構築を目指していけたら素敵だと思います。

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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