#読書感想文 No.45
今回は下記の書籍を読んでの感想を書いていこうと思っています。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
自分を客観視、出来てますか?
人という生き物は、必ず「思い込みや先入観、バイアス」を抱えて生活しています。
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例えば、職場などで突然「えらいね」と言われたら、あなたはどんな対応をしますか?
「そんなことないですよ」と謙遜しますか?
「ありがとうございます」と素直に言葉を受け取りますか?
全力で肯定や否定をする人は、まず居ないと思うので、どちらかになるのでしょうか?
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現在、私の住んでいる愛知県では「えらいね」というと「大変だね」とか「疲れるね」の意味で使われます。
「そんなことないですよ」という回答は会話として成立しそうですが、「ありがとうございます」と返事をしてしまうと、相手はキョトンとするかもしれません。
…何が言いたいかと言うと、一般的には「えらいね=偉いね」なのですが、必ずしもそうではない、ということをご理解いただいたのではないでしょうか?
これが、「思い込み」です。
本書では、冒頭に「客観力についての3つの思い込み」というものに触れています。
その3つとは、
①自分は正確に物事を見られるほうだ☞実際には、人間はたいていのことをゆがんだ視線で見ている。
②自分のことは自分が一番よく分かっている☞誰もが自分のことは10%しか正しく理解していない。
③自分のことは自分で判断するのが良い☞他人の判断に任せたほうが正確性は高い。
…これらを見て、あなたはどう感じますか?
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誰にでも「思い込み」はある。
また、大抵の人が自分を過信する傾向があるようで、「自分の能力や判断力は平均よりは高い」と思っているのだそうです。
(・ω・)…すべてにおいてではありませんが、ぶっちゃけ私もそう思っていました(笑)。
この過信などの歪んだ思い込みは、どのように直していけばいいのでしょう?
最近の研究の結果、「客観力」を保つために欠かせない2つの要素が分かってきたと、本書には記してあります。
それは、
①「自己省察」…自分の欲望を正しく知り、思い込みにまどわされず真実を見抜く力
②「知的謙遜」…自分の能力を正しく知り、より深い成長をうながすための力
…だそうです。そして、本書はこの二つの要素をどのように維持しつづけて行けば良いのかについて、書き綴っています。
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セルフワーク
人間は「思い込み」によって「客観力」が低下します。
客観力が低下すると、言葉に囚われたり、些細なことにストレスを感じるようになったり、悩まなくてもいいことに無駄な時間を費やしてしまうようになります。
本書では、非常にたくさんのセルフワークが紹介されており、チェック項目から、今の自分の状態を正しく知ることができるようになっています。
私はちょうど、「キャリアコンサルタント」の学習中に、「自己理解」という「客観力」に繋がる「自分とはどんな価値観を持った人間なのか?」を客観視できる「アセスメントツール」というのを、いくつか学びました。
本書でも紹介されている「ソクラテス式問答法」も、実際に試してみると、思いの外、効果を実感できるワークだと思うので、ぜひトライしてみてほしいと思います。
「己を知る」という言葉は、よく耳にしますが、意外と出来ている人は少なく、自分の本質を知り、維持しつづけることの難しさを物語っているのかもしれませんね。
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ここからは本書を読んで、私が感じたコトや思ったコトを書いてみます。
「note」でも、多くの方がフィットネスなど、身体を動かすことを主体的に行っています。
これも自分の能力を正しく理解するのに効率の良いセルフワークだと思います。
また、常に健康で居続けるためにも、運動はチェックと同時にメンテナンスの役目も担っていると思います。
…私ももう少し、有酸素運動はしておきたいところ…と思いつつ、出来ていない状態です( ̄▽ ̄;)。
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あと、個人的な意見ですが、「鏡を見る」という行為も「客観力」を高めるのに有効ではないかと考えています。
というのも、男性に比べ、女性の方が注意力に長けていると思うのですが、これには「鏡を見る回数」が関係しているのではないかと感じています。
鏡に向かって、毎夜毎夜増えてきた小ジワを数える…ようなことをするとストレスになってしまいそうですが、わずかな違いに気づくには、自分の容姿を正確に把握している必要があるからです。
私も男性…というかオッサンですが、最近、お肌の張りがなくなってきた気がするんですよね~(;´・ω・)。
スキンケアは男女共通して大事です(何の話だ?w)。
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ということで、最後は話が逸れてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
客観力を磨いて、健康なメンタルを保ちましょう。
今回の投稿は以上です。
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