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神社学的★note

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#エッセイ

神社学的☆命の連鎖の真っただ中にある責任

神社学的☆命の連鎖の真っただ中にある責任

神社に足を運ぶようになり、少しずつ僕は命の起源に思いを馳せるようになった。

同時にこの国の成り立ちや歴史にも興味をもち、その歴史を遡っていくと「古事記」にたどり着いた。

しかし当然だが「古事記」が日本の始まりではなく、そこに記録されるずっと前から僕たちの祖先は生きていて、神道や神社ができる前から、働き、食べ、眠り、だれかを愛し、子を産み育て、太陽や月や雷を神様として崇めていただろう。

たった

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神社学的☆「盛り塩」を考えた先に思うこと

神社学的☆「盛り塩」を考えた先に思うこと

街中でお店の入り口などに三角にとがった盛り塩をよく目にすることがある。

魔除け、清め、縁起物、風習・・・。

謂れはいろいろとあろうが、神棚にも同じように塩をお供えするのをご存じの方も多いだろう。僕はこの盛り塩の意味を「清める」というより「穢れを祓う」役割を果たすものだと認識している。

清めるのは穢れを祓わねば成り立たないものだし、そもそも「穢れ」という言葉は「汚れ(けがれ、よごれ)」の意味で

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神社学的☆自然という神との出会いが“自分”となる

神社学的☆自然という神との出会いが“自分”となる

僕が20代のころ見に行った演劇があった。とても前衛的な演出で、舞台上は怪しい光のもと、霧が立ち込め「うわぁ、すげえな。超神秘的だ!」なんて感動していました。

それから20年以上たった数年前、同じ演出者の手掛ける舞台に出かけたのだが、さすがに時の流れとともにその演出も磨きがかかり、さらに神秘的な空間が広がっていた・・・が、どうしても僕は以前のような感動をすることができなかった。この光は照明であり、

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神社学的☆神社は歴史と信仰を学び感じるスイッチ

神社学的☆神社は歴史と信仰を学び感じるスイッチ

この神社はどんな神様をお祀りしてるのかな。

気になる神社ができたら、ぜひそこに祀られその土地を守ってくれている神様のことや、その神社の歴史を調べてみると面白い。

僕は若いころ、半ば放浪のごとく海外を旅したことで、そもそもなんで僕は生きているのかな? この世の中に僕は必要なのかな? ということを考える時間を持つことができた。

ステレオタイプの価値判断や流行の中で何かに興味を持つことより、自身が

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神社学的☆日本の神様に出会うために山に登る

神社学的☆日本の神様に出会うために山に登る

あああ、今すぐにでも山に登りたいw 

山登りが好きな人にとっては気温が上がりすぎる前の春、最高の山日和ですな! 

ということで今回は、山登りと日本人・・・

というと大袈裟かもしれないが、日本人にとっての御山の在り方について。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」との趣旨で一昨年から8月11日が、「山の日」という祝日となる。かつて登山といえば、大学や社会人の山岳部・山岳会を中心とした

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