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多様性の科学、を読んだ。

多様性という言葉に食傷気味なアナタにオススメしたい1冊。

サブタイトルの「画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」にもあるように、組織論の本であることがわかる。名著「失敗の本質」のような、偏重傾向にあった組織が大失敗した具体事例も紹介。

マシューさんも近しい著作があったようだ。さて本著の紹介に戻ろう。

特に興味深かったのは、巨大な組織になればなるほど画一的になりやすい傾向があるということ。自分の思考に近しい人の絶対数が増えるわけで、結果的に似通った人の集団ができ、偏重するらしい。類は友を呼ぶということ。

驚愕したのは、「使用しているブラウザと離職率の関係」について。デフォルトのサファリやIEで業務をしている人は、現状改善の意識が低く離職しやすい傾向にあるという事実。よく調べているなと感心してしまった。

とまぁ、他にも紹介したいことは山ほどあるが毎度のネタバレになってしまうので、興味のある人は是非手にしてみてください。会社の研修用として頒布するにも非常に良いと思います。

多様性という便利な言葉のお話は、こちらで綴っております。ではでは。


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