どこまでが0で、どこからが1?
ビジネスや自己啓発の本には、よく「0と1の差は大きい」という表現が用いられています。
デジタルの世界では、2進数を用いることが多く、「0」と「1」しかないで世界にとっては、確かにこの二つの差は大きいですし、さまざまなデジタル機器に囲まれて生活している私たちにとっても同じように、大きな差であることは間違いないでしょう。
しかし、私たち人間を含めた自然界では、境界の曖昧なものも多く存在します。
今回は、そんな「0」と「1」にまつわる由無し事について書いていこうと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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「ゼロベース」は「完全なゼロ」ではなく「限りなくゼロ」
…当たり前と言えば当たり前なのですが、ビジネスでアイデアプランを練るときなどに用いられる「ゼロベース」という表現。
先入観にとらわれることなく、問題点を考えるための姿勢。(コトバンクより引用)
…実は相当に難易度高い要求水準ですよね( ̄▽ ̄;)。
すでに形成されている固定観念をなかったことにする…私は出来ません(笑)。
ただ、「0」のときの気持ちや感覚を残しておくことは出来ると思います。
例えば、noteの初投稿は、消さなければいつでも読み返すことができますし、読むことでよみがえる感性もあると思います。
ここから考えられることは、「1になる前に0を記録する」ことが、後々役に立つということです。
また、記録をつけることで、成長過程が可視化され、自己肯定感の向上にも有効なのではないでしょうか?
…もっとも、自己肯定感によって得た自信が「ゼロベース思考」を阻害する要因にもなるのでしょうけどね…(;´・ω・)。
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0から1にシフトする心理的ハードル
「悩んでいるくらいなら行動しよう‼」の意味で「0から1へ」という表現を用いる場合、行動に移せる方とそうでない方がいます。
これは、おそらくは「0」と「1」をどう捉えているのか?という固定観念が両者を分けることもあるのではないでしょうか?
行動に移せる方は、極端な話「ゴールを”100”とした場合の0と1」で捉え、行動を躊躇してしまう方は「ゴールが”1”とした場合の0と1」で二つの数字を捉えているのではないでしょうか?
だとするならば、後者にとって「0から1までの距離」は、前者にとっての距離よりも100倍の心理的な距離があるということになります。
これを前提条件として考えるならば、行動を躊躇してしまう方に必要なゼロベース思考は「1が遠いなら”0.5”や”0.33”という数値が存在する」ことに気づくことだと思います。
これなら、中間の数値をマイルストーンにして、「1」に進む心理的なハードルが下がるのではないでしょうか?
…結局同じじゃん(・ω・)、と思うかもしれませんが、そのマインドもゼロベース思考の阻害要件なのだと思う私は間違っているでしょうか…(;^_^A。
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距離感
今回の記事を書くにあたって、最初に頭に浮かんだネタは「0と1の間の距離もあるが、0にも1にも幅がある」というモノでした。
例えば、赤ちゃんは1歳になるまでに1年かかりますが、0歳の間、何もしていないわけではありません。
0にも、限りなく1に近い0があります。
この状態を、自分でどのように捉えるのか?
「まだ1ではない」と自分を叱咤するのもいいでしょうし「もう少しで1」と鼓舞してもいいでしょう。
一つ言えることは「どこまでも0」ということはほとんどなく、どんな事象も「1にならなくても前に進んでいる」ということです。
一つの0に固執するのもいいですが、まずは、多くの0を抱えてみるのも、人によっては大切なことかもしれませんね。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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