マチズモを削り取れ、を読んだ。
武田砂鉄さん、まだ彼のラヂオを拝聴したことがない。
地元の図書館では割合早めに新刊が蔵書されるので非常に有難い。とはいえ、買わずに読んだ本を一丁前に評するという行為が毎度後ろめたい。さておき、今回も砂鉄節炸裂!という感じであっという間に読み終える。
マチズモ。聴き慣れない言葉かもしれない。毎度のごとく調べてみよう。
ラテンアメリカで賛美される「男らしい男」を意味するスペイン語のmachoから。男っぽさ。 誇示された力。 男性優位主義。
日本社会に跋扈する「男性優位主義」に鋭く切り込む。自分は思い切り体育会系だったので、読みながらどこか居心地の悪さを感じた。ただ、2021年における現代では、彼の指摘する通りに時代遅れの考え方なのだと思う。
章立てで紹介すると、
となっている。
先述の通りに自分は体育会系だったので、正直なところ「そこまで厳しく言わなくても...」という部分はあった。ただ、念の為に申し添えるとガチの体育会系を経験しているからこそ、その危険性も理解しているつもりである。
「つもりである」こと自体が実はヤバいのではないかとビクビクしてしまうが、清濁併せ呑むことも確かに必要だし、暫くは無くならないことだと思うので、何事も加減だということにしておく。(これも批判対象になりそう)
最近思うのは、文化や慣習には必ず「惰性」が存在し、意識は既に変革していても、実態の変化にはタイムラグが伴うということ。なので、理不尽なマチズモが滅失するにはもう少し時間がかかるのではないか、とみた。
砂鉄さんの文体には好き嫌いがハッキリ分かれると思う。自分のように日常生活で毒を吐きがちな人(?)には問題ないが、そうでない人には刺激が強いかも。度数の高い薬用酒のような感じだろうか。比喩が違うか?w
過去に拝読した書籍もいくつか紹介していこう。
忘れていたけど、結構読んでいた(笑)。
明日で今週もひと段落、地域によっては台風で天気が荒れるので、外出予定の方は、どうぞご安全に!
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