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将来へのプランを持っておく

不安に陥ることは誰にでもあります。

だから不安に陥ることは何もおかしなことではありません。

しかし、不安な時というのは精神的に落ち込み、判断力がにぶりやすいものです。そういうネガティブな考えを持ってしまうと、自己嫌悪に陥りやすくなり、前を向くことが難しくなります。

不安な時にどう対応するかは重要だけれど、不安な時に備えて、いかにして日頃から準備しておくか、ということも重要なことだと思います。

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昨日、世界一周旅行をしている日本人の少年と出会いました。まだ大学生で、今は学校を休学しているそうです。

彼は既に半年以上世界を巡り、今後南米を通って来年1月に帰国するそうです。その後は、復学して卒業を目指すと言っていました。

自分よりいくつも年下ながらとてもしっかりしていて、全てのプランを自分一人で考え、行動していました。世界一周旅行に備えて、フィジーで英語の勉強もしていたくらいです。

コロナ禍でイベントが相次いで中止され、若い人たちは友達との大事な交流の機会を失っていました。

そういった不満を抱える世代ならではの感情を知れ、苦しい思いを抱くと共に、そこからの飛躍を目指す彼の志を感じました。

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コロナ禍で世の中は大きく変わりました。

僕がいるジョージアでは既にマスクもソーシャルディスタンスも完全に撤廃されており、コロナ禍前とまったく同じ生活が見られます。しかし日本では未だにマスクをしていて、人々はお互いに距離を取って生活しています。

国によって大きく状況が異なる様子を知るたびに、どこでどうやって生活していくかという疑問が生じます。

日本の「変わらない」「変えようとしない」現実は、外から見るとどうしても滑稽に映ってしまいます。僕もニュースやSNSでそういった情報を見るたびに、海外に来て良かったとつくづく思ってしまいます。

同じ会社で定年まで働くことは今や普通ではなくなりました。

しかし、やはり転職というものに対する恐怖心はあるだろうし、会社員ではなくフリーランスに挑戦すると言っても、そこに高いハードルはあるでしょう。

ノリだけで乗り越えられるならそれでも良いかも知れないけれど、それが可能なのはごく少数の人だと思います。だから、結局将来への計画を立てた上で、それに則って進めていくことが大切になると思います。

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自分の理想ってなんだろう?

昨日会った少年は、研究所で化学者として一定の地位を築き、自分なりに満足した後、海外でダイビングをしながらゆっくり暮らしたい、と言っていました。

世界一周旅行をしていく中で、仕事を通してアイデンティティを高めることが大事だと気づき、楽するよりは努力をしてプロフェッショナルになることを目指したいと思うようになったそうです。

こういった再現性の高い理想を持つことはとても重要だし、この話を聞いて僕は彼の人生をとても応援したいと思いました。

とはいえ、計画通りに行くとは限らないし、その時々の感情を大切にすることは大事です。理想を実現しなかったからと言って悪いわけではありません。時代の波もあるし、時の運もあります。

だから自分の気持ちに寄り添いながら、時の流れを読んだり、偶然現れたチャンスを掴み行くことも大事です。

そういった計画が大切なのは、それ通りに実行することではなく、不安に陥って判断力が鈍った時の支えになるからだと僕は思います。

不安な時に備えておくための準備とは、理想を具現化して作った計画です。自分のことをよく知り、自分の理想を追求する。そういった考えを持っておくことが大事だと思います。

不安に陥ってネガティブになっても、何も考えずにその計画に沿って行動しておけば、いつか不安も解消できて、理想へ一歩近づけます。

少年との出会いから、ふとそういったことを思いました。


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それでは、また明日お会いしましょう!

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