ゆるい職場、を読んだ。
若者が職場で抱えている問題は、不満よりも不安が多い。ブラック(企業)という概念からはじまり、過度な自己防衛意識で、部下や後輩を質すことが難しくなった..否、できなくなった今、結果的に多くの職場が「ゆるく」なってしまった。
履き違えた優しさは、若者に不満ではなく不安を抱かせることになる。彼らは、はたしてこのままで良いのか?という将来に対する漠然とした不安を日々募らせてゆく。あらゆる情報を取得しやすくなった今、容易く外の環境を知り、比較してしまい、焦り、そして辞める。
なにひとつ保証されていない現代社会で、成長を実感できないことは、筆舌に尽くし難い不安を醸成させてしまうのだろう。
とりあえず飲み行こう。これで解消できるのは、不満であり不安ではないと書いてある。その通りだと思う。お酒の力を借りて一過性の対処療法で有耶無耶にしてしまうのは、抜本的な解決に取り組んでいない。
不満の解消と異なり、「不安」の解消は管理職個人だけでは問題の構造的に不可能なのである。*本文より抜粋
読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。